朝から火事?
7/14 今日はヨコハマ晴れてくれました。残念ながら塗装を行えるところまでは湿度下がらず。
でも燻煙は行えるところまでは下がってくれましたので現在も燻煙中。
以前の様に火事と思われて消防車が来ちゃうとマズイので現在は日中のみ行っています。
それに燻煙庫の道路に面した側には「くんせい中!火事じゃないよ!」の看板を吊る下げています。
(^ε^)
あえて「くんえん中」って書くより「くんせい中」って書いた方が一般の方には伝わり易いですからね。
ギターの写真2本は既に報告済みのチューンナップ中のレスポール2本で、燻煙前にキャビティの埋木加工やブリッジ、テールピース部の埋木&再加工を行った時点でのショット。少しでもブリッジ穴やテールピース穴から煙を内部に吸い込ませる為に埋木して穴加工まで済ませてから燻煙処理に移行しています。
こんな天候ですし日中のみの処理ですから連続で行えませんので次回また晴れた日に続きを行います。

でも燻煙は行えるところまでは下がってくれましたので現在も燻煙中。
以前の様に火事と思われて消防車が来ちゃうとマズイので現在は日中のみ行っています。
それに燻煙庫の道路に面した側には「くんせい中!火事じゃないよ!」の看板を吊る下げています。
(^ε^)
あえて「くんえん中」って書くより「くんせい中」って書いた方が一般の方には伝わり易いですからね。
ギターの写真2本は既に報告済みのチューンナップ中のレスポール2本で、燻煙前にキャビティの埋木加工やブリッジ、テールピース部の埋木&再加工を行った時点でのショット。少しでもブリッジ穴やテールピース穴から煙を内部に吸い込ませる為に埋木して穴加工まで済ませてから燻煙処理に移行しています。
こんな天候ですし日中のみの処理ですから連続で行えませんので次回また晴れた日に続きを行います。

個別報告 練馬区のTさん
7/13 ヨコハマ曇りっぱなしで蒸し蒸し。
写真は練馬区のTさんご依頼のギブソン02年製LP-Stdです。フルチューンの為にバラしたところです。
フルチューン作業でも特に気をつけなくてはいけないのがテンションバランスですが、この個体はヘッド部でのペグロケーションはこのまま修正無しでもイケる程度の誤差しかないので助かります。
この個体は典型的な近年のギブソンLPと言える部分が右の写真で分かるかな?
PUキャビティは深過ぎであり、ボディを斜めに横切る配線用の角溝もあまりに大き過ぎます。初期のオリジナルでは1センチ角程度の溝加工でしたが、この個体ではその5倍程にまで拡張加工されています。
これらは量産タイプによくみられる作業上の効率重視の為の処置でしょう。作業員が配線材の通し作業がやり易くなる様に拡張されたものです。まるでオモチャの電車でも走れそうなくらい大きな溝加工がなされています。こうした部分の影響で楽器のミッドレンジはどんどん薄れてしまいドンシャリなサウンド特性である事が決定されてしまいます。
それをカバーする為にもキャビティの埋木加工は欠かせません。腰の強いマホ系の材で埋木加工して、しっかりとしたミッドからミッドロー・レンジを本体に与えてあげます。勿論、たっぷりと燻煙処理を行います。
その他では、ネックの仕込みも角度が強すぎず、このままでセーフ。テールピース位置もOK、でも素材がジンク(亜鉛)製なのでアルミ製に変更。ブリッジだけはスタッド打ち込みタイプですから、ここは埋木加工してからダイレクト・スクリューにしてブリッジ自体もブラスサドル仕様に変更します。
後はフレットのファイリングとPUアッセンブリーをtmp仕様に総交換して作り替えてしまいます。
Tさん、出来る限り本当のレスポールの本体サウンドに近づけてお返ししますので完成までの間を楽しみにお待ち下さいね。

写真は練馬区のTさんご依頼のギブソン02年製LP-Stdです。フルチューンの為にバラしたところです。
フルチューン作業でも特に気をつけなくてはいけないのがテンションバランスですが、この個体はヘッド部でのペグロケーションはこのまま修正無しでもイケる程度の誤差しかないので助かります。
この個体は典型的な近年のギブソンLPと言える部分が右の写真で分かるかな?
