国民健康保険者証などが窓口で即日交付できず!
原因はプログラムの改修漏れ、という市の説明。
7月9日に発覚し、12日に議会宛てに文書で報告がありました。
従来なら、各会派・議員に直接連絡があり、説明がなされるのですが
まったく連絡も説明も、ありませんでした。
また、この手のミスはこれまでも何度も繰り返されてきましたが、
今回は「資格証明書を交付したので影響はない」という報告内容。
あるいは、内容・原因や対応などの報告が記されているものの
「二度と同じことを繰り返さないための対策」というのがありません。
今回は住民基本台帳法が改訂されたことによるプログラムの変更がおこなわれ、
その改修作業におけるミスといえますが、
●住基台帳の電子化が完璧ではないこと
●システム業者の選定の問題
●責任の所在があいまい
●ミスを繰り返さないための工夫
などが、いつも問われてきました。
私は常々、同じ過ちを犯さないために何をなすべきなのか、
根本的な問題解決をはかるべきだと、主張し要望してきました。
今回の原因は、①プログラムの改修漏れ②システム改修後の動作確認の不備、
ということで、不可抗力の事故ではなく、ありていに言えば、単なる手抜きによるミスといえそうです。
しかし、事故の報告文書(A4裏表)には、誰が責任を負うのか書かれておらず、
再発防止のために、今後何をしていくのかも皆無です。
無責任というか、誰も責任をとりたくないという官の特性が常態化していることに
愕然とします。
不祥事には「厳罰」でもって処している市長サンですが、根本的な課題に早急に取り組んでもらいたいと願います。