終了報告
12/22 びみょーな天候の一日でした。
作業を終了した個体の報告です。今回は特注製作中のストラト用のブロックサドルがまだ到着していない関係でカスタム製作品3本が保留状態となった為に予定より前倒しで今回の作業が早まりました。
YさんのギブソンB-25無事完了です。
今回は指板修正&リフレットは行っておりませんので指板は波打ち状態のままです。それをフレット上面の擦り合わせでトラブルを回避してありますが次回は全ての修正を行いましょうね。仕込みが付いてしまっている関係でブリッジ高はまだ高めのです。指板修正を行えば現状から2ミリ程下がります。
仮に一般のリペアーショップに持ち込んだ場合、このままの仕込み角が与えられた状態のままで指板修正とリフレットだけを行われてしまいますので、それでは根本問題解決になりませんからワタクシがまだこの仕事を続けているうちにお持ち込みください。
また今回は前傾していたブリッジ台座をフラット状態に削り直しを行っております。本来このフローティング・ブリッジ方式の楽器のブリッジ台座には段差加工を行う必要は有りません。
しかしブリッジの裏に(本体内部)接ぎ木加工を行いトップ補強と浅過ぎるボールエンド位置の修正を兼ねた処理を行っています。
写真は左右のパールのドットインレイを取り外して中に仕込まれた固定用のボルト&ナットを一旦抜き去ったところです。裏面に接ぎ木をした上で再度リセットします。(写真1)
今回の作業により、トップ隆起を低めてブリッジ傾斜も最小限に留める事に成功していますのでオクターブもこのモデルとしてはかなりまともです。
今回の作業は燻煙処理(トップ・プレス架けでの燻煙処理)ブリッジ台座作り替え、フレットファイリング、牛骨ナット作製などで工賃合計¥135.000+TAXとなっております。
これと同じ作業はtmp以外では困難でしょうから同じ様なモデル(J-45/50・B-25)でトップ浮きブリッジ前傾のトラブルでお悩みの方は今回の記事を参考にされて下さい。
受け取りのご予定連絡をお待ちしております。

作業を終了した個体の報告です。今回は特注製作中のストラト用のブロックサドルがまだ到着していない関係でカスタム製作品3本が保留状態となった為に予定より前倒しで今回の作業が早まりました。
YさんのギブソンB-25無事完了です。
今回は指板修正&リフレットは行っておりませんので指板は波打ち状態のままです。それをフレット上面の擦り合わせでトラブルを回避してありますが次回は全ての修正を行いましょうね。仕込みが付いてしまっている関係でブリッジ高はまだ高めのです。指板修正を行えば現状から2ミリ程下がります。
仮に一般のリペアーショップに持ち込んだ場合、このままの仕込み角が与えられた状態のままで指板修正とリフレットだけを行われてしまいますので、それでは根本問題解決になりませんからワタクシがまだこの仕事を続けているうちにお持ち込みください。
また今回は前傾していたブリッジ台座をフラット状態に削り直しを行っております。本来このフローティング・ブリッジ方式の楽器のブリッジ台座には段差加工を行う必要は有りません。
しかしブリッジの裏に(本体内部)接ぎ木加工を行いトップ補強と浅過ぎるボールエンド位置の修正を兼ねた処理を行っています。
写真は左右のパールのドットインレイを取り外して中に仕込まれた固定用のボルト&ナットを一旦抜き去ったところです。裏面に接ぎ木をした上で再度リセットします。(写真1)
今回の作業により、トップ隆起を低めてブリッジ傾斜も最小限に留める事に成功していますのでオクターブもこのモデルとしてはかなりまともです。
今回の作業は燻煙処理(トップ・プレス架けでの燻煙処理)ブリッジ台座作り替え、フレットファイリング、牛骨ナット作製などで工賃合計¥135.000+TAXとなっております。
これと同じ作業はtmp以外では困難でしょうから同じ様なモデル(J-45/50・B-25)でトップ浮きブリッジ前傾のトラブルでお悩みの方は今回の記事を参考にされて下さい。
受け取りのご予定連絡をお待ちしております。

個別報告 ギターのYさん
12/21 今日は冷え込んでます。年末恒例の無休状態と連続の燻煙処理で少々バテ気味。
