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経過報告 2本

1028  ヨコハマ 快晴

いや~実に気持ちの良い日です。塗装も出来るしね。ありがたい。

今日は製作中のTさんオーダーのSTELLA とハルちゃんのLP-Spl の塗装処理。
STELLA は下地、Spl の方は一旦塗膜表面を水研磨して塗膜厚も落としてからマホガニーイエローに着色。写真では暗く写ってますが実際にはもっと明るいナチュラルなマホガニーイエローです。

本当でしたら I さんのトリプル・Jのベースを完成させる予定でしたが、なぜか取り寄せてあった弦が見つからない。そこで再度弦の発注をしてます。少し遅れそうです。申し訳ない。

その他にも現在10本以上の作業を同時進行中なのでアタマの切り替えを常に行ないながら各作業を手際良く進めています。とは言え、まずワタシが楽しまなくちゃね。

作業してる全ての楽器達をシアワセな楽器にしてあげる為にね。(^ε^)


ハロウィン ストラト?

1027 #-2   本日2回目

や~っと 今日の仕事が終わりました。ふ~っ

未だによくわからないのがハロウィンですが、よくわかんないけど、ハロウィンのプレゼントをどなたかにと。

こんな仕事をしてますと、長年の間にいろんなアイテムが溜まって来るものです。
写真のストラトもそんな各パーツ達で組み上げようとしているものです。

ボディは80'sのFJ製上質なバスウッド、もちろんt.m.p 設定に変更済みで燻煙もたっぷり行なってあります。ネックはフェンダーの正規ライセンスネック。勿論、燻煙処理済み。

グリップシェイプだけは手を入れてありますのでとてもスムースなラウンドグリップに仕上がっていますが、CF化はしてませんし、フレットも打ち変えせずのフェンダー仕様のまま。
但し、ナットだけはWBHナットを付けます。ペグはゴトー製のクルーソンタイプ。

ピックアップは古いフェンダーのストラトにマウントされてたアッセンブリーをそのままマウント。ブリッジだけは t.m.p 仕様のシンクロトレモロにブロックサドルをマウントしたもの。

20万弱のCS製のユーズド・ストラトを同じ様に燻煙処理やセットアップ変更作業を行なうと合計で30万は超えてしまいますが、今回はハロウィン価格で税別 ¥172.000 (本体のみ)
あまり大きな声では言えませんが・・CS製より鳴っちゃいますよ~ (^ε^)d いい買い物!

暇見て仕上げますのでご要望の方はメールにてお申し込み下さい。
いつもながら 申し込みの早い人に決定です。ハロウィン



@1029 売約済みとなりました。

経過報告  2件

1027  ヨコハマ 晴れ

今日は少し蒸しましたね。写真のギブソンのペグロケーション変更の塗装程度なら問題無く塗装は可能でしたから助かります。

今回のペグロケーション変更は元の設定からこれだけの位置変更となっています。かなりの違いですね。でももうこれでこの個体はバランス良く鳴る条件のひとつが確保出来た事になります。
ハルちゃん、ご安心を。
ピックアップの写真もハルちゃん専用に用意した t.m.p 製の特製ピックアップのP-90 とリヤーハムです。今回はりヤーはオープン仕様です。まだ少しフロントに関してはマグネットを替えるかどうか検討中ではあります。


トリプル・Jのプレベはベーシスト I さんのもので本日やっとセットアップが終了。残すは弦を張ってナットの溝切り加工と最終調整のみです。なかなか長い旅でしたね。数日中にはお引き渡し可能となる予定ですので I さんお楽しみに。




お知らせ ヒガツラ材での受注に関して 

1026  お知らせです。

最近頂いた製作品のオーダーによりヒガツラ材の在庫が残り1本分となりました。

現在、新たな製作に関してお問い合わせも頂いておりますので、ヒガツラ材の乾燥済みの良質材を探してはおりますが、それが見つからない限りは追加製作は受注不可となります。

その場合、残り1本でヒガツラ材での製作受注は終了となりますのでご了承下さいませ。

経過報告  2件

1025  ヨコハマ 晴れ

今日のメニューはギタリストのハルちゃんのギブソンLP-Spl チューンナップ作業とベーシスとI さんのオーダーでトリプル・JーPB のセットアップ。

このレスポールSpl は例に依ってペグのロケーション変更、WBHナット加工、フレットファイリングピックアップの埋木加工と同時にリヤーをハンバッカーに変更する為の加工(埋木加工も)そしてブリッジ位置修正の為に埋木加工などが主な内容。
勿論ピックアップはt.m.p 製でP-90+オープンハムでMV+MT+2LCV回路でまとめます。

写真はエラく深く座ぐられたピックアップ・キャビティの埋木加工。ダイナミクスを確保する為にはこの作業は欠かせません。
そしてヘッドのペグ穴埋木加工などですが、この個体は実は面白い事になってまして、ヘッド角設定はきっちり17度なんですが、ペグロケーションがなぜかヘッド角14度時のロケーションなんです。

