今回は八ヶ岳のソロ山行。
天気も申し分ない。稜線歩きが気持ちいい。
権現岳でひと息ついていると、「ヤッホー」とヤッホーアプリの通知が鳴った。
ゲストアカウントの人からだ。
「こんにちは。権現岳どうですか?実は僕も今日行く予定だったんですけどねん挫しちゃって」
「凄くいいですよ。今カメラで写しますね」
「ありがとうございます。おっ、いい景色ですね」
そのあとも何気ない会話をした。
ここから先は急な場所もあるのでアプリのステータスを着信不可に変更しておく。
以前は心無い言葉(「落ちて死んでしまえ」など)を言ってくる人もいたけど今はほとんどいない。
友達からの着信に限定することもできる。
「この先の様子もちょっと見ておきたいな」
そう思って自分もヤッホーアプリの八ヶ岳に登ってみる(入室してみる)。
「おっ、いるいる!」
「えっと、山小屋あたりにいる人に聞いてみようかな」
仮想空間の山をピンチアウト(拡大)する。
アバターを選択してヤッホーボタンを押す。
「こんにちは。そっちの天気どうですか?」
「いいですよ。山小屋の人の話だと今日はずっとこんな感じだそうです」
それを聞いて安心する。
点滅しているアバターがあったのでそれをクリックしてみる。
【八ヶ岳(赤岳~硫黄岳)オンラインガイド実施中】
そんな表示が出てきた。
実際に山を歩き、景色を見せながらガイドしているらしい。
これなら自宅でもちょっとした登山気分を味わえる。
プロのガイドらしく、参加するにはヤッホーコインが必要みたいだ。
アプリを閉じて、しばらくは写真を撮りながらのんびりと進んだ。
(まさかのつづく)
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すべてフィクションです。
過去のシリーズ記事(あんなこといいな)もどうぞ。
それに近いことが最近できるようになってきています。
・何気ない休日のRUN (2014年)
・ぶらり山歩き (2014年)
・食べては走る (2015年)
・山トレーニング (2016年)
・自由を求めて (2016年)
・Tech Mountain Orienteering (2016年)
・山へ しば刈り(仕事)に (2020年)

