グレープフルーツと私のくすり | 小さな花のひとりごと

小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

 

知ってほしいアロマの知識に、光毒性という反応があります。

 

ベルガモットやグレープフルーツに含まれる成分、

フラノクマリン類には、光毒性があり、

これは紫外線に当たると紅斑などができる。

成分と紫外線の反応だから誰でもおこりうる。

フラノクマリン類が除去されている精油が販売されている。

などと、お伝えしています。

 

フラノクマリン類は、

光毒性だけでなく

血圧や血液サラサラの薬の相互作用で知られています。

グレープフルーツジュースのフラノクマリン類が、

医薬品の代謝酵素の働きを阻害するため、血中濃度が高いままでいる状態(増強)になります。

 

反対に、

セントジョンズワートは代謝酵素をどんどん出させる作用が(誘導)あるので

お薬の効き目が減弱します。

 

どちらも私が飲んでる薬が該当しています。

植物って面白いですね~。

自分が薬の世話になってみて、今まで他人事だったのに、

自分事になり、講座の説明にグッと説得力が上がりました。

(↑画像右上の黄色い花はセントジョンズワートです)

 

ジュースは関わるけど精油は関係ないよね?という不安と疑問が

湧きあがり、フラノクマリン類を調べてみました。

 

今さら知ったの?とお叱りを受けそうですが、

やはり、医薬品との相互作用を狂わす本体が、

精油にも含まれている成分(フラノクマリン類)。

精油は飲用しないので、薬物代謝酵素に影響はないと思いますが

いろいろと厄介なヤツです。

 

その中で驚いたのは、

「グレープフルーツジュース200mlほどの量でも、相互作用は長くて3~7日は持続する」というものです。

ということは、

薬を飲むときだけ一緒に飲まなければ良い、というものではなくて

今の投薬が続く間は、ずっとグレープフルーツジュースを飲めないんだと知った次第です。

 

たまに、グレープフルーツゼリーが食べたくなるのですが、

あれはグレープフルーツの香りがする砂糖水みたいなもんだな、

成分も入っているか分からない程度だろう、

と思うこともありますが、一応食べないことにしています。

皆さんはどうしていますか?