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諸々 経過報告

1107  ヨコハマ 晴れ

助かりますね~晴れてくれました。

I さんのCS製ストラトのネックは現在CFの溝切り加工の為にフジゲンさんでの作業上がり待ちですが、ボディの方は指定カラーリングのご要望で元の塗装を剥いでタンジェリン・オレンジに変更する途中行程です。塗装を落とすだけで軽く半日が潰れます。

タンジェリン・オレンジは元がキャンディアップルレッドの赤が退色してオレンジになった色合いですからニュアンスを出すのに少し苦労しそうですが、過去に何本か手掛けてますので問題無いでしょう。

写真は剥離前と剥離して生地仕上げ後の状態。
現在は塗装の下地処理へと進めております。I さんお楽しみに。

その他の個体も塗装処理を更に進める事が出来ています。しかし、工房内は10本程の作業進行品で溢れかえっております。当然ならが、やたらシンナー臭いし。あ~気持ちワルっ。(;´Д`)ノ


経過報告 Lp−Std の I さん

1106   ヨコハマ 曇りのち雨

雨が降って来ちゃいましたね。塗装、燻煙共にストップ。

今日はUSAから届いたばかりのギルドのCO-1 のチューンの為にヘッドのペグロケーション設定を考査して、一旦保留。
このモデルはギルド社のトリプル0系の非常に魅力的な楽器ですが、やはりこのままではバランスしてませんから明らかな移動が必要です。後日ペグの元穴の埋木加工からスタートさせます。

スタンダードのチューンは昨日の続きで朝からフレットファイリングと整形仕上げを行い、現在はピックアップもサーキットも 共にt.m.p 設定に変更する為の作業を行っています。

明日は晴れてくれそうなので塗装や燻煙処理を予定しています。


経過報告 Lp−Std チューンの I さん

1105  ヨコハマ 晴れのち曇り

あまり晴れませんでしたね、今日は。でも塗装は行なえましたので各作業とも順調に進んでおります。今日のメインはギブソンLP-Std の&リフレット作業。

この個体の指板修正は難しかったですが、まあフレット打ちも終了させましたので明日以降にはフレット整形やWBH ナット交換、そして回路変更へと進めて行きます。


実は台風で破壊されたサブの燻煙庫の始末や外のテント作業場に雨が吹き込んで未だに木屑と雨が入り交じって足下がグチュグチュ状態なのですが忙しくて何も出来ていません。
次々持ち込まれる作業を止めるわけに行かない状況ですので、ここはバイト君を2名程雇って片付けをして貰おうかと思っています。

室内の清掃に女子1名、外の作業場整理に1名の合計2名くらい募集してみようかと思っています。働き者カップルで来てくれる人とかいるかなあ? 
1人時給 ¥2.000  4時間で片をつけて欲しいな。

経過報告 CCR-WH の Y さん

1104  ヨコハマ 晴れ

今日はY さんの CCR-WH の生地加工と塗装中心の作業でした。

CCR はツインハムで、との確認が Y さんから取れましたの半日掛かりで生地仕上げから下地処理まで進めております。ここまで設計通りに進んでおります。

TさんのSTELLA-P90W も下地処理のコーティングがほぼ終了し、塗膜硬化後に全体を研磨して、着色行程へと進めます。

オベーションのヘッド作り替えも本日はクルーソンタイプ用のペグ穴加工を済ませ、ヘッド面の塗装処理に進んでおります。

CS エディションのレスポールはペグロケーション変更を済ませヘッド面の塗装処理に移行しています。この個体も結果的にペグは元設定からかなり移動させてます。これで張力バランス出来ます。

まだまだ作業は山積みですが、難しい作業だからやっていておもしろいです。
明日も晴れてくれるのかな?





ごめんね 仕事で

1103  ヨコハマ 晴れ

皆さんは連休中か。ワタシはと言えば ごめんね 仕事で。

でも周囲にはちゃんと配慮して しずかーに作業してました。

オベーションのヘッドのつき板はバーズアイメイプルなので表面がボコボコしてるんですね。だからいつもより下地処理を多めにしなくてはいけません。

レスポールのトップアーチ修正も下地処理継続中。やはり晴れると外で作業出来ますから助かりますね。これが家の中で塗装処理するとホントきつい。飼い猫も速攻で家から出て行きますもんね。
シンナーの臭いが収まるまで帰って来ない。

さあて、新しい1週間も日々を楽しみながら仕事しましょう。


本日2つ目の経過報告

1101 #-2

我ながら感心する程の本数を同時進行で進めております。
更にお待ちかねのマーティンのチューンも控えてるしね。

写真は I さんご依頼のギブソンLP-Std で以前にチューンした個体ですが今回は前回手を付けていなかった指板上面角修正を兼ねたリフレットとWBHナット交換、ピックアップを t.m.p 製に変更し回路もMV+MT+LCV への変更です。
このレスポールには大きな問題がありまして、ナッシュビル工場製に多く見られるのですが、ネックの仕込みが5度もあるのです。その為に折角のレスポールなのに音の定位が高く、ローエンドも広がりに欠けているのです。
そこで指板の上面で角度を少しでも落としてあげる必要があります。
とは言っても、0.5度が落とせる限界です。しかもネックは波打ちと捻れが出ていますから、この指坂修正は難しかったです。でももう大丈夫、角度も4.5 度まで落ちながら捻れも波打ちも完璧に修正出来ています。これで音の定位が下がって本来の太い響きが出せるでしょう。

