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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

国民健康保険者証などが窓口で即日交付できず!

原因はプログラムの改修漏れ、という市の説明。
7月9日に発覚し、12日に議会宛てに文書で報告がありました。
従来なら、各会派・議員に直接連絡があり、説明がなされるのですが
まったく連絡も説明も、ありませんでした。

また、この手のミスはこれまでも何度も繰り返されてきましたが、
今回は「資格証明書を交付したので影響はない」という報告内容。
あるいは、内容・原因や対応などの報告が記されているものの
「二度と同じことを繰り返さないための対策」というのがありません。

今回は住民基本台帳法が改訂されたことによるプログラムの変更がおこなわれ、
その改修作業におけるミスといえますが、
●住基台帳の電子化が完璧ではないこと
●システム業者の選定の問題
●責任の所在があいまい
●ミスを繰り返さないための工夫
などが、いつも問われてきました。

私は常々、同じ過ちを犯さないために何をなすべきなのか、
根本的な問題解決をはかるべきだと、主張し要望してきました。

今回の原因は、①プログラムの改修漏れ②システム改修後の動作確認の不備、
ということで、不可抗力の事故ではなく、ありていに言えば、単なる手抜きによるミスといえそうです。

しかし、事故の報告文書(A4裏表)には、誰が責任を負うのか書かれておらず、
再発防止のために、今後何をしていくのかも皆無です。

無責任というか、誰も責任をとりたくないという官の特性が常態化していることに
愕然とします。

不祥事には「厳罰」でもって処している市長サンですが、根本的な課題に早急に取り組んでもらいたいと願います。
ロンドン5輪に出発、男子はビジネスクラス、女子はプレミアムエコノミー席で。

この格差は何?
基本は、サッカー以外のどの選手も同じ条件であるべきだと思います。
各協会によって予算があるのかもしれませんが・・・
昨年のワールドカップで優勝し、その後も実績を残している女子サッカーチームと、
壮行試合で引き分けた男子チーム。

11日、両チームは同じ便で、ロンドンに向けて出発。

五輪選手は、基本はエコノミークラスでイギリスまでの12時間を移動することになっているそうですが、
日本サッカー協会が独自に費用を出して、グレードアップさせたそうです。
男子には1200万円、女子には200万円とのこと。

フェアであるべきスポーツの世界にも、露骨な(不合理な)男女の差別が
未だに解消されていないのは、非常に情けなく、腹立たしいことです。
またまた、日本は汚点を残してしまった。

現地に着いた時点での疲労度は当然、差がついているでしょうが
こんな仕打ちにめげることなく、悔いのない良い試合をして欲しいと思います。



プロの紙芝居に大人も子どもも魅せられて。

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夕刻、箕面駅前の一角で珍しく人々が集まっていました。
おや?と思ってみたら昔ながらの紙芝居の上演中。
おじサンの巧みな口上に老若男女が引き寄せられていました。

紙芝居は箕面の風情によく似合う。
日頃は携帯やパソコン、TVなどデジタルなものに慣れている
若い人たちや子どもたちにとっても、
超アナログな紙芝居は、
昔、寝る前に読み聞かせてもらったお話の世界にフィードバックできるのかも。

ストーリーはいたって古典的なものでしたが、
味のある語りと動かない絵は想像力を豊かにしてくれると思います。

久々にほっこりするひとときでした。

ほとんど付託案件外(その他の質疑)に集中。


以下は質疑の抜粋です。

◆市の放射能対策について
大飯原発の再稼働をにらんで、あってはならないが万が一事故が発生したときには安定ヨウソ剤の備蓄などをどうするのか。
市は、実際に活用するとなるとタイミングの判断ができず、国・府の指示を仰ぐ、という答弁。・・・しかし、何でも国任せでよいのか?国の判断が遅れてしまったら、助かる命も危うくなる可能性があります。平時から、いざというときに備えて研究しておくことも大切だと思いますが・・・

また、市では市民の要望や活動が後押しとなり、市内の全域で放射能測定を行いました。
いざというときに数値の変化を比較することができます。
これは市民グループが自主的、定期的な測定をおこなっているのと同じ考え方です。

食の安全やとりわけ子どもたちに及ぼす影響が大きいため、
学校や園での給食食材についても十分な安全確保をおこなって欲しいと思います。


◆公共施設の管理事業
市の127の施設管理業務を一本化して発注。
業務別に業者がエントリーできる希望業務選択型の入札を総合評価方式で行う。
総合評価方式による本格的な入札は、この事業から始まるといえそうです。
私は長らくこの入札制度が実施されるよう提案・要望してきたので、
今回の入札をしっかり見届けていきたいと思います。


◆箕面市障害者事業団による臨時職員の雇い止め問題
臨時職員のAさんが、雇い止め(雇用契約の更新をしないので、実質的にはクビという状態)になり、その理由や経緯が納得できないため、労働組合に加盟して取り消し=職場復帰を求めています。
その概要が、先日労組から議会あてに届きました。

この件で、無所属の委員が質疑を行いましたが、
市の答弁は当事者らの内容とかなり食い違うものでした。
その内容を聞いていると、どうやら当事者らに確認したようではなく、
市は事業団からのみの情報に基づき答弁し、その答弁をうけた委員も市の答弁を鵜呑みにして、事実経過を判断し、「組合の行動や主張はけしからん」と議会で述べておられました。

聞いていて、よく言えば調査不足、悪く言えば市の代弁者だなぁと感じたのは私だけでしょうか?