写真はYさん持ち込みのチューンナップ作業でギブソンのB-25。
今回の作業はいつも以上に手の込んだ作業が余儀なくされてます。その一番の原因はトップの隆起変形です。作業前には6弦側で5ミリオーバー/1弦側が3ミリ程の数値で変形してトップがフロートしていました。
(写真1)
@今回のこのB-25のチュ-ンに関してはブログ内でなくHPでの解説でもう少しだけ詳しい掲載をする予定でいます。たまにゃーHPの方も更新しなくちゃね。
取り敢えず、このブログでは大ざっぱな報告のみでご勘弁を。
とにかく設計から半世紀も経てば、その設計に問題点の有る無しがはっきり出て来ます。基本的なアコースティックギターの一番の問題点はブリッジ台座周辺の構造設定に大きな不備が在る点です。簡単に言えば、トップがめくれ上がっても仕方が無い構造が未だに継承され続けている事です。まあ、そこらへんはHPに別記載しておきます。
原因要因はその別解説でお読み頂くとして、要するにこの個体はアンバランスにトップが隆起変形している点を少しでも解消しない限り、湿度の高いこのアジア圏ではより変形は進行しブリッジ台座はトップ変形と共にますます前倒し状態に置かれ、オクターブは完全にズレます。更にこうした個体は弦高も上がってしまい、その為にサドルをペタペタに低くしなければならなくなります。
またtmp設定の様に段差加工設定を施されていないアコギ達はサドルと同じ台座トップ位置から出て来る弦の圧力でサドルは更に手前に押し倒す方向で負荷を架け続けられています。その為に更にブリッジ台座の前傾は進行してしまうのです。サドルが前倒し状態ですから音はデッドにしか響かず、オクターブもぜんぜん合わなくなります。
要するに設計当初の位置にサドルも居ないしトップの平坦さも保たれていない、正に規格外の状態と言う事です。
当然変形したままのトップ材は響き方にも歪みを生じてしまいますので最初は鳴っていた個体ですら製造から5年程経過した後あたりからトップの変形が進行するにつれデッドな鳴り方に成ってしまいがちです。本来、トップ材はなるべく水平を保ち、弦の圧力もサドルを垂直方向に押し付ける方向により架るべきで、そうしなければ音の腰は生まれず分離も低下し本体全体を鳴らす力が損なわれるからです。
要するに従来のブリッジ台座周辺構造は欠陥とも言える構造のままなんですね。
今回は単なる燻煙処理だけでなく隆起したトップに圧を加えながらの長時間処理を行って少しでもトップ浮きを押え、これ以上の隆起を起こさない様に処理してあります。(写真2)
同時に本体内部のブリッジ台座の裏側にあたる部分に接ぎ木をして裏からも変形を押える構造に変えてあります。と同時に弦を張った場合のボールエンドの留まる位置も修正してあります。
従来のアコギの場合、簡単に言えばボールエンドが留まる位置がトップ材に近過ぎるのです。
その為に充分な音の腰が元々得られない状態であり、トップ材を裏からめくり上げる力が働き易くなってもいます。要するに従来のアコギの設定ではダブルで問題を抱えている構造が採用されていると言う事です。
今回はそうした原因で生み出されたトップ変形の修正と補強、そして張力設定の変更がテーマとなった作業です。結果的には最初6弦側で5ミリ以上も変形していたものが3ミリ程度に、3ミリ変形していた1弦側では2ミリ以下まで変形が収まっています。(写真3)たぶんこれが修正限界でしょうね。
燻煙効果によりこの状態で木部は安定化して行きます。ここまで修正が出来て良かったです。
Yさん、このように既に一番の問題点は解消済みです。今週末には完成出来る予定です。

写真はYさん持ち込みのチューンナップ作業でギブソンのB-25。
今回の作業はいつも以上に手の込んだ作業が余儀なくされてます。その一番の原因はトップの隆起変形です。作業前には6弦側で5ミリオーバー/1弦側が3ミリ程の数値で変形してトップがフロートしていました。
(写真1)
@今回のこのB-25のチュ-ンに関してはブログ内でなくHPでの解説でもう少しだけ詳しい掲載をする予定でいます。たまにゃーHPの方も更新しなくちゃね。