PUキャビティは深過ぎであり、ボディを斜めに横切る配線用の角溝もあまりに大き過ぎます。初期のオリジナルでは1センチ角程度の溝加工でしたが、この個体ではその5倍程にまで拡張加工されています。
これらは量産タイプによくみられる作業上の効率重視の為の処置でしょう。作業員が配線材の通し作業がやり易くなる様に拡張されたものです。まるでオモチャの電車でも走れそうなくらい大きな溝加工がなされています。こうした部分の影響で楽器のミッドレンジはどんどん薄れてしまいドンシャリなサウンド特性である事が決定されてしまいます。
それをカバーする為にもキャビティの埋木加工は欠かせません。腰の強いマホ系の材で埋木加工して、しっかりとしたミッドからミッドロー・レンジを本体に与えてあげます。勿論、たっぷりと燻煙処理を行います。
その他では、ネックの仕込みも角度が強すぎず、このままでセーフ。テールピース位置もOK、でも素材がジンク(亜鉛)製なのでアルミ製に変更。ブリッジだけはスタッド打ち込みタイプですから、ここは埋木加工してからダイレクト・スクリューにしてブリッジ自体もブラスサドル仕様に変更します。
後はフレットのファイリングとPUアッセンブリーをtmp仕様に総交換して作り替えてしまいます。
Tさん、出来る限り本当のレスポールの本体サウンドに近づけてお返ししますので完成までの間を楽しみにお待ち下さいね。

個別報告2件
7/12 ヨコハマど~んより曇ってますね。湿度も高いです。
写真左は長野のHさんの07年製CCRでホンマホのHP仕様であったものをリヤーをハンバッカー仕様に作り替える為に元のリヤー・キャビティーの埋木加工を行っている時点でのショット。
この後の工程でハム仕様のキャビティ加工を施して元穴の埋木露出部分だけ塗装修正を行う段取りです。その他はネックのスロープヘッド化作業は塗装処理を残すのみのところまで終了済みです。
もう1本は港区のMさんご依頼のチューンナップ作業品で本日からバラして作業進行させています。
国内のカスタム製作品の様で、ご本人は中古で入手されたとの事ですが、入手時の金額をお聞きしたら結構な金額でした。しかし音が軽く腰が無くアンサンブルで音抜けしない点を何とかして欲しいとのご要望でした。
ご相談時点でご本人はフルチューンをお望みの様子でしたが、受付時点での個体チェックでなるべくコストが掛からない内容でまとめるべきと判断致しました。勿論それには理由があります。
この楽器の最大の問題点はここまでヴィンテージ・ルックスに拘って作られているにも拘らず、弦長設定がオリジナル・ギブソンよりも長い事です。これは国産のミディアム・スケール設定でよく見かける仕様ですが、指板のフレッティング自体が12フレット位置で既にオリジナル・ギブソンより数ミリ長くブリッジ位置での弦長では5ミリ近く長いのです。これはある意味で致命的な設定差です。こうした場合はこの時点でオリジナル・レスポールサウンドの再生は不可能ですから、あくまでこのスケール設定上でより良い状態にまとめてあげるべき作業となります。
基本的な作業は燻煙以外ではペグのロケーション変更。現状ではこの個体のオリジナル設定位置になっていますので全て埋木加工して設定をやり直しロケーションし直します。また各PU位置やブリッジ位置、テールピース位置もすべてスケール設定上で換算し直した位置に移動させます。
予定では以上の内容に留めた作業で完成させ、後はご本人が暫く演奏した後で、更にピックアップ・アッセンブリー全てをtmp仕様に変更するしないを判断して頂く事にしております。
要するに更に費用を掛ける掛けないはご本人の判断に委ねるという事ですね。こうした内容の場合、オリジナルなヴィンテージ・レスポールサウンドはハナから諦めて頂いて、この楽器なりの良さを与えてあげるべきです。スケール設定が異なっている訳ですから無理な事は無理なのです。その点はきっちりと割り切りが必要です。
あくまでスケールは違えど、いい楽器だなと納得出来る様に作り替える作業という事ですね。
