【P.S.】 2016.7.9
ドラマ半沢直樹や、下町ロケットの原作者としても有名な池井戸潤氏の最新刊…
陸王 りくおうが昨日7月8日(金)に発売となりました。
物語の舞台は埼玉県行田市で、老舗足袋メーカーの挑戦を描いた作品です。
かつて全国の足袋生産量の8割を誇ったという「足袋のまち」には今でも足袋・衣料品の製造会社や古い足袋蔵などが点在してます。
以下の記事が「陸王」を読んで行田市に興味を持って訪れる方の参考になればと思います。
ぜひ何度でも足を運んで町の魅力を味わってくださいませ!(・ω・)/
先日お知らせしていた行田市のイベントに参加してきました!
第12回 ぎょうだ蔵めぐりまちあるき 2016
日時 : 2016(平成28)年5月21日(土)・22日(日) 10~16時(22日は15時まで)
受付 : 足袋蔵まちづくりミュージアム(埼玉県行田市行田5-15)地図
主催 : NPO法人ぎょうだ足袋蔵ネットワーク http://www.tabigura.net/npo.html
最寄り駅は秩父鉄道・行田市駅で南口から徒歩3分ほど。
バスだとJR吹上駅から朝日バスに乗車「商工センター」「行田本町」下車徒歩3分です。
行田市内には無料駐車場も用意されているのでそちらを利用してもよろしいかと。
ワタクシの場合バスターミナル駐車場に置いて徒歩5分ほどでした。
今日は2日間開催される初日ということで開会式が開かれました。
主催のNPO法人ぎょうだ足袋蔵ネットワークの代表・朽木さんや商工会議所会頭のご挨拶ほか、スタンプラリーポイントの蔵に関する説明などなど。
ワタクシ最近は2日目にしか参加出来なかったので初日のこういう光景、新鮮です。
なんだか出陣式のような感じでいいですね。
さっそく受付で200円を払ってスタンプラリーの台紙を頂きます。
これには各種割引き・無料券、ボンネットバスの乗車券が付いているのでかなりお得です。
スタンプラリーには興味ないけど、蔵めぐりはしたいという方も必携です!
(裏側が分かりやすい地図になっていて資料的価値もあり)
さて。イベントの内容をザックリいうと…
行田市内に点在する蔵や貴重な建物を巡りながらスタンプラリーをしたり、そのポイントごとにワークショップや展示、手づくり品・グルメ販売などがあったり、その道中の協賛店で特典を受けられたり、希少なボンネットバスに乗って行田市内をまわったり、楽しみ方はさまざま。
蔵を巡る順路は特に決まっていないので自由に歩き回ってOKです。
もちろん途中参加・離脱も自由。2日間に渡ってゆっくり巡るのもいいかも知れません。
スタート地点の蔵では藍染め足袋デザインコンテストが開催されていたのでさっそく投票しました。
最多得票のデザインの足袋は実際に製品として販売されるそうです。
蔵の2階では太鼓の演奏が始まりNHKのテレビカメラも入っていましたよ
その様子は夕方の首都圏ニュースで流れたのでご覧になった方も多いかと思います。
しかし行田市がテレビで取り上げられると何だか嬉しいですな。
ゆっくり見ていきたいところですが、スタンプラリーもコンプリートしたいので長居は出来ません。
大盛り上がりの演奏会場を後にして蔵の外に出てきました。
このあたりがスタンプラリー形式の悩ましいところです
また、以前から興味があった本、埼玉きもの散歩(さきたま出版会)の販売ブースが設置されていました。
著者の藤井美登利さんとデザイン担当の横山さんもご来場。さっそく購入させて頂きました
藤井さんは川越市のNPO法人川越きもの散歩の代表で、川越市民にはお馴染みの小江戸ものがたりの編集発行人でもあります。
横山さんは足袋蔵ネットワーク会員で…Twitterでもちょくちょくお世話になっております。ありがとうございます♪
本の内容に関しては出版社のページか毎日新聞記事をご覧くださいませ (・`ω´・)9
この本、この前川越の書店で購入しようと思っていて忘れていたんですよね。
思わぬ所で出逢えました。いやあ、良かった良かった。
川越市と行田市ともに「蔵の街」ということで今後もつながりが深まるといいなぁ… (´-`).。oO
さてさて。そろそろスタンプラリーに出発!といきたいところですが…
毎年恒例、行田ゼリーフライ研究会のゼリーフライを食べてひとり出陣式をおこないます。
おからとジャガイモで作られた衣なしの素揚げコロッケ
フライと並ぶ行田市のご当地B級グルメで、市内のお店(フライ・ゼリーフライMAP参照)それぞれに微妙な違いがあります。
やっぱり揚げたてはアツアツでいいですねぇ
酸味の効いたフルーティーなソースとネットリした食感がとても美味しかったです。
では、バスも出発したことですしワタクシも蔵めぐりの旅に出ることにします!(`・ω・´)ゞ
…と、その前にスタート地点となるコチラの蔵を紹介しておきます。
栗代蔵(足袋蔵まちづくりミュージアム)
文化5年(1808年)創業の松沢屋(のちの栗原代八商店)が明治39年に建てた足袋蔵
現在は足袋蔵まちづくりミュージアムとして改修され、行田市観光の案内所・ギャラリーとして活用されています。
観光案内所としては他にJR行田駅北口の行田市観光案内所や、4月に新設されたばかりの行田市バスターミナル観光案内所、商工センター1Fの観光情報館ぶらっと♪ぎょうだもあります。
しかし行田市の歴史や足袋、蔵などに関して深く知りたいという方はぜひこちら、まちづくりミュージアムにもお立ち寄りください。
豊富な資料(無料パンフレット)と常駐スタッフさんによる詳しい説明を聞くことが出来ます。
入り口と窓が東側にあって北・西側には窓がないのは赤城おろし対策かな?
あと、勝手な想像では現在の駐車場部分にも同様の蔵が並んでいたのではないかと。
さて。スタンプラリー参加者のほとんどは既に出発してすっかり静かになりました。
そろそろワタクシも出発しよう思います ♪( ´θ`)ノ 行ってきま~す
栗代蔵を後にして西に向かって歩きます
横断歩道を渡って突当たりを微妙にクランクしつつ歩くと左手に現れるのが…
お気に入りのこちら。
毎年スタンプラリーのポイントにはなっていませんが、ぜひチェックしておきたい蔵です。
時田蔵(ときたぐら)
非公開なので外観のみの見学です。丁字路の突き当たりに面した北側に扉があるのが特徴。
二階部分の途中まで板張りになっているのもお気に入りポイントのひとつです。
見世蔵などと接して建てられる袖蔵(そでぐら)形式という点でも存在感がありますね。
お隣の住宅も和洋折衷でいい雰囲気です。
蔵のすぐ脇には細い路地:通称猫みちがあり、ここを抜けると足袋とくらしの博物館(後に登場)までの近道になっています。
いちおう誰でも通行出来ますが… 人さまの庭先なので大はしゃぎしないように
そういえば行田市駅を降りたハルさんもこの場所で時田蔵を見上げてましたね。
なかなか唐突な登場の仕方ですがそこはまあ、テレビ上の演出ということで
それではハルさんの足跡をたどって出発いたします。
次なるスタンプポイント牧禎舎(まきていしゃ)を目指してレッツラ・ゴ~
【 第12回 ぎょうだ蔵めぐりまちあるき 2016 】
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