取り敢えず、このブログでは大ざっぱな報告のみでご勘弁を。
とにかく設計から半世紀も経てば、その設計に問題点の有る無しがはっきり出て来ます。基本的なアコースティックギターの一番の問題点はブリッジ台座周辺の構造設定に大きな不備が在る点です。簡単に言えば、トップがめくれ上がっても仕方が無い構造が未だに継承され続けている事です。まあ、そこらへんはHPに別記載しておきます。
原因要因はその別解説でお読み頂くとして、要するにこの個体はアンバランスにトップが隆起変形している点を少しでも解消しない限り、湿度の高いこのアジア圏ではより変形は進行しブリッジ台座はトップ変形と共にますます前倒し状態に置かれ、オクターブは完全にズレます。更にこうした個体は弦高も上がってしまい、その為にサドルをペタペタに低くしなければならなくなります。
またtmp設定の様に段差加工設定を施されていないアコギ達はサドルと同じ台座トップ位置から出て来る弦の圧力でサドルは更に手前に押し倒す方向で負荷を架け続けられています。その為に更にブリッジ台座の前傾は進行してしまうのです。サドルが前倒し状態ですから音はデッドにしか響かず、オクターブもぜんぜん合わなくなります。
要するに設計当初の位置にサドルも居ないしトップの平坦さも保たれていない、正に規格外の状態と言う事です。
当然変形したままのトップ材は響き方にも歪みを生じてしまいますので最初は鳴っていた個体ですら製造から5年程経過した後あたりからトップの変形が進行するにつれデッドな鳴り方に成ってしまいがちです。本来、トップ材はなるべく水平を保ち、弦の圧力もサドルを垂直方向に押し付ける方向により架るべきで、そうしなければ音の腰は生まれず分離も低下し本体全体を鳴らす力が損なわれるからです。
要するに従来のブリッジ台座周辺構造は欠陥とも言える構造のままなんですね。
今回は単なる燻煙処理だけでなく隆起したトップに圧を加えながらの長時間処理を行って少しでもトップ浮きを押え、これ以上の隆起を起こさない様に処理してあります。(写真2)
同時に本体内部のブリッジ台座の裏側にあたる部分に接ぎ木をして裏からも変形を押える構造に変えてあります。と同時に弦を張った場合のボールエンドの留まる位置も修正してあります。
従来のアコギの場合、簡単に言えばボールエンドが留まる位置がトップ材に近過ぎるのです。
その為に充分な音の腰が元々得られない状態であり、トップ材を裏からめくり上げる力が働き易くなってもいます。要するに従来のアコギの設定ではダブルで問題を抱えている構造が採用されていると言う事です。
今回はそうした原因で生み出されたトップ変形の修正と補強、そして張力設定の変更がテーマとなった作業です。結果的には最初6弦側で5ミリ以上も変形していたものが3ミリ程度に、3ミリ変形していた1弦側では2ミリ以下まで変形が収まっています。(写真3)たぶんこれが修正限界でしょうね。
燻煙効果によりこの状態で木部は安定化して行きます。ここまで修正が出来て良かったです。
Yさん、このように既に一番の問題点は解消済みです。今週末には完成出来る予定です。

もうすぐ完成
12/20 いや~今年の仕事も実質この1週間で終了です。今年も過ぎ行く日々は早かったなあ。
写真は完成直前の段階でのCCR-BW/WHのショットです。超シンプルでしょ。
ド派手な木目のソフトメイプル材の製品より、ワタクシは素の木が好きですね。こー言う楽器は派手さは無くても長~く飽きの来ない付き合いが出来るもんです。楽器は一生付き合えるかどうかで選ばなくちゃ。
サウンドはCCRファンが居るくらいですからお墨付きと言っていいでしょう。このモデルは濃厚なナチュラル・トーンが売りですからガチャガチャ弾きまくるタイプではなく、感情移入して弾き込むタイプのプレイヤーさんには生涯の親友になれるでしょう。
トグルSWの下のノブがLCV(ローカット・ヴォリューム)です。これを絞れば、ハンバッカーでありながらコイルタップのようなか細いサウンドではなくアンサンブル中でしっかり存在してくれるシングルPUと遜色無いサウンドもメイク可能です。
最近は以前に製作したCCR所有の方々から、この回路への変更依頼も寄せられています。広く皆さんにお薦め致します。
