春休み中は、なかなか更新できず、おまけにペタ返し、コメントのお返事も遅くなりすみません。




1年半前の事を書いているとありますが、今、2006年の7月の事を書いています。

書くペースが遅いので、ずれ込んでしまいました。



彼との話なんて、直ぐに書き終わってしまうだろう・・・。って思っていましたが、色々な事があり、かなり書ききれずにいます。



ゆっくり書いていきますので、どうぞよろしくお願いします。



kat



P.S   いつも・・・・・更新がされてなくても、ぺタしてくださるあなた(*^_^*)本当にありがとう♪

7月に入り、何の前触れもなく彼からメールがきました。
「この前はごめん。酷い事をした。本当に申し訳ない。」


その時の私は、彼の事が大好きで、何かあってもすぐに許してました。



元からあんまり根にもたない性格でもあったし、感覚的におかしいのかもしれないけど、たかが裸…。
あのくらいの事、何ともない自分がいました。。。
結局、彼もあんな感じで言うだけだったしね。みたいな。。。


あの裸事件から、久しぶりの彼からのメール。
いつもの様に、普通に接している自分がいました。


私 「どしたん!元気?」
彼 「ううん。元気ない。オマエに会いたいでたまらん。」
私 「会おう!」


この時の私は、彼の言葉に二つ返事。


『恋は盲目』とはよく言ったものです。

すぐに彼と会う約束を取りつけました。
それもすぐ。


しかし私にも、少しだけ女の意地がありました。
「会うのはいいけど、実家には帰る予定はないよ。(私の実家は彼の自宅まで5分の範囲。彼と私は、結構私が実家に帰る日に会っていました。)」