当然ながら元の状態からは明らかな鳴りの違いを結果的に与えてみせます。お楽しみに。
取りあえず次の段階では各埋木部分の作業に移行して行きます。

写真左は長野のHさんの07年製CCRでホンマホのHP仕様であったものをリヤーをハンバッカー仕様に作り替える為に元のリヤー・キャビティーの埋木加工を行っている時点でのショット。
この後の工程でハム仕様のキャビティ加工を施して元穴の埋木露出部分だけ塗装修正を行う段取りです。その他はネックのスロープヘッド化作業は塗装処理を残すのみのところまで終了済みです。
もう1本は港区のMさんご依頼のチューンナップ作業品で本日からバラして作業進行させています。
国内のカスタム製作品の様で、ご本人は中古で入手されたとの事ですが、入手時の金額をお聞きしたら結構な金額でした。しかし音が軽く腰が無くアンサンブルで音抜けしない点を何とかして欲しいとのご要望でした。
ご相談時点でご本人はフルチューンをお望みの様子でしたが、受付時点での個体チェックでなるべくコストが掛からない内容でまとめるべきと判断致しました。勿論それには理由があります。
この楽器の最大の問題点はここまでヴィンテージ・ルックスに拘って作られているにも拘らず、弦長設定がオリジナル・ギブソンよりも長い事です。これは国産のミディアム・スケール設定でよく見かける仕様ですが、指板のフレッティング自体が12フレット位置で既にオリジナル・ギブソンより数ミリ長くブリッジ位置での弦長では5ミリ近く長いのです。これはある意味で致命的な設定差です。こうした場合はこの時点でオリジナル・レスポールサウンドの再生は不可能ですから、あくまでこのスケール設定上でより良い状態にまとめてあげるべき作業となります。
基本的な作業は燻煙以外ではペグのロケーション変更。現状ではこの個体のオリジナル設定位置になっていますので全て埋木加工して設定をやり直しロケーションし直します。また各PU位置やブリッジ位置、テールピース位置もすべてスケール設定上で換算し直した位置に移動させます。
予定では以上の内容に留めた作業で完成させ、後はご本人が暫く演奏した後で、更にピックアップ・アッセンブリー全てをtmp仕様に変更するしないを判断して頂く事にしております。
要するに更に費用を掛ける掛けないはご本人の判断に委ねるという事ですね。こうした内容の場合、オリジナルなヴィンテージ・レスポールサウンドはハナから諦めて頂いて、この楽器なりの良さを与えてあげるべきです。スケール設定が異なっている訳ですから無理な事は無理なのです。その点はきっちりと割り切りが必要です。
あくまでスケールは違えど、いい楽器だなと納得出来る様に作り替える作業という事ですね。
当然ながら元の状態からは明らかな鳴りの違いを結果的に与えてみせます。お楽しみに。
取りあえず次の段階では各埋木部分の作業に移行して行きます。

束の間の晴れ
7/10 久々に晴れた上に湿度が下がって来ました。
午後も夕方近くになってギリギリ塗装が出来るところまで湿度が落ちた瞬間を狙って数本下地塗装を行えました。でも1回でも重ねすぎると空気中に水分が多い為に水を加えた牛乳を吹き付けた様に白濁してしまいますから神業的な作業でありました。よしよし、グッジョブ!
CCR-BW/WHも無事にセットアップ完了。狙い通りのサウンドです。
本日初めてtmpに来られたお客さんも数本の試奏用楽器を弾く毎に驚きを隠せない様子。更にはtmpスピーカーのサウンドを聴いた衝撃で止めを刺されて帰路に。初めていらした方々の毎度のパターンです。
中にはショックが大き過ぎて知らない方が良かったかも・・っておっしゃる方すら居ます。お気の毒さまです。 tmpをなめたらアカンぜよ。(^_^)
午後も夕方近くになってギリギリ塗装が出来るところまで湿度が落ちた瞬間を狙って数本下地塗装を行えました。でも1回でも重ねすぎると空気中に水分が多い為に水を加えた牛乳を吹き付けた様に白濁してしまいますから神業的な作業でありました。よしよし、グッジョブ!