いつもながら「ギター弾きで良かった」そう思わせてくれる1本に仕上げてあります。
写真は完成直前の段階でのCCR-BW/WHのショットです。超シンプルでしょ。
ド派手な木目のソフトメイプル材の製品より、ワタクシは素の木が好きですね。こー言う楽器は派手さは無くても長~く飽きの来ない付き合いが出来るもんです。楽器は一生付き合えるかどうかで選ばなくちゃ。
サウンドはCCRファンが居るくらいですからお墨付きと言っていいでしょう。このモデルは濃厚なナチュラル・トーンが売りですからガチャガチャ弾きまくるタイプではなく、感情移入して弾き込むタイプのプレイヤーさんには生涯の親友になれるでしょう。
トグルSWの下のノブがLCV(ローカット・ヴォリューム)です。これを絞れば、ハンバッカーでありながらコイルタップのようなか細いサウンドではなくアンサンブル中でしっかり存在してくれるシングルPUと遜色無いサウンドもメイク可能です。
最近は以前に製作したCCR所有の方々から、この回路への変更依頼も寄せられています。広く皆さんにお薦め致します。
いつもながら「ギター弾きで良かった」そう思わせてくれる1本に仕上げてあります。
個別報告 川崎のHさん
12/17 ヨコハマ快晴。でも冷えます。
写真はHさんのペグロケーション変更を終えたギブソンSGです。同時にスロープヘッド化と偏芯サドル交換を終えたCCRも全ての作業を無事終了しています。どちらも予定通りの結果が得られていますよ。
このSGも最初の状態と終了後のサウンドを比較したら別物の鳴りを示しています。恐らく誰も元の状態の鳴り方がいいとは言わないでしょう。少しぐらいの差ではありません。明らかにアフターの方がいいです。ご安心を。
こうした微妙な設定差から起こるサウンドのクオリティの違いを体験すると初めて楽器と言うモノが単なるモノではないことが所有者ご自身も理解出来る様になります。
実際には楽器設計には自由度は驚く程少ないんです。
オリジナルと称して製作者が自由に作り上げたものも含めてそれらは一般的には楽器の扱いを受けてはいますが、実際にはやはり音楽を生み出す道具として積み上げられた裏付け在る技術やノウハウの元で製作された物しか本物の楽器とは呼べないと思いますね。
こうした作業を行う度にその微妙なる世界に技術屋として居る事を実感します。
Hさん、直接受け取り/発送、いずれかをご指定下さいね。ご連絡お待ちしています。
写真はHさんのペグロケーション変更を終えたギブソンSGです。同時にスロープヘッド化と偏芯サドル交換を終えたCCRも全ての作業を無事終了しています。どちらも予定通りの結果が得られていますよ。
このSGも最初の状態と終了後のサウンドを比較したら別物の鳴りを示しています。恐らく誰も元の状態の鳴り方がいいとは言わないでしょう。少しぐらいの差ではありません。明らかにアフターの方がいいです。ご安心を。
こうした微妙な設定差から起こるサウンドのクオリティの違いを体験すると初めて楽器と言うモノが単なるモノではないことが所有者ご自身も理解出来る様になります。
実際には楽器設計には自由度は驚く程少ないんです。
オリジナルと称して製作者が自由に作り上げたものも含めてそれらは一般的には楽器の扱いを受けてはいますが、実際にはやはり音楽を生み出す道具として積み上げられた裏付け在る技術やノウハウの元で製作された物しか本物の楽器とは呼べないと思いますね。
こうした作業を行う度にその微妙なる世界に技術屋として居る事を実感します。
Hさん、直接受け取り/発送、いずれかをご指定下さいね。ご連絡お待ちしています。
報告&出荷案内
12/16 今日も冷えてます。
ギタリストのYさんのCCRのスロープヘッド化+偏芯サドル交換作業無事終了しております。たいへんお待たせを致しました。お仕事には間に合わせましたからね。受け取り日程をご連絡下さいませ。
Nさんご購入のTELESA-EAも本日出荷させて頂きました。完成以来、連日の試奏もひとまず終了致しましたのでNさんのご要望にお応えしての特別販売です。また次のを仕込まなくちゃねえ~。
