「四谷天窓」というライブハウスは、ミュージシャンの間では有名ですが、四谷から高田馬場に移転して何年もたつのにいまだに「四谷天窓」と言っている、初めての人にはちょっと分かりづらいハコです。
が、企画は面白い。私が見た中でも、ホストバンドを招いてメインのアーティストだけが交代していくイベントとか(楽しかったけどトイレに行く時間がナイ…)、行ったことのある人は分かると思いますが客席の後方に居酒屋のようなお座敷があって、そこをステージに使ったツーマンライブとか(大きなホールでメインステージ・サブステージというのは何度か見たことあるけれど、お座敷をステージにするのを見たのはこの時だけです)、単なるブッキングではない企画を色々打ち出しています。
4日はゆーじさん企画「ボクと私のストリート」。名前の通りストリート活動をしているアーティストが集合したイベントでした。ゆーじさん自身が個性的なためか(?)多彩な面々が集いました。
福田翔子さん(O.A)
http://63.xmbs.jp/skp126/
Opening Actなので2曲だけだったのが残念。シュールでカワイイ、しかも面白い。
藤原右裕(フジハラ ユウスケ)さん
http://yusuke-fujihara.blogspot.jp/
調理師ンガーにして栄養士ンガーなのだそうです。優しい歌声と楽曲に強さが加われば、多くの人の心に響くアーティストになることでしょう。
長内映里(オサナイ エリ)さん
http://ameblo.jp/eri-blog312/
透き通った突き抜けるパワフルな歌声、人に媚びない、ROCKな匂いのする、それでいてピュアな楽曲、魅力あふれるアーティストでした。
佳代さん
http://ameblo.jp/kagakayo/
「自虐シンガー」と自称するも、そのエンターテイメント性は抜群。いいくぼさおりさんを彷彿とさせる弾き語りっぷりの一方、楽曲はナイーブで、聴く者の心の琴線に触れてきます。シングルライフを生きる者たちの代弁者ともいえる存在です。
岩間渉さん
http://ameblo.jp/wataru-iwama/
ストレートな表現力で聴かせる男性シンガー。アコギ弾き語りながら、「水で割らない」ROCKな味のするステージでした。
ゆーじさん
http://ameblo.jp/younet5808/
季節は夏。麦わら帽子かぶってチャリンコ乗って海に行っちゃおう!という気持ちになるステージ。何気ないことが大切、という、ひとつ間違えるととてつもなく陳腐になってしまうテーマを聴く者の心に届く形で表現できるアーティストです。
まあ、これだけ個性的な面々が揃うと、観客の方も個性的で…。長内さんとイベントで共演する予定の子供さんから、わりと年配の方まで、年齢も性別も様々。でもみんな音楽好きであることは共通するようで、初めてのアーティストでもいい演奏にはしっかり反応してました。
目当てが終わると帰る人もあまりおらず、歌なんか聴かないで写真ばっかり撮ってるようなヤツも見た限りではいませんでした。
こういう観客だとアーティストもテンション上がるでしょうし、イベントも一層楽しいものになります。その意味でも好感度の高いイベントでした。