CCR-BW/WHも無事にセットアップ完了。狙い通りのサウンドです。
本日初めてtmpに来られたお客さんも数本の試奏用楽器を弾く毎に驚きを隠せない様子。更にはtmpスピーカーのサウンドを聴いた衝撃で止めを刺されて帰路に。初めていらした方々の毎度のパターンです。
中にはショックが大き過ぎて知らない方が良かったかも・・っておっしゃる方すら居ます。お気の毒さまです。 tmpをなめたらアカンぜよ。(^_^)
個別報告 東京のHさん
7/9 今日もヨコハマじめじめしてます。
楽器の受け取り希望の方の訪問以外、今日は写真のスロープヘッド化の作業がメイン。東京のHさんご依頼のモノです。
ご覧の通り、朝からの作業で形状加工と生地研磨まで終了させました。残るは塗装作業ですが、こんな天候ですので上がり日程が見えません。
また、06年製ということもあってフレットの減り具合がかなり進んでいました。このまま放置しますと確実に不具合を生じますので、フレットのファイリングと再整形をサービス価格で行っておきますが、今回は無料メンテナンスの範囲を超えていますので作業見積もりプラス¥5.000を上乗せさせて頂きますのでご了承下さいませ。
本日楽器の受け取りに来られた方もそうでしたが、tmpのスピーカーの再生サウンドにやられちゃった方からSP製作の再開要望を相変わらず頂いていますが、現状ギター製作を中断するわけにはいかずSP製作を行えないのが実情です。でもいつか限定モデルの製作を行いたいと思っておりますので、どうかその時期までの~んびりお待ち下さいませ。m(_ _ )/
楽器の受け取り希望の方の訪問以外、今日は写真のスロープヘッド化の作業がメイン。東京のHさんご依頼のモノです。
ご覧の通り、朝からの作業で形状加工と生地研磨まで終了させました。残るは塗装作業ですが、こんな天候ですので上がり日程が見えません。
また、06年製ということもあってフレットの減り具合がかなり進んでいました。このまま放置しますと確実に不具合を生じますので、フレットのファイリングと再整形をサービス価格で行っておきますが、今回は無料メンテナンスの範囲を超えていますので作業見積もりプラス¥5.000を上乗せさせて頂きますのでご了承下さいませ。
本日楽器の受け取りに来られた方もそうでしたが、tmpのスピーカーの再生サウンドにやられちゃった方からSP製作の再開要望を相変わらず頂いていますが、現状ギター製作を中断するわけにはいかずSP製作を行えないのが実情です。でもいつか限定モデルの製作を行いたいと思っておりますので、どうかその時期までの~んびりお待ち下さいませ。m(_ _ )/
久々の在庫処分
7/8 写真は以前に紹介した記憶がありますが、今は製作していないtmpのスタンダード仕様の3S・ストラトですが、これを在庫処分扱いの価格で販売します。
このスタンダード仕様は以前にフジゲンさんのアルダー・ボディ/ウレタン塗装のボディを薄く塗膜研磨したり設定を変えて限定で数本製作したものでして、今回はそのボディにスロープヘッド化したメイプル張り指板ネックをマウントし、tmpカスタムストラトのPUアッセンブリーその他ハードウェア仕様にしてまとめあげたものです。勿論ですが燻煙処理済みです。
スロープヘッド化の作業依頼のツアー・プレイヤーさんがメイン楽器を使えなくなる期間、特別に貸し出していたこともあり中古品ですが、見た目は傷も目につかない程度しか無く、かなりキレイな個体です。
はっきり申しまして、へたなカスタムショップ製よりぜんぜん鳴りますし歌います。
もうすぐ、発注済みの南ドイツ産の針葉樹材の天然乾燥が終了しこちらに届くので、まとまった資金が必要なので、今回これ1本きりの現状処分です。
元々のスタンダード仕様の販売価格が¥280.000でした。それをSH化した上で同じ¥280.000で販売する予定でしたが、今回は更に特別処分価格¥200.000+TAX!安っ!( ̄□ ̄)