もう1本は Y さんご依頼のオベーションのヘッドの面積拡張作業で今回はヘッドトップ面にバーズアイメイプルのつき板を張って一旦ヘッド自体に下地塗装処理を施します。
下地が乾いたら新たなペグロケーションでクルーソンタイプ用の2段穴加工を施して、最後にヘッドにクリアーコーティングして行きます。決して楽な作業ではありません。
ワタシがこうした作業を難なくこなせるのも製作そのものが行なえるからです。

修理作業と違ってチューンナップは設計のやり直しからスタートする作業ですから、そもそも設計が出来なくては始まりません。その上で製作と修理の双方のノウハウが必要とされます。

お二方共に完成をお楽しみにお待ち下さいませ。



雨の日と刷毛塗りは

1101  ヨコハマ 雨降り

いよいよ11月ですね~ 早いわ~

今日は連休中とのこともありまして音の出る作業を控えておりまして、仕方無いから写真のギブソンのアーチトップの削り直しと下地処理を行なっています。

この個体はまったりとした平坦な感じのアーチ形状でしたので「レスポールのアーチはこう削るもんなんなのよ」的な形状に削り直してあげました。(^ε^)d

そこまではいいんですけどね、外は雨なので下地のラッカー下地剤は室内で刷毛塗りしてるんですが、これをやると家の中がシンナー臭でたまらん! 慣れてるワタシでさえ気持ち悪くなる。

ヴァイオリン系はアルコールニスですから然程気にならないんですが、シンナー臭が充満すると抜けないんですね刺激臭が。これをあんまりやると自律神経をやられるのでヤバいのです。

とは言え、美しいアーチのレスポールにしてあげたいので、そこはガマンですねえ~


今一度 お考え下さい

1031  ヨコハマ 曇り&霧雨

なんだかハッキリしない天候です。
それでも一時湿度が下がり塗装出来る時間帯にすかさず作業。

現在作業中の1本で83年製のギブソン・レスポールの限定品。アーチドの形状に手を加えて、トップも塗り直しする予定です。
勿論、それだけじゃなく一連のペグロケーション変更やら加工が深過ぎるピックアップキャビティの埋木加工、ブリッジ位置変更やら様々な部分に手を入れてます。

そして本日ギターのYさんオーダーのヒガツラ材CCRのネックの塗装下処理がだいたい終わったのでボディに現物合わせでネックポケット加工を済ませ、次はピックアップ・キャビティ加工、と言う時点でYさんにはあらためてWハムで行くのか、P-90Wで行くのか、それともP-90+ハムで行くのか、お考え頂こうと思っています。今でしたら変更可能だからです。

ワタシの個人的なYさんへのお薦めはフロントP-90にリヤーハムの PH 仕様です。
Yさんからお返事頂いたら次の加工作業へと進めますね。ご連絡お待ちしております。


終了報告 ベーシスト I さん

1030  ヨコハマ 晴れてます。

10月も終わろうとしています。ちょっと毎日が早過ぎるなあ~

本日やっと完成させた I さん用のトリプル・J仕様のカスタム PB です。
やはりあらためてトリプル・J仕様のベースを弾くとジャズベースやノーマル・プレベでは物足りなく感じます。

I さん、たいへんお待たせを致しました。これが噂のトリプル・Jベースですよ。
たぶん I さんの様なベテランベーシストの認識をもガラリと変えてしまうだけの魅力を感じて頂けると思っております。お見積よりも少々お安くなっています。本体のみ 税別¥352.000 です。

ワタシとしては30年前の試作器からすると歴史のある楽器なんですけど、まだまだ世界には知られてません。とは言え、このベースの魅力は弾いた者にしか絶対に伝わらないでしょう。

お受け取りの日時に関してご連絡お待ちしております。ご依頼 ありがとうございました。




 

経過報告 2件

1029  ヨコハマ 快晴

本日は半日を費やしてオーダー頂いているYYさんのCCR のネックを作成しておりました。
生地仕上げ後、早速塗装の下地に取り掛かっています。
とてもいいスロープヘッドネックに仕上げられて満足しております。

ある程度ネックに塗膜厚が出たところで生地ボディに仕込んで、その他のボディ生地加工へと進めます。要はネックとボディを現物合わせしながら意図する設定加工を行なう為です。

STELLA のボディは本日も下地処理です。下地塗料にイエローを混ぜて下地色としています。
全体の下地処理が終えたら、次にはゴールドに全体を着色します。
オーダーカラーがダークオリーブの潰しなのですが、ゴールドの上にシースルー的にブラックを重ねて最終的にダークオリーブにする為です。ダークオリーブ色を作って着色するのではなくて、下地のゴールドを黒で透けさせ見た目をオリーブ色にすることで深く味わい深い色合いを作るのです。
まだまだ下地処理に時間が掛かります。

最後に、先日ハロウィン・ストラトの販売をお知らせ致しましたが、本日大阪のYさんに売約となりました。ありがとうございます。