あと半月で今年も終わりですね。来年となりますとワタクシの予定では製作期間がまた1年終了に近づくわけですからね。大切に日々過ごしたいです。絶えず進化させる努力も惜しまないつもりです。それがプロの基本姿勢ですし、これでいい、と思った時点で成長は止まりますから。
死ぬまでは進化する!(^ ^)/

ギタリストのYさんのCCRのスロープヘッド化+偏芯サドル交換作業無事終了しております。たいへんお待たせを致しました。お仕事には間に合わせましたからね。受け取り日程をご連絡下さいませ。
Nさんご購入のTELESA-EAも本日出荷させて頂きました。完成以来、連日の試奏もひとまず終了致しましたのでNさんのご要望にお応えしての特別販売です。また次のを仕込まなくちゃねえ~。
あと半月で今年も終わりですね。来年となりますとワタクシの予定では製作期間がまた1年終了に近づくわけですからね。大切に日々過ごしたいです。絶えず進化させる努力も惜しまないつもりです。それがプロの基本姿勢ですし、これでいい、と思った時点で成長は止まりますから。
死ぬまでは進化する!(^ ^)/

追加写真
12/15 今日は快晴。でもさすがに冷えます。
昨日は来客が連続でありまして作業が進められなかったので今日に持ち越し。頑張りました。
蔵前のHさんの調整2本も本日無事に完成。明日以降の発送となりますので今暫くお待ち下さい。
ちなみに試奏品のTELESA-EAですが、試奏に見えた方の強い要望になぎ倒され売却決定しました。(*v.v)。
写真はチューンしたアコギで売却用の1本。前回写真がありませんでしたので本日公開。
SUZUKI ヴァイオリン製のなんちゃってD-45タイプ。まだ塗装の乾き待ち状態ですが、例によってそこかしこ作り替えちゃってますから鳴りますよ~
今回の処分品とは言えチューン後の出音に対して実際にこれらと張り合える製品となると最低でも30万クラスからでしょう。チェックに来られた方々もそこは共通で納得されてる点です。
ギター弾きならいいアコギは 必ず持ってなくちゃね。(^O^)
昨日は来客が連続でありまして作業が進められなかったので今日に持ち越し。頑張りました。
蔵前のHさんの調整2本も本日無事に完成。明日以降の発送となりますので今暫くお待ち下さい。
ちなみに試奏品のTELESA-EAですが、試奏に見えた方の強い要望になぎ倒され売却決定しました。(*v.v)。
写真はチューンしたアコギで売却用の1本。前回写真がありませんでしたので本日公開。
SUZUKI ヴァイオリン製のなんちゃってD-45タイプ。まだ塗装の乾き待ち状態ですが、例によってそこかしこ作り替えちゃってますから鳴りますよ~
今回の処分品とは言えチューン後の出音に対して実際にこれらと張り合える製品となると最低でも30万クラスからでしょう。チェックに来られた方々もそこは共通で納得されてる点です。
ギター弾きならいいアコギは 必ず持ってなくちゃね。(^O^)
チューンド・アコースティック売却
12/13 #-2
本日2回目のブログはチューンナップしたアコギの処分告知です。
御陰さまで20名近い方々にお越しいただきチェック頂き、かなりの好評を頂いたチューン済みのアコギ達ですが、スロープヘッド化した個体やオーソドックスなスタイルでのチューンナップと、tmpならではのチューン設定でまとめた個体達も今やチューン終了からの時間経過で今回のチェックスタート時点より一層の鳴りを示し出しています。
*各モデルは最初にお越しいただいた方々にはちょっと申し訳ないくらい、ここ数日から本格的に鳴り始めています。
こうしたサンプルがあることでtmpのアコースティック・ギターに対するチューンナップの結果を具体的に示す事が出来ましたので(*地方在住の皆さんには対応出来ず誠に申し訳ないと思っています)
スロープヘッド化した上でのチューン個体1本(ヤマハ・LL)を除いて、4本を特別に処分販売致します。
今回は本来のチューンナップ価格合計から各ブリッジ台座加工(台座段差加工+裏面ブロック接合+ピン穴再加工などのトータル料金)の3万円をマイナスしたプライスにて処分販売致します。
◯まずはリッチな響きが魅力なD-35系モデルのS・Yairi製 YD-120Nを¥165.000にて。
