知ってほしいアロマの知識に、光毒性という反応があります。
ベルガモットやグレープフルーツに含まれる成分、
フラノクマリン類には、光毒性があり、
これは紫外線に当たると紅斑などができる。
成分と紫外線の反応だから誰でもおこりうる。
フラノクマリン類が除去されている精油が販売されている。
などと、お伝えしています。
フラノクマリン類は、
光毒性だけでなく
血圧や血液サラサラの薬の相互作用で知られています。
グレープフルーツジュースのフラノクマリン類が、
医薬品の代謝酵素の働きを阻害するため、血中濃度が高いままでいる状態(増強)になります。
反対に、
セントジョンズワートは代謝酵素をどんどん出させる作用が(誘導)あるので
お薬の効き目が減弱します。
どちらも私が飲んでる薬が該当しています。
植物って面白いですね~。
自分が薬の世話になってみて、今まで他人事だったのに、
自分事になり、講座の説明にグッと説得力が上がりました。
(↑画像右上の黄色い花はセントジョンズワートです)
ジュースは関わるけど精油は関係ないよね?という不安と疑問が
湧きあがり、フラノクマリン類を調べてみました。
今さら知ったの?とお叱りを受けそうですが、
やはり、医薬品との相互作用を狂わす本体が、
精油にも含まれている成分(フラノクマリン類)。
精油は飲用しないので、薬物代謝酵素に影響はないと思いますが
いろいろと厄介なヤツです。
その中で驚いたのは、
「グレープフルーツジュース200mlほどの量でも、相互作用は長くて3~7日は持続する」というものです。
ということは、
薬を飲むときだけ一緒に飲まなければ良い、というものではなくて
今の投薬が続く間は、ずっとグレープフルーツジュースを飲めないんだと知った次第です。
たまに、グレープフルーツゼリーが食べたくなるのですが、
あれはグレープフルーツの香りがする砂糖水みたいなもんだな、
成分も入っているか分からない程度だろう、
と思うこともありますが、一応食べないことにしています。
皆さんはどうしていますか?

そういえば、駅までの帰り道に
途中で胃薬を買ったのも思い出しました。
あの頃、逆流性食道炎だと思っていたのです。
ということは、
この後が胃カメラ検査をしたのかな?など、
少しづつ時系列が思い出せなくなってきましたが、
一つ一つは、しっかり覚えています。