…遠回しに「会いたいならあんたが来い!」と伝え、彼の出方をみました。


彼は「行く!オマエの自宅近くまで行く!そしたら出てきて!」と必死。


話し合った結果、お互いの半分半分の所で会うことになりました。

ドアを開け、外に出ようとした瞬間。

彼が運転席から降り、助手席の私の方へ回って来ました。


私のこの行動は、お酒が入っていたとは言え、いちかばちかの行動でした。



裸で降りようとする私の前に、立ちはだかる彼。

引っ張り出されるのかと思って構えると、「オマエ、飲み過ぎじゃ。えーかげんにせいや。」と言われ。。。。。


そこで引けば、かわいいものを・・・・・私は引き下がらずに彼に言いました。
「今更、何を言いよるん?もうええわ。どいて!」


彼が思った通りの彼だったので、私は調子にのりました。
彼が引いた所を見て、押し進みました。


彼も私も駆け引き状態。


しかし、逆に粋がった私を見て、彼は「オマエ、もうええわ。はよ服着れ!!!」と・・・・・。



いつも、こうなんです・・・・・。

ホントにギリギリの所まで、私を追い詰める。

そして、崖っぷちで私を許す。

後は、「俺も行き過ぎた所があったわ・・・。ごめん。」って謝ってくる。



ドラマじゃないんだから・・・・。っていつも思ってました。


私は引けずに「どいて!!!」と怒鳴りつける感じで彼に言い、彼を押しのけようと力を入れたとき・・・・・・。

彼に、力いっぱい押され、簡単に座席に押し倒されました。

彼が助手席から乗り込み、私を外に出さないようにしている。。。。。




そして、彼が・・・・・。

「俺は帰る。そしたらオマエも服着るやろ。ここまでするオマエを信じる。今日はちぃちゃんと飲みよったんやの。わかった。」

・・・・・と言って、私の服を顔に投げ、彼は自分の車で自宅へ帰って行きました。



夜中二時半。



本当は嘘を吐いていたのは私。

正直、心が痛みました。


そして私は車の中で、静かに服を着ました。

彼は「自分以外の男と会っていた私を抱いて、メチャクチャにしたい。」のではなくて、「自分以外の男と会っていた私を、引きずり回してやる!」…と、そっちの方でした。



しかし私は、彼のいつもの癖!?と、言うか…彼の性格!?と、言うか…をわかっていたので、あまり焦りませんでした。


彼はいつもそう。

何か問題が起きると、私を崖っぷちまで追い詰めるんです。
彼なりの、私に対する想いのぶつけ方だったんだと思います。

普通にこの話を聞くと、ありえない…。そこまでされて、それでも彼が好きなのか?と、思うでしょう。


ある意味、私は余裕でした。
「あ、いつものだ…。」みたいな…。


私自身、いつも強気で何事も大事に考えないと言う性格。
そんな私の態度が、彼の怒りをもっともっと大きくしたようで、彼の言う事と態度が激しくなってきました。



「早く、脱げ!」

「イヤ!」



手を胸元に伸ばされ、服を引っ張りながら押さえつけられる。
手足をジタバタしても、彼にはかなわない…。


「本当は男なんやろうが!早く本当の事を言え!」


深夜、車と言う密室で起こった出来事。


激しく反抗する私を無視し、彼は私にのりました。
身動きができず、そのうち力も無くなり、反抗する事が馬鹿らしくなった私。


すべてがどうでもよくなった私は、自分から言いました。

「わかった。脱ぎゃいーんでしょ。自分で脱ぐから、手を出さないでくれる?その後、引っ張り回すなり、なんなりあんたの勝手にすればいい!」



…と、私は彼の手を振り払い、自分で服を脱ぎ始めました。

私の中の賭け。
ここまで強気に出たら、彼はどうするだろう…みたいな…。


そして、真っ裸になり彼を見て「どこで私の事を引っ張り回すの?外?出ようか?」
と、言って私は車のドアを開けました。

私は髪と身体を引っ張られ、車から引きずり降ろされました。

大雨の中、地面に投げられた私。




「地面が・・・・・・・・・顔の・・・横に・・・・ある・・・・・・・なんで・・・・・!?」


彼に会った事で安心したのか?今頃、酔いが回ってきた感じでした。



彼は凄い口調で、上から私に文句を言ってます。

彼   「男と飲みに行ったオマエは絶対許さん!!!」

私は髪を掴まれ、揺さぶられ、投げられました。


立ち上がろうとすると、足を引っ掛けられ、また倒され。。。。。。
何回も何回も、立ち上がろうとする度に引っ掛けられ、私のスカートが破けました。


・・・・・彼が「カワイイね。」って言ってくれたスカート・・・・。

膝の所から、段々と激しく破れてきました。



しかし彼は、そんな事おかまいなしで、ガンガン私の頭を揺さぶります。


足からは血が・・・・・・・。




そして、彼は言い出しました。

「もういい、オマエなんかいらんわ。オマエの中から俺を全部消せ!!!」

「俺の事忘れろ!!!」

「俺もオマエを忘れるわ!!!」



私は自分が嘘を吐いていた事もあったので、「わかった・・・。」と言い、たまたま車に乗せていた、彼からもらった物全部(奥さんにバレタ時に、全部処分するように彼に言われていたから、まとめていてそのままだった・・・・・・。)を彼に渡し、この場所から離れようとしました。



その時・・・・・。

『ビリッ。ビリビリ。』と、音が・・・・・・。

見ると・・・・・彼が貼ってくれた、車の前ガラスのスモークを剥がしていました。


私は『徹底的にやる彼』を見て、車なんかどうでもいい!・・・・・この場から離れなければ・・・!!!と、大通りに出ようと、彼に背中を向け歩き出しました。



「どこに行きよるんか!!!???」

と声を荒げて、彼が近づいてきました。


そして、後ろ髪を掴まれ、引きずり戻され車の中に投げ入れられたのです。



私は逃げようと、暴れながら大声を出しかなり抵抗。。。。。

しかし、誰もいない駐車場。誰もいない時間。



車という密室で、彼はいきなり私に「裸になれ!!!」と言ってきました。

頭の中が、お酒でグルグル回っていても、彼の言っている事はわかりました。


私は「イヤ!!!!」と、反対を向き、彼が言った事なんか無視。


すると、彼の手が肩から胸に伸びてきて、私の服を脱がせにかかりました。

私はすぐにタクシーを降り、横断歩道を渡り、彼の車の方へ走りました。


夜中…。
大雨…。


私は怖くて、すぐに彼の車に乗れなかったので、運転席側にいきました。
が、彼は窓を少し開け「早く乗れ!」と、とても怒っています。


私は急いで逆に回り、彼の車の助手席に乗りました。

彼 「オマエ、誰と飲みにいっとったんか?」

私 「ちぃちゃん。」

彼 「嘘つけ!男やろーが!どこの誰か!?」

私 「違うよ!女!友達!」

彼 「オマエ見よったらわかるわい!はよ、本当の事を言えーや!」

私 「嘘やない!」

彼 「それに、オマエ今日は電車があるうちに帰るって俺に言ってなかったか?タクシーで帰ってくるとか、どういう事なんか!?友達も子供がおるんやろうが!女がこんな時間まで、フラフラ飲み歩いてから、バカやないんか?おまえたち!」