◯音の腰の強さと鳴りの張り出しが特徴の1980’SのYAMAHA FG400を¥155.000にて。
◯唯一のスロープヘッド化個体でD-18系の乾いたマホの響きのFENDER SONORANを¥180.000
◯元は鈴木ヴァイオリン製のなんちゃってD-45モデルはtmpチューンで完全にグレードアップして艶やかさを備えたふくよかなトーンが特色。(現在部分的に塗装処理中な為に写真は後日お見せします)
¥160.000にて
主な共通作業:燻煙処理、ブリッジ台座加工、グリップ・ファイリング、フレット・ファイリング、サドル&ナット交換(牛骨削り出し)ペグロケーション&ペグ新品変更etc
全本共にアーニーの012~ブロンズ弦にて調整済み。
エレキ弾きの要望に合わせ、かなり低めの弦高設定にて仕上げてあります。ユーズド品のチューンベースですから各個体共に全体に小傷/スリ傷など有りますが結構キレイな個体達です。
@ tmpチューン品は鳴りが最重要です。見た目重視の方は購入ご遠慮下さいね。
それぞれメール申し込みの早かった方に販売決定します。お申し込みスタートです。
以上は全て税抜きプライスです。(それぞれ元のユーズドケース付き)

本日2回目のブログはチューンナップしたアコギの処分告知です。
御陰さまで20名近い方々にお越しいただきチェック頂き、かなりの好評を頂いたチューン済みのアコギ達ですが、スロープヘッド化した個体やオーソドックスなスタイルでのチューンナップと、tmpならではのチューン設定でまとめた個体達も今やチューン終了からの時間経過で今回のチェックスタート時点より一層の鳴りを示し出しています。
*各モデルは最初にお越しいただいた方々にはちょっと申し訳ないくらい、ここ数日から本格的に鳴り始めています。
こうしたサンプルがあることでtmpのアコースティック・ギターに対するチューンナップの結果を具体的に示す事が出来ましたので(*地方在住の皆さんには対応出来ず誠に申し訳ないと思っています)
スロープヘッド化した上でのチューン個体1本(ヤマハ・LL)を除いて、4本を特別に処分販売致します。
今回は本来のチューンナップ価格合計から各ブリッジ台座加工(台座段差加工+裏面ブロック接合+ピン穴再加工などのトータル料金)の3万円をマイナスしたプライスにて処分販売致します。
◯まずはリッチな響きが魅力なD-35系モデルのS・Yairi製 YD-120Nを¥165.000にて。
◯音の腰の強さと鳴りの張り出しが特徴の1980’SのYAMAHA FG400を¥155.000にて。
◯唯一のスロープヘッド化個体でD-18系の乾いたマホの響きのFENDER SONORANを¥180.000
◯元は鈴木ヴァイオリン製のなんちゃってD-45モデルはtmpチューンで完全にグレードアップして艶やかさを備えたふくよかなトーンが特色。(現在部分的に塗装処理中な為に写真は後日お見せします)
¥160.000にて
主な共通作業:燻煙処理、ブリッジ台座加工、グリップ・ファイリング、フレット・ファイリング、サドル&ナット交換(牛骨削り出し)ペグロケーション&ペグ新品変更etc
全本共にアーニーの012~ブロンズ弦にて調整済み。
エレキ弾きの要望に合わせ、かなり低めの弦高設定にて仕上げてあります。ユーズド品のチューンベースですから各個体共に全体に小傷/スリ傷など有りますが結構キレイな個体達です。
@ tmpチューン品は鳴りが最重要です。見た目重視の方は購入ご遠慮下さいね。
それぞれメール申し込みの早かった方に販売決定します。お申し込みスタートです。
以上は全て税抜きプライスです。(それぞれ元のユーズドケース付き)

STELA-Customについて
12/13 今日のヨコハマ冷たい雨が降る寒い一日です。
STELA-Customについて問い合わせを頂いておりましたので再度紹介致します。
カスタム仕様はコントロールが裏ザグリ方式でして裏面はこんな感じ。ついでに正面の写真も加えておきます。来週中に特注のブロックサドルが到着予定ですので従来のプレスサドルとのいずれかのマウント予定です。
