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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

駅前整備やサンプラザ、まちなかの緑の問題から農業、
介護保険制度まで多岐にわたる話で盛り上がりました。


この日は、あまりお知らせができなかったので、
はたして何人くらいご参加くださるかしら?と思っていましたが、
気が付けば、事務所が一杯に。(まぁ、狭い事務所なのですぐに埋まってしまいますけれど)

「ほっと・サロン」では毎回、とくにテーマを決めずにご参加くださった方々から、
関心をもっておられることをお話ししていただく、という方法をとっています。

駅前の整備、とくにシェルターの実用性が低い、ということから
誰があのようなデザインを決めてしまったのか、
高齢者や障がい者、ベビーカーにとっては、雨の日はとても不便。
市民のことを思いやっていないのでは?というご意見には、異口同音に頷かれていました。

新稲の雑木林が根こそぎ刈り取られ、無残な姿になっている。
「まちなかの緑」というなら、何とかできないのか。
これについては農地法の説明をしましたが、やはり、市民感覚では納得できない問題。

これからは「食」の問題を真剣に取り組むべき、
地産地消でエコにもつながる。
若い人も仕事として成り立つようにすればよいのに・・・
ごもっとも。農業サポーター制度など、市の農業委員会が取り組んでいることなどを説明しましたが、
やはりまとまった農地がないと、生計を立てるまでには至らない・・・
販路も重要な課題ですが、小規模な青空市だけでは足りず、
彩都の「みまさか」のような品揃えと常設の市場があればよいのですが。

介護保険の問題では、現場から切実な声を聞かせていただきました。
3年ごとに「改正」される保険制度。
今年度の「改正」は、3月半ばになってようやく具体的な運用面での詳細が見えてきましたが、
その内容たるや、あまりにも現場を見ていないものばかりです。
「60分の家事援助が45分に」「買い物は5分で」「利用者に洗濯機を回してもらっておけば、干すだけだ」「90分のサービスのうち、サービス給付は70分。20分はサービス労働?」などと納得いかないというか、現実ばなれした内容のオンパレになっています。

事業所泣かせ、介護労働者泣かせ、利用者泣かせと、評価できる部分はほんの僅かしかありません。

国(厚労省)の問題が大きいのですが、
こんなことではこれからの高齢化時代、どうなっていくのだろう・・・
お金のない高齢者はサービスを受けたくとも受けられない、ということに?!
GDP第3位の日本がなぜ、こうなるの?

と暗い面持になりますが、
地域で仕事をつくり、地域でお金を使う、循環型社会を箕面で創ろう!
と前向きに考えようということで、この日はお開きになりました。
皆さんからいただいた力で、さらにパワーアップしてガンバリます!

会場に市内外から友人や知人が駆けつけてくれたり、
長らくご無沙汰だった人たちのお顔も。
本当にありがたい。

それとやはりこの箕面から政治を変え、まちづくりをしよう!
という人たちの熱気を感じました。

国の政治も混沌としていて、先行きが見えず、
政治に対する不信感は「維新の会」などの台頭に拍車をかけています。

従来の既成政党ではない、あらたな政治の流れに対する期待感が、
「維新の会」などの地方政党を後押しする風になっているのでしょう。

しかし、現実にはどの自治体選挙でも
自民党員が「維新の会」の着ぐるみを着ているだけで、何も変わらないようで・・・
「何をしたいか」ではなく「選挙で上位当選するため」の戦術として
「維新の会」として立候補する、というようになっているのは、とても残念。

また、無所属で選挙を闘い、
当選後に既成政党の会派に入る、というケースもあります。
要するに、自分の主義主張をオブラートで包み、
無党派を装って、ちゃっかり票をゲットし、
当選後は「寄らば大樹の陰」というどうしようもない候補者や、

一人では、自律した活動ができないので、
会派にぶら下がる。

あるいは、独り立ちできるようになれば、
後輩の育成という面倒くさいことからサッサとエスケープする、
というパターン。

こんなことがないように、どうか市民の皆さん
厳し~く、各候補者をチェックしてください!!


テーマ「今、改めて”社会保障”について考える」

豊中市庁舎の会議室で、約40名が参加。

第一部は木下秀雄さん(市立大学大学院研究科教授)
「日本の社会保障~歴史と現在、そしてこれから」
 日本における社会保障の意義、「権利としての社会保障」について、
 生活保護が受給できずに(または受給せずに)餓死や孤立死するケースは
 珍しい事象ではなくなってきたように思います。

 社会全体の中の「財源」と「税」または「保険料」として徴収された「財源」の中から
 どのように「社会保障財源」に充てていくのか。

 社会保障のあり方を北欧型かアメリカ型か、どちらを選択していくのか、
 かつての「企業福祉」が壊れ、「家族負担」の限界があるなかで
 具体的にどのような社会保障政策を選択していくのか、問われています。

第二部は介護保険制度の課題について

第三部は「ソーシャルインクルージョン(社会的包摂)」をテーマに

①「生活保護~その制度と実態」
 講師:小久保 哲郎さん(弁護士)
 
②「豊中市の取り組みについて~パーソナル・サポート事業を中心に」
 講師:西岡 正次さん(豊中市市民協働部理事)
    勝部 玲子さん(豊中市社会福祉協議会)


生活保護をめぐっては、不正受給がクローズアップされることが多い。でも、
不正受給世帯は1.54%にすぎません。
1.5%を見逃せという意味ではありませんが、
そのために98.5%の本当に必要としている人たちや、
受給をためらう人たちの問題を冷静に考えなければならないと思います。