発送用のユーズド・ソフトケースに入れて発送致します。メール申し込みが早かった方に即決定です。
@この個体は練馬区のTさんに売約となりました。m(u_u)m
このスタンダード仕様は以前にフジゲンさんのアルダー・ボディ/ウレタン塗装のボディを薄く塗膜研磨したり設定を変えて限定で数本製作したものでして、今回はそのボディにスロープヘッド化したメイプル張り指板ネックをマウントし、tmpカスタムストラトのPUアッセンブリーその他ハードウェア仕様にしてまとめあげたものです。勿論ですが燻煙処理済みです。
スロープヘッド化の作業依頼のツアー・プレイヤーさんがメイン楽器を使えなくなる期間、特別に貸し出していたこともあり中古品ですが、見た目は傷も目につかない程度しか無く、かなりキレイな個体です。
はっきり申しまして、へたなカスタムショップ製よりぜんぜん鳴りますし歌います。
もうすぐ、発注済みの南ドイツ産の針葉樹材の天然乾燥が終了しこちらに届くので、まとまった資金が必要なので、今回これ1本きりの現状処分です。
元々のスタンダード仕様の販売価格が¥280.000でした。それをSH化した上で同じ¥280.000で販売する予定でしたが、今回は更に特別処分価格¥200.000+TAX!安っ!( ̄□ ̄)
発送用のユーズド・ソフトケースに入れて発送致します。メール申し込みが早かった方に即決定です。
@この個体は練馬区のTさんに売約となりました。m(u_u)m
個別報告&
7/8 いや~蒸してます。気温が上がった分、余計に蒸し蒸しのヨコハマです。
左の写真はさいたま市のIさんのCCRをスロープヘッド化し始めたところのショット。
ペグの元穴全てを埋木した後で背面にイタヤカエデ材を接合しています。
もう一枚は在庫展示用に製作しているTELESA-SS/P-90Wです。ぼちぼちセットアップをスタートさせてます。まあ、この個体が展示用だなんて、ある種勿体なさ過ぎる感もありますが、この仕様の鳴りの凄さは弾いてみなくちゃ到底分かりませんから作っておくしかないんですね。
すでにこのモデルを弾かれた方はご存知ですが、ギター弾きが根本的な部分で惹かれちゃうんですね。それは一度弾くと忘れられない響き方と反応を示すからです。そもそもエレキギターはギターの中でも非常に特殊な楽器です。なのに、やっぱりギターって素晴らしく魅力的な楽器なんだな、とあらためて思わせてくれる1本なのです。
ワタクシがこの世界に入ったのも既存のエレクトリック・ギターに物足りなさを感じ続けて来たからです。ピッチは悪いし、大して鳴りもしないし・・無いのなら自分で作ろう、それが始まり。
そもそもワタクシは製作自体には然程執着は無く、製品プロデュースとか開発に興味があっただけでした。でも結局自分でイメージしたモノは自分で作るのが一番早いので仕方なしに自ら製作しているようなものです。それがとうとうこんな処まで来ちゃいました。
ちなみに、今年中に楽器とは全く異なるジャンル(音楽関連外)の製作プロデュースをスタートさせます。そもそもtmpのPはプロデュースのPですからね。現在はほぼ100%がギター製作のtmpですが、今後はその内の30%を新しいジャンルの開発にシフトする予定です。まあ、いつか内容は明かしますね。(^ー^)ノ

左の写真はさいたま市のIさんのCCRをスロープヘッド化し始めたところのショット。
ペグの元穴全てを埋木した後で背面にイタヤカエデ材を接合しています。
もう一枚は在庫展示用に製作しているTELESA-SS/P-90Wです。ぼちぼちセットアップをスタートさせてます。まあ、この個体が展示用だなんて、ある種勿体なさ過ぎる感もありますが、この仕様の鳴りの凄さは弾いてみなくちゃ到底分かりませんから作っておくしかないんですね。