私はこのケースのように大変重大な問題で、双方の意見がまるで食い違う場合には、
(あきらかに事実が明白なビデオやテープがある場合を除いて)
双方や関係者の言い分を聞き、総合的に判断してから、議会(という公の場)で
発言すべきではないかと思います。
少なくとも、私はそうしたいと考えています。

とうことで、この件はもう少し調査してから報告します(^^)
文教・民生の各常任委員会は、お昼の休憩前に終了。

6月議会は、案件が少ないうえ、時期的に”心ここにあらず?”なのか、
付託案件外についても議論が少なく、両委員会は昼食前に終了。

◆6月7日(月)文教常任委員会(おもな議論)

*自転車の安全講習の実施について・・・3年前に市内の中学生が自転車事故で亡くなり、そのご遺族が自転車の安全教育に役立ててほしいと寄付の申し出をいただいた。そのご遺族の意志を尊重し、小1~中3までを対象に自転車の安全講習のデジタル教材を作成するためなどの補正予算が計上されました。

私も2月議会で、自転車の安全講習や学習は一部の学校だではなく、どの子にも公平・平等に安全教育がゆきわたるようにと要望していたので、市の方向で進められていることは評価したいと思います。
二度と悲しい事故に遭わないよう、被害者にも加害者にもならないための取り組みを、という意見も寄せられました。


*金環日食の日、登校を1時間30分繰り上げて、観察授業をおこなったことについて

当日、わき見運転などの事故への懸念、理科への関心をはぐくむ、などの目的で全小学校で7時登校が実施され、子どもたちには観察グラスが全児童に配られた。

この授業の意義は大きいですが、共産党議員から早朝登校が、各学校からの提案ではなく市教委からの指示で行われたことに対して、大阪府教育基本条例、同職員基本条例制定との兼ね合いで、懸念するという意見がありました。

*箕面版学力・体力・生活状況総合調査について
国が実施するテストとは別に、箕面市独自のテストを小1から中3までに全学年で実施。
また、テストは業者が作成するものを用い、採点・分析も業者が行います。
このテストの目的について、市は総合的な到達度の把握による教員の指導力・授業力の向上、学校別・学年別・個人別のデータを蓄積させることで、経年変化を見ることができ、継続的な子どもの総合力の育成を進める、としています。

しかし全国学力学習状況調査の結果データがあり、課題は明確になっています。
また、家庭環境と学力との相関関係なども明らかになっていますが、
就学援助や奨学金制度は改悪されたままになっています。

また、複雑な家庭事情に対応するためには、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーを増強するなどの課題もあるかと思います。

日々のミニテストを実施することで、担任は一人ひとりの子どもたちの苦手な個所をつかむことができ、即座に授業改善に生かすことができますが、
到達度のテストを1月・2月に実施しても結果が出るころには、もう新学期となってしまい、タイムリーに授業に生かすことにはならないでしょう。

さらに、このテスト結果がことさら重視され、芸術分野はますます軽んじられるかもしれません。
体育もこの体力テストが重視されれば基礎体力のアップに力点が置かれ、
スポーツマンシップやチームワークづくり、あるいはスポーツを楽しむことから遠のいてしまわないかと憂慮します。

子どもたちをテスト漬けにし、学校や学級ごとのデータは開示請求の対象にならないのか、
といった観点からの議論はありませんでした。

なお、学校生活アンケートは市教委と学校が作成し、学校が集計するとのことですが、
生活状況調査は民間業者が分析まで行うので、前者と後者のアンケートはリンクしないようです。
いじめの問題は根が深く、まこのような一斉アンケートで、どこまで本音の部分が聞き出せるのか・・・

委員会を傍聴していて、よい意見交換もありましたが、まだまだ議論が尽くせておらず物足りなさを感じました。

ある委員が「なぜ苦手科目があるといけないのか?」という質問に対し、
「劣等感を持たずに強く生きていけるように」という市教委の回答がありました。

また、下学年のクラスで授業を受けている子は、保護者と相談してテストを受けるか否かを決める、とのことのようですが、学校生活アンケートをどうするのか、
彼らへのきめ細かな指導はいったいどうなるのか、
生きる力はどのように育むのか、という課題は議論にもならず、傍聴していてシラケてしまいました。


「共に支えあい、生きる」教育が後退しないよう、今後も注視していきたいと思います。


また「分かる子が、分からない子に教えてあげる」ことで、教える子にとっても、問題の整理ができ、分からない子も子どもの目線で教えてもらうことによって、理解がアップする、という取り組みをおこなっていた犬山市の視察が思い浮かびます。(もう4年くらい前のことでしたが)

生き生きと、はつらつとしていた子どもたちの輝きが忘れられません。