生活保護受給者の割合(保護率)は、(1995年)の0,7%に対し
2011年7月は1.6%で、ピーク時(1951年)は2.4%でした。
年々増加傾向にあるものの、受給者の割合は、他国と比べて格段に低い、とのことです。

ちなみにドイツでは9.7%、フランス5.7%、イギリス9.27%
スウェーデンでは4.5%です。
他国と比べても日本の保護率は非常に低いという数値になっています。

非正規雇用の増加で、失業保険が受給できず、
実際に失業者の2割しか保険が機能していないというデータもありました。

就職活動や生活再建などの「敗者復活」が可能となる制度設計が必要であると痛感します。

これから少子・超高齢社会が進み、単身世帯も増え続けます。
自立と共生の社会、まちづくりが急務です。


パーソナル・サポート事業については、豊中市はずいぶん進んでいると感じました。
「ハローワークは、仕事を斡旋するが、就労支援は行わない」
就労支援としてハローワークにつないでいる、という箕面市の行政の説明を
しばしば聴いていた私にとっては、ある意味カルチャーショックでした。

行政にできない支援を民間団体が担い、
身を粉にして向き合う姿勢には脱帽。
箕面の取り組みについて、大きなヒントをいただきました。






いろいろとパワーをいただきました。

14日(土)の午前中は定例街宣の日。
大飯原発の再稼動問題をはじめ
議員の定数削減や報酬見直しだったり、国保や介護保険料の値上げなどの
具体的に暮らしに係わるテーマを扱ったため、結構ニュースの受け取りが
良かったように思います。

15日(土)は、元日本軍兵士としてシベリア抑留を経験した安田肝貫三さん(88歳)
を囲んでお話を聴く集いに参加しました。
達者なお話とよく整理された詳細な資料を携えて神戸からお越しいただいた、とのこと。
歴史的事実を後世に残したい、という責任感や執念を感じました。
シベリア抑留といえば、私を応援してくださった故鈴木祥蔵先生(関西大学文学部)も
ご自身の体験を本にまとめられていました。
壮絶な環境下での民主化運動が綴られており、
先生が教育と社会体制について論じておられた原点が、よく理解できたのを思い出します。

またこの日は夕方から、
大谷信盛衆議院議員と市民の方々との放射能汚染がれきの広域処理について
意見交換会があり、私も少し覗いていました。
かなり専門的に勉強されている方々が数十人集まっておられ
活発な意見交換がなされていました。
とりわけ、
・セシウム表記ではなく、ベクレルで示すべきだ。
・島田市でおこなわれた実験結果を公表してほしい。
という要望について、早急に検討し、回答する。またこの日の要望や意見は
必ず政務三役に報告する、との約束をいただきました。
また、まず現地の復興・健康を考え、その延長線上で関西ほかの
住民の命や安心があると受け止めている。との議員の考えについても一同、納得。

混迷する政府首脳陣ですが、住民の思いに傾聴いただければと願います。

17日から、知人らがパステル画の個展を開いています。
(於:「ラグドール」西小路踏み切り手前の画廊)

私も時間があるときはパステル画を描いていますが、
未だビギナーの域を出ません。
そのうちグループ展などに自分の作品を出せればよいですが・・・いつになることやら。
「自分の健康は自分でつくる」ことの大切さ、
自然を食事に採りこむ「食養」で、健康に。



健康料理研究家の丸山光代さんは今年97歳。
でもお肌はピカピカ、お話も達者で、とても実年齢には見えません。
昨日はあるサークルで、お話を聴く機会があり、
とても豊かなひとときを過ごしました。

子ども時代から病気がちだったそうですが、
結婚後に食養家の桜沢如一氏から手ほどきを受け、
食養料理に目覚めたそうです。

①無添加、有機栽培、生活している環境下で採れる食材を使って料理すること

②玄米食のススメ(食物繊維や栄養があり、よく噛むことで顎にもよい)

③自然を丸ごといただく

④素材を活かした調理(簡単料理法)

⑤白糖は使わない

⑥人間の固体より大きいお肉は食べない
 ⇒牛などの肉よりは鳥のほうがよい。

以上のような興味深いお話を伺いました。
生活している気候・風土で育った食材が人の身体に合っていること。
四季のお野菜には、理にかなった働きがあって、
そもそも日本の食文化は、それを大切にしていたと思います。

夏野菜は身体を冷やす効果があるし、
朝食べればよいものや、貧血に効果的なものなど
健康状態に応じて、食べ物で調整することもできます。

本来、食育とは、暮らしに密着し、
体質改善を自ら成し得るための「生きる力」を育むものだと思います。
同時に安全な有機野菜による「地産地消」が実現すれば理想的。

お話のなかでは、食物連鎖で魚の安全が気にかかる、
ダイオキシンや放射能汚染が心配だということも話題にのぼりました。

さて、私は高校生の頃あたりから、
無添加・無農薬にこだわった食事を心がけてきましたが
玄米ごはんだけは、なかなか馴染めませんでした。
今回、玄米スープや玄米粥のレシピを拝見し、
これなら続けられそうな気がします。

また、玄米は食物繊維や栄養があるだけではなく
よく噛むことで嚥下にも効果的で、介護予防にもよさそうだし、
まさしく”スーパー食材”とよべると思います。

まぁとにかく、元気な97歳の丸山さんからパワーをいただいたひとときでした。