ボディ材がソリッドスプルースなので倍音出まくりの素材ですからブロックサドルで音を引き締めても表情が硬過ぎる様なことは少ないでしょう。太さも腰もしっかり出ます。ネックも最上のイタヤカエデから削り出したスロープヘッド・ネックですから現在高い評価を得ている和音のまとまり具合やベンドフィールも格別です。ミディアム・ラウンドグリップにて仕上げてあります。
ピックアップは全てtmp製(アルニコMg/エナメル・クライオ処理コイル)SSP仕様、コントロールはCRL/5WayセレクターSW+MV+P-90専用/LCV+MTのSSP・仕様です。
既にこの仕様の楽器を弾いた経験がお有りの方なら感じている筈ですが、楽器そのものが備えている表現力は通常のストラトの比ではありません。ニューヨーク系スタジオ・プレイヤーなどには強力な相棒となる筈です。ジャジーなサウンドからロックやブルースにまで存在感を示します。その為に作り上げた楽器ですからね。入魂の1本でございます。(^ ^)
セミハードケース付きで税別¥430.000で販売致します。年内に必ず完成させます。お楽しみに。

STELA-Customについて問い合わせを頂いておりましたので再度紹介致します。
カスタム仕様はコントロールが裏ザグリ方式でして裏面はこんな感じ。ついでに正面の写真も加えておきます。来週中に特注のブロックサドルが到着予定ですので従来のプレスサドルとのいずれかのマウント予定です。
ボディ材がソリッドスプルースなので倍音出まくりの素材ですからブロックサドルで音を引き締めても表情が硬過ぎる様なことは少ないでしょう。太さも腰もしっかり出ます。ネックも最上のイタヤカエデから削り出したスロープヘッド・ネックですから現在高い評価を得ている和音のまとまり具合やベンドフィールも格別です。ミディアム・ラウンドグリップにて仕上げてあります。
ピックアップは全てtmp製(アルニコMg/エナメル・クライオ処理コイル)SSP仕様、コントロールはCRL/5WayセレクターSW+MV+P-90専用/LCV+MTのSSP・仕様です。
既にこの仕様の楽器を弾いた経験がお有りの方なら感じている筈ですが、楽器そのものが備えている表現力は通常のストラトの比ではありません。ニューヨーク系スタジオ・プレイヤーなどには強力な相棒となる筈です。ジャジーなサウンドからロックやブルースにまで存在感を示します。その為に作り上げた楽器ですからね。入魂の1本でございます。(^ ^)
セミハードケース付きで税別¥430.000で販売致します。年内に必ず完成させます。お楽しみに。

土曜日のまとめ報告
12/11 今日のヨコハマは風が強めではありますが穏やかな快晴日です。
明日は日曜ですので塗装は行いませんので本日は写真のスロープヘッド化のネックやフレットレス仕様のTBネック、そしてロケーション変更のSGなどの作業が中心です。
SGも完全に元穴の位置が異なった設定からのロケーション変更でしたのでペグを取り付けても元穴の埋木した部分が露出してしまいます。その埋木部分は塗装済み部分より塗料の吸い込みが強いため部分的な重ね修正が必要となりますので、その部分で時間を食っています。
でも作業終了後はエアコンのヒーターで塗膜硬化を促進させていますから順調に仕上がっています。
ギブソン系の楽器の所有者の方で、何か音が抜けない、腰が無い、レスポンスが悪い、コードを引いてもバランスが悪くコード音がひとつにまとまらない、などの症状でお悩みの場合、その楽器に与えられたヘッド角などの設定に対してペグロケーション自体にズレが生じている場合が非常に多く見受けられます。
ここでメーカー名/モデル名などを公表する訳にはいきませんので、心当たりの方は一度メールにてご相談下さい。
現実、一般の楽器店やリペアーショップではそれらの悩みを相談しても多くはピックアップ交換を薦められる事が多いでしょう。しかし、そこが鳴りの悪さの要因となっている場合は、いくらピックアップを変えようが根本的な解決にはなりません。
それは張られる弦自体に倍音豊かに安定した弦の振動を起こす為に必要な張力設定があるからです。