???・・はあ? 理由は全く分かりません。どうりで最初この個体を見た時に17度のくせにヘッド面積が横に広いなあ、と思ったわけです。
単純に17度のヘッド角に14度のロケーションを与えたのかもしれません。
まあ、とにかく ぜーんぶやり直しです。(^0^)

トリプル・J の方はとっくにセットアップ準備が出来ていたのですが、ペグがやっと本日到着しまして来週中にはお渡し出来る目処が付きました。それでもお約束の納期よりはずっと早いです。
I さん5弦の方は来月完成予定のままですが、このベースはもうすぐ完成出来ます。
お楽しみに。



一旦停止

1024  ヨコハマ 晴れ

本日は塗装作業に適していますので進めたいところなんですが、オベーションのチューンの作業がその都度内容確認をしながらの作業となっておりまして段取り上、一旦ストップが度々重なっています。

今回は写真の様に既にペグロケーション変更に伴うヘッド面積拡張作業を進めておりますが、ペグ自体も出来るのなら軽量なクルーソンタイプを採用させて欲しいとの連絡をさせて頂き、その返答待ちなので、ここで一旦ストップさせて頂いております。

とにかく、この個体はヘッド厚自体が分厚いのでダイキャスト製のペグを採用しますとクルーソンタイプのペグの1.5 倍くらいのペグ重量になってしまい弦の振動エネルギーが吸収されて音の線が痩せてしまいます。クルーソンタイプに変更許可が出たら残りのペグ穴も全て一旦埋木加工して、クルーソンタイプ用の穴開け加工を新しいペグロケーションにて行なう予定です。

また経年変化でヘッド面は捩じれておりますので出来る限りヘッドの捻れを解消してあげたいのでヘッド厚を薄く変更する際に捻れ修正も行なっています。

この作業の大きな問題点はブリッジの縦穴ピン止方式への変更を提案させて頂いたのですが、ご本人から、それは避けて欲しいとの返答でしたので、もうその時点で予定していた最終到達レベルのサウンドには出来ない事が決まってしまった点がです。
残念ですが仕方無いですね。その他の部分で少しでもグレードを高めます。




追記:
今回はピエゾ自体の変更もご要望を頂いておりましたが、縦穴ピン止方式への変更が依頼者さんから認められなかった為に、フィッシュマンなどの幅の細いピエゾ及びサドルは採用すべきではないと判断致しました。
これはオベーションのブリッジ構造ではボールエンドがブリッジトップの端末部に位置し、そこから斜めにサドルに向かって弦が延びている為にサドルを前倒しに負荷を架ける力が強い為に幅の細いサドルでは前倒しの負荷に依って垂直方向にピエゾに圧力を架ける力が逃げてしまう為です。

それを避ける為にも今回は垂直穴ピン止め方式への変更を提案させて頂きましたが、それが採用出来ない為にピエゾの変更も行えなくなったという事です。

結果、今回はブリッジ部分には一切手を加えない事となりました。

こうした場合、いかに依頼者さんからの要望であっても良い結果が得られない場合はご要望にあえて応えられないケースもございますので、その点はご理解下さいませ。

経過報告 その他

1023  ヨコハマ 小雨

朝夕にはだいぶ冷え込む様になってきましたね。

そんな肌寒い今日はオベーションのヘッド拡張作業とともに、このギターをどう設定変更して明らかな音質向上を得るかを考えました。
まずはヘッド部での張力バランスを整える作業は進行中ですから、残るはボディのブリッジ周辺部の設定変更となります。
所有者ご本人からは現状の大きなピエゾピックアップを別タイプに変更して欲しいとの要望を頂いていますので、そこは現状のピエゾサドルを取り外して一旦そこを埋木加工してからフィッシュマンあたりのピエゾに変更するつもりですが、オベーションはブリッジ台座のテール部分に弦を通すシステムなので弦が斜めにサドルに向かうだけの為に鳴りが薄いんです。そこが問題なのです。

この重たい独特の素材構成のボディを鳴らし切れない設定とも言えます。だからその反応の為に奏者が力んで弾く羽目に陥るのです。そこを何とかする為には元のサドル溝を埋木してから台座の両端を残して中心部の木を削り落としてしまい、そこに新たな木を接合し、細めのピエゾサイズのサドルをセットするサドル溝加工と、弦を通常のアコギスタイルの垂直穴ピン止め方式に変更してあげる必要があります。勿論、それだけでなくいつもの t.m.p 設定である台座の段差加工とボールエンド位置設定及びグランドアース処理も含めての変更です。この変更に関しても所有者の承諾無しには出来ませんのでYさんにはご検討頂きご連絡をお待ちすることにします。