すでにこのモデルを弾かれた方はご存知ですが、ギター弾きが根本的な部分で惹かれちゃうんですね。それは一度弾くと忘れられない響き方と反応を示すからです。そもそもエレキギターはギターの中でも非常に特殊な楽器です。なのに、やっぱりギターって素晴らしく魅力的な楽器なんだな、とあらためて思わせてくれる1本なのです。
ワタクシがこの世界に入ったのも既存のエレクトリック・ギターに物足りなさを感じ続けて来たからです。ピッチは悪いし、大して鳴りもしないし・・無いのなら自分で作ろう、それが始まり。
そもそもワタクシは製作自体には然程執着は無く、製品プロデュースとか開発に興味があっただけでした。でも結局自分でイメージしたモノは自分で作るのが一番早いので仕方なしに自ら製作しているようなものです。それがとうとうこんな処まで来ちゃいました。
ちなみに、今年中に楽器とは全く異なるジャンル(音楽関連外)の製作プロデュースをスタートさせます。そもそもtmpのPはプロデュースのPですからね。現在はほぼ100%がギター製作のtmpですが、今後はその内の30%を新しいジャンルの開発にシフトする予定です。まあ、いつか内容は明かしますね。(^ー^)ノ

七夕
7/7 ヨコハマの七夕は湿気でベタベタ。
やはりこうした湿度の高い日々は疲れ易い様ですね。体がダルイですもん。
写真はCCR-BW/WHでセットアップ途中。少し失敗して裏の弦ブッシュ周辺の塗膜の一部に米粒大のダメージを入れてしまいまして現在簡易的に修正中。
完全に直すにはもう一度塗装をやり直さなくてはいけないので今回はタッチアップ程度で済ませ、その分少し安く販売しようと思ってます。う~ん、やはり集中力低下気味だな。いかんいかん。( ̄  ̄ i)
この個体は335系のサウンドにフィックスさせています。プレート・ブリッジもあえて薄いタイプを採用しサドル下からプレート面積半分程のスペースでボディ内部に空洞スペースを設けています。薄いスチールプレートとの相乗効果で少し泥臭い箱鳴り感を付加させています。簡単に言えば、よりブルージーさを狙った設定ということです。
やはりこうした湿度の高い日々は疲れ易い様ですね。体がダルイですもん。
写真はCCR-BW/WHでセットアップ途中。少し失敗して裏の弦ブッシュ周辺の塗膜の一部に米粒大のダメージを入れてしまいまして現在簡易的に修正中。
完全に直すにはもう一度塗装をやり直さなくてはいけないので今回はタッチアップ程度で済ませ、その分少し安く販売しようと思ってます。う~ん、やはり集中力低下気味だな。いかんいかん。( ̄  ̄ i)
この個体は335系のサウンドにフィックスさせています。プレート・ブリッジもあえて薄いタイプを採用しサドル下からプレート面積半分程のスペースでボディ内部に空洞スペースを設けています。薄いスチールプレートとの相乗効果で少し泥臭い箱鳴り感を付加させています。簡単に言えば、よりブルージーさを狙った設定ということです。
サウナ
7/6 今日も午後になって晴れてはきましたが湿度は70%オーバーですから塗装はストップしたまま。
相変わらずサウナに入りながらの作業みたいに汗が滴り落ちて来ます。
写真はこれからセットアップ予定のTELESAやCCR用のブリッジ製作中のショット。
HさんのTELESA用のブリッジはTL/ブリッジ・プレートをそのまま使用し1弦側側面壁をピッキング・スペースの為にカット。この後はサドルをtmp製の偏芯サドルをマウント。
他のはプレート厚違いのTLプレートをtmp・ハードテール仕様に切断して製作したものです。定期的にこんな作業も行っていますが、こうした梅雨時には丁度いいかな。今日のアシスタントはアッコさんでしたがプレート切断時に勢いよく出る多量の火花に少し怯えてました。だいじょ~ぶ。(^_^)