それが前提であり、また楽器のスケール設定とヘッド構造や仕込み設定などから、その条件下でおのずと必要となるバランスを得る為のペグのロケーション位置が決まってしまいます。それからズレたらもうバランス出来無くなるのです。
バランスしない楽器の殆どはその根本設定自体に問題があると考えても決してオーバーではないです。
裏を返せば、作り直せばより良い結果は出せる、と言う事です。至ってシンプルな話。
でも現実には[ペグ穴を埋木して新たに設定し直して塗装処理も行って確実に結果を出す]それを通常業務レベルで請け負っている処をワタクシですら今まで耳にした事が無いんですね。
リペアーショップでペグ交換は出来るのは当たり前ですが、新たな設定を行う事で鳴りの問題を解決する作業はリペアーの範疇を超えていると言ってもいいでしょう。それはこの作業の場合、まずベストな結果を得られる楽器の設計自体を行える人間にしか出来ないからです。
また、基本的にtmpの場合では燻煙処理など数種のベーシック作業を前提としたトータルなパッケージ作業が前提です。一連のパッケージ作業を行わないとより良い結果は得にくいからです。
ちなみに、ギブソンのペグロケーション変更のみの基本料金は¥30.000~となっております。
基本作業の内容は元穴の埋木加工+再設定のでペグ穴加工+塗装処理(ペグ自体の変更が含まれる場合はペグ代の加算)です。ご参考までに。

明日は日曜ですので塗装は行いませんので本日は写真のスロープヘッド化のネックやフレットレス仕様のTBネック、そしてロケーション変更のSGなどの作業が中心です。
SGも完全に元穴の位置が異なった設定からのロケーション変更でしたのでペグを取り付けても元穴の埋木した部分が露出してしまいます。その埋木部分は塗装済み部分より塗料の吸い込みが強いため部分的な重ね修正が必要となりますので、その部分で時間を食っています。
でも作業終了後はエアコンのヒーターで塗膜硬化を促進させていますから順調に仕上がっています。
ギブソン系の楽器の所有者の方で、何か音が抜けない、腰が無い、レスポンスが悪い、コードを引いてもバランスが悪くコード音がひとつにまとまらない、などの症状でお悩みの場合、その楽器に与えられたヘッド角などの設定に対してペグロケーション自体にズレが生じている場合が非常に多く見受けられます。
ここでメーカー名/モデル名などを公表する訳にはいきませんので、心当たりの方は一度メールにてご相談下さい。
現実、一般の楽器店やリペアーショップではそれらの悩みを相談しても多くはピックアップ交換を薦められる事が多いでしょう。しかし、そこが鳴りの悪さの要因となっている場合は、いくらピックアップを変えようが根本的な解決にはなりません。
それは張られる弦自体に倍音豊かに安定した弦の振動を起こす為に必要な張力設定があるからです。
それが前提であり、また楽器のスケール設定とヘッド構造や仕込み設定などから、その条件下でおのずと必要となるバランスを得る為のペグのロケーション位置が決まってしまいます。それからズレたらもうバランス出来無くなるのです。
バランスしない楽器の殆どはその根本設定自体に問題があると考えても決してオーバーではないです。
裏を返せば、作り直せばより良い結果は出せる、と言う事です。至ってシンプルな話。
でも現実には[ペグ穴を埋木して新たに設定し直して塗装処理も行って確実に結果を出す]それを通常業務レベルで請け負っている処をワタクシですら今まで耳にした事が無いんですね。
リペアーショップでペグ交換は出来るのは当たり前ですが、新たな設定を行う事で鳴りの問題を解決する作業はリペアーの範疇を超えていると言ってもいいでしょう。それはこの作業の場合、まずベストな結果を得られる楽器の設計自体を行える人間にしか出来ないからです。
また、基本的にtmpの場合では燻煙処理など数種のベーシック作業を前提としたトータルなパッケージ作業が前提です。一連のパッケージ作業を行わないとより良い結果は得にくいからです。
ちなみに、ギブソンのペグロケーション変更のみの基本料金は¥30.000~となっております。
基本作業の内容は元穴の埋木加工+再設定のでペグ穴加工+塗装処理(ペグ自体の変更が含まれる場合はペグ代の加算)です。ご参考までに。