結果、今回のこのモデルのヘッド部分での作り替え作業と再塗装処理までと、先程述べたブリッジ部分での大幅な作り替え作業、そしてフィッシュマン系のピエゾPU への付け替え(パーツ込み)そしてフレットファイリング仕上げとWBHナット&オクターブサドル加工のトータルで工賃はおよそ17万程となります。この点を踏まえてご検討下さい。

そしてTさんのSTELLA- P-90W の生地加工全てを終了させ、ピックガードやパーツを仮乗っけして写したのが今回の写真です。最高のヒガツラ材ですし設定も仮組みして確認済みですので、この時点で鳴りまくりのギターに成らざるを得ない様に作り込んであります。
この次の行程では生地研磨から塗装の下地処理へと移行します。
ちなみにこのSTELLA はブラックオリーブにカラーリングします。




経過報告 本日2回目のブログ

1022 本日2回目は経過報告:オベーションのチューンでYさんからの依頼品。

前回、持ち込まれたオベーションの設定変更でペグロケーションは避けて通れないと報告させて頂き、その結果ヘッドの作り替えもご了承頂きましたので、本日からペグロケーション変更に伴う、ヘッド形状変更加工をスタートさせております。

今回問題があるペグ位置は、2弦、3弦、4弦各位置ですのでまずそれらのペグ穴を埋木してしまいます。そして次に行なわなくてはいけないのがペグをヘッドの端に移動させる為にヘッドの面積自体を追加してあげなくてはならないので、ヘッド自体(特に移行が大きい1弦側)の面積拡張をする為の接ぎ木加工をします。この接ぎ木もわざわざマホとメイプルをラミネートして接ぎ木材を作るところからスタートです。

ちなみに、オベーションはヘッド構造まで特殊でして、ヘッドも15ミリの裏マホ材に2ミリのメイプル材をラミネートして合計で17ミリものヘッド厚を備えています。ギターの中でもたぶん最厚ヘッドだと思われます。その結果ペグもロングシャフトのダイキャスト製。あ~重い。

とにかくオベーションという楽器は重いので、通常のゲージ弦を張っても弦振動が重いボディに吸収されてしまう率が高い為にアンサンブルでの存在感が薄いんです。そこが最大の問題点ですね。
こういう楽器は弾き手に力ませちゃうので余計に音抜けしなくて奏者を悩ませる原因になります。

ですから、まずペグロケーション変更で弦の張力バランスを整えてヘッドを裏と表の両側から1ミリずつ厚を落として仕上げる予定です。

と、まあ今回は設定変更の為の下準備的な行程の様なものですね。もうお分かりかと思いますが、楽器を作り替えるよりも最初から楽器を作る方が楽なくらいなんです。

今日の作業解説はココまでにしておきましょ。また次回ご報告させて頂きます。


終了報告 お友達のKさん

1022  ヨコハマ 雨降り

今日は友人のKさんのYAMAHAのエレアコの仕上げ日です。

今回は予算の関係で再設定作業以外の塗装処理などにはお金を掛けずに仕上げています。
本当ならペグのリロケーションやネックグリップの再仕上げなどをする際に、元の塗装を剥がして再塗装仕上げを行なえば新品の様に出来るのですが、今回は最低限の処理で済ませております。

まあ、Kさんとはもう15年程お会いしてないですが、とてもいい音色を備えたギタリストなので(B’z のTak 氏もアイツなかなかやるな~、と評価してましたしね)久しぶりの再会みたいな感じでマツシタの挨拶代わりの作業をさせて頂きました。

テイラーの高額なエレアコと弾き比べても、Kさんがこの作り替えられたYAMAHAの方がいい、って言い切れる様に作り替えたつもりです。
鳴り方を替えただけでなく、エレアコ独特のノイジーな部分もすっかり消えてますからそのノイズレスな音楽的なトーンに驚かれる筈ですよ。
明日の午前中には到着する予定ですから、それが本当かどうか、お確かめ下さいね。

そしてじっくり 久しぶりのマツシタマジックをご堪能下さいね。
そしてこれからも身体に気をつけて多くの方に熱い音楽を届けてください。

こころよりそれを願って今回作業しましたから。 ではでは! 到着をお楽しみに。(^ε^)b


経過報告 Kさん、I さん

1021  ヨコハマ 曇りのち晴れ

今日のメニューはKさんのYAMAHAのエレアコとベーシスト I さんのカスタム製作品のセットアップ予定でしたが、パーツの到着が遅れたり荷物に入って無かったりで、思う様には進められていません。

取り敢えずは、I さんのトリプル・Jのプレベはペグが未到着の為にコントロールアッセンブリー製作とブリッジ取り付け止まり。
Kさんのエレアコは到着したペグの取り付けと、水牛の角から削り出したナットとオクターブ仕様のサドル製作まで進んでおります。

KさんのYAMAHAは明日中には完成させますが、I さんのベースはペグの到着待ちです。
Kさん、長らくお待たせして申し訳ないっ もうチョイですから。 m(u_u)m