相変わらずサウナに入りながらの作業みたいに汗が滴り落ちて来ます。
写真はこれからセットアップ予定のTELESAやCCR用のブリッジ製作中のショット。
HさんのTELESA用のブリッジはTL/ブリッジ・プレートをそのまま使用し1弦側側面壁をピッキング・スペースの為にカット。この後はサドルをtmp製の偏芯サドルをマウント。
他のはプレート厚違いのTLプレートをtmp・ハードテール仕様に切断して製作したものです。定期的にこんな作業も行っていますが、こうした梅雨時には丁度いいかな。今日のアシスタントはアッコさんでしたがプレート切断時に勢いよく出る多量の火花に少し怯えてました。だいじょ~ぶ。(^_^)
個別報告 2名様
7/5 新たな週の月曜。じめじめしっぱなし。
写真は長野のHさんのTELESA-SMM/MH/TL用のネックでグリップ指定に沿った形状加工ののちにサイドポジション・マーカー入れを行った時点でのショット。近年のカスタム品にはサイドポジを5フレットと12フレットだけ大きめのドットマーカーにしてあります。
もう1本のストラトは東京のHさんのメンテナンス品で04年製。この当時のストラトのトレモロ・ブロックはまだゴトー製の仕様のままでしたので(当時は特製のスチールシャフトが未完成でした)今回ブロックにシャフトを打ち込んで正規のブロック仕様に変更しておきました。それに伴う各調整済み。
フレットもファイリングで軽く上面仕上げ直し、フラット・ケーブルも一部引き直しを行ってあります。フレットはそれなりの弦溝痕が入っていますので次回では有償での擦り合わせ及びリフレット作業となる見込みです。
加えてHさんから指摘は受けていないのでご本人も気付かれていないのかもしれませんが、この個体は少なくとも1度それなりの衝撃(転倒などのダメージ)を受けている様子でネックの仕込み口の6弦側にクラックが入っていました。一見表面は目立たない塗膜クラックに見えますが、若干木部にもダメージが及んでいる様子でしたので接着剤を流し込んで割れ止め処理を行っておきました。
現在は修正痕をタッチアップ処理を行っておりますのでそれが終了次第返送致しますね。本来無償のメンテナンスですが今回はこの修正費用だけ費用発生する事をご了承下さいませ。(¥3.000程)
以上、2名様の経過報告でした。

写真は長野のHさんのTELESA-SMM/MH/TL用のネックでグリップ指定に沿った形状加工ののちにサイドポジション・マーカー入れを行った時点でのショット。近年のカスタム品にはサイドポジを5フレットと12フレットだけ大きめのドットマーカーにしてあります。
もう1本のストラトは東京のHさんのメンテナンス品で04年製。この当時のストラトのトレモロ・ブロックはまだゴトー製の仕様のままでしたので(当時は特製のスチールシャフトが未完成でした)今回ブロックにシャフトを打ち込んで正規のブロック仕様に変更しておきました。それに伴う各調整済み。
フレットもファイリングで軽く上面仕上げ直し、フラット・ケーブルも一部引き直しを行ってあります。フレットはそれなりの弦溝痕が入っていますので次回では有償での擦り合わせ及びリフレット作業となる見込みです。
加えてHさんから指摘は受けていないのでご本人も気付かれていないのかもしれませんが、この個体は少なくとも1度それなりの衝撃(転倒などのダメージ)を受けている様子でネックの仕込み口の6弦側にクラックが入っていました。一見表面は目立たない塗膜クラックに見えますが、若干木部にもダメージが及んでいる様子でしたので接着剤を流し込んで割れ止め処理を行っておきました。
現在は修正痕をタッチアップ処理を行っておりますのでそれが終了次第返送致しますね。本来無償のメンテナンスですが今回はこの修正費用だけ費用発生する事をご了承下さいませ。(¥3.000程)
以上、2名様の経過報告でした。
