一旦停止
1024 ヨコハマ 晴れ
本日は塗装作業に適していますので進めたいところなんですが、オベーションのチューンの作業がその都度内容確認をしながらの作業となっておりまして段取り上、一旦ストップが度々重なっています。
今回は写真の様に既にペグロケーション変更に伴うヘッド面積拡張作業を進めておりますが、ペグ自体も出来るのなら軽量なクルーソンタイプを採用させて欲しいとの連絡をさせて頂き、その返答待ちなので、ここで一旦ストップさせて頂いております。
とにかく、この個体はヘッド厚自体が分厚いのでダイキャスト製のペグを採用しますとクルーソンタイプのペグの1.5 倍くらいのペグ重量になってしまい弦の振動エネルギーが吸収されて音の線が痩せてしまいます。クルーソンタイプに変更許可が出たら残りのペグ穴も全て一旦埋木加工して、クルーソンタイプ用の穴開け加工を新しいペグロケーションにて行なう予定です。
また経年変化でヘッド面は捩じれておりますので出来る限りヘッドの捻れを解消してあげたいのでヘッド厚を薄く変更する際に捻れ修正も行なっています。
この作業の大きな問題点はブリッジの縦穴ピン止方式への変更を提案させて頂いたのですが、ご本人から、それは避けて欲しいとの返答でしたので、もうその時点で予定していた最終到達レベルのサウンドには出来ない事が決まってしまった点がです。
残念ですが仕方無いですね。その他の部分で少しでもグレードを高めます。
追記:
今回はピエゾ自体の変更もご要望を頂いておりましたが、縦穴ピン止方式への変更が依頼者さんから認められなかった為に、フィッシュマンなどの幅の細いピエゾ及びサドルは採用すべきではないと判断致しました。
これはオベーションのブリッジ構造ではボールエンドがブリッジトップの端末部に位置し、そこから斜めにサドルに向かって弦が延びている為にサドルを前倒しに負荷を架ける力が強い為に幅の細いサドルでは前倒しの負荷に依って垂直方向にピエゾに圧力を架ける力が逃げてしまう為です。
それを避ける為にも今回は垂直穴ピン止め方式への変更を提案させて頂きましたが、それが採用出来ない為にピエゾの変更も行えなくなったという事です。
結果、今回はブリッジ部分には一切手を加えない事となりました。
こうした場合、いかに依頼者さんからの要望であっても良い結果が得られない場合はご要望にあえて応えられないケースもございますので、その点はご理解下さいませ。
本日は塗装作業に適していますので進めたいところなんですが、オベーションのチューンの作業がその都度内容確認をしながらの作業となっておりまして段取り上、一旦ストップが度々重なっています。
今回は写真の様に既にペグロケーション変更に伴うヘッド面積拡張作業を進めておりますが、ペグ自体も出来るのなら軽量なクルーソンタイプを採用させて欲しいとの連絡をさせて頂き、その返答待ちなので、ここで一旦ストップさせて頂いております。
とにかく、この個体はヘッド厚自体が分厚いのでダイキャスト製のペグを採用しますとクルーソンタイプのペグの1.5 倍くらいのペグ重量になってしまい弦の振動エネルギーが吸収されて音の線が痩せてしまいます。クルーソンタイプに変更許可が出たら残りのペグ穴も全て一旦埋木加工して、クルーソンタイプ用の穴開け加工を新しいペグロケーションにて行なう予定です。
また経年変化でヘッド面は捩じれておりますので出来る限りヘッドの捻れを解消してあげたいのでヘッド厚を薄く変更する際に捻れ修正も行なっています。
この作業の大きな問題点はブリッジの縦穴ピン止方式への変更を提案させて頂いたのですが、ご本人から、それは避けて欲しいとの返答でしたので、もうその時点で予定していた最終到達レベルのサウンドには出来ない事が決まってしまった点がです。
残念ですが仕方無いですね。その他の部分で少しでもグレードを高めます。
追記:
今回はピエゾ自体の変更もご要望を頂いておりましたが、縦穴ピン止方式への変更が依頼者さんから認められなかった為に、フィッシュマンなどの幅の細いピエゾ及びサドルは採用すべきではないと判断致しました。
これはオベーションのブリッジ構造ではボールエンドがブリッジトップの端末部に位置し、そこから斜めにサドルに向かって弦が延びている為にサドルを前倒しに負荷を架ける力が強い為に幅の細いサドルでは前倒しの負荷に依って垂直方向にピエゾに圧力を架ける力が逃げてしまう為です。
それを避ける為にも今回は垂直穴ピン止め方式への変更を提案させて頂きましたが、それが採用出来ない為にピエゾの変更も行えなくなったという事です。
結果、今回はブリッジ部分には一切手を加えない事となりました。
こうした場合、いかに依頼者さんからの要望であっても良い結果が得られない場合はご要望にあえて応えられないケースもございますので、その点はご理解下さいませ。