私 「だって、久しぶりに会ったんやもん。」

彼 「久しぶりに会ったとしても節度ってのがあるのがわからんのか!?」

私 「女が子供を預けて出るとか、滅多にできんの。男のあんたにはわからんやろうけど。」

彼 「オマエ、何を開き直りよるんか!?」




私の『間違った事してないよ~』のこのモノの言い方が気に入らなかったのでしょう。
彼の怒りはピークでした。



彼は車を動かし、私が停めている駐車場まで行きました。


そこは広い駐車場。
昼間は、会社勤めの人が行き来している駐車場。
しかし、夜中…。
車はなく、当たり前に人もいません。



彼は、私の車の横に自分の車を停め、いきなり車を降りたかと思うと、助手席側に回って来て、ドアを開け、私を掴み、私の事を引きずり降ろしました。

彼にメールをしました。
「今、帰りよる。」


すると、すぐに彼から電話。


私  「もしもし?」

彼  「お前、どこにおるんか!!!???」

私  「タクシーの中。」

彼  「友達は?」

私  「さっき、タクシー降りた。」

彼  「嘘つけ!!!!!!最初から、そんな友達とかおらんのやろーが!!!」

私  「いたよ~。家が私より随分手前だから、先に降りたの!」

彼  「俺がそんな事でごまかせると思っとるんか!!!???」



やっぱり、彼は私の事を疑っていました。

彼の怒りは、電話越しに十分感じました。


しかし、私も今更本当の事なんて言えません。




タクシーの中で、 少し酔ったフリをして、受け答えする私。


時間にして、夜中の1時過ぎ・・・・・。

梅雨時期だからか・・・・・外は大雨。


ごまかして、その場をしのげば、どうにかなると思った私は彼に「ごめん。もう少しで実家に着くわ。また明日ね。」と言って電話を切ろうとしました。


すると、彼が一言。

「お前が乗っとるタクシーはこれか!?今すぐ降りれ!!!」



何時間も私が帰ってくるのを待っていたようで、交差点で信号停車していた私が乗っているタクシーの反対側に彼の車が見えました。


全身の血の気が引きました。

土曜日。

夜8時。


私は、男友達と飲みに行くため、約束していた場所に急ぎましたが、友達はまだ来ていませんでした。


私は先に店に入り、友達を待ちました。


すると・・・・・・。

何分かして・・・・「ごめん~kat~!!」と、言いながら友達が入ってきて、私の前に座りました。

「お前、大丈夫やったか?」

と、いきなり心配してくれる友達。。。。。


あの、彼の奥さんにバレてからの事以来、会うのは初めてだったので、そんな言葉がでたんでしょう。

嬉しかったです。

私は「大丈夫やったよ~。」って返事。



「そうか(~o~)今日はエンドレスじゃ~、kat帰さんぞ~!!!」と言って友達は私に元気をいっぱいくれ、お料理を頼みながら色々な話をし、二人とも焼酎が好きなのでボトルを入れ、ゆっくり飲んでいました。


何か・・・・久しぶりに味わう開放感。。。。。


ずっと、暗闇の中にいた毎日だったので、とてもとても楽しかったです。


それに、友達は私の全部を知っている。

汚い所も・・・・辛い所も・・・・・。

最近、こんなにラクな事はなかったなぁ・・・って実感。



かれこれ・・・・・・。

二時間くらい飲んでいた頃でしょうか・・・・・。



私の携帯が『ブ~ッブ~ッ』と鳴っていました。

「誰?」と携帯を見てみると彼。


「なんで?こんな時間に電話できるの~?普段は絶対無理なのに・・・・・。」と思いながらも、電話に出る事はできませんでした。


友達には正直に「彼からだぁ。」って伝えました。

「彼氏、ブッちぎって大丈夫なんか?」と友達に言われましたが、「大丈夫!大丈夫!」とさらっと返し、また携帯をバックの中へ・・・・・。




しかし・・・。

私が電話に出ない事を疑ってか?メールと電話が次々に・・・・・交互に入ってきました。


私は段々と怖くなってきたし、友達も「kat~。それ大丈夫じゃないやろ~。」と気にくれてました。



楽しかった飲み会が、段々と楽しくなくなってきて、時間は午前0時過ぎ・・・・。

彼のメールの内容も「どこにおるんか?」「何で電話にでらんのか?」「誰とおるんか?」って感じです。



私の頭の中は、怖くて彼でいっぱい。



そこで・・・とてもとても言いにくかったのですが、友達に「ごめん。今から帰ろうと思う・・・・。」と突然伝えました。


さすが長年の友達。

嫌な顔一つせずに「そうしよう!!!」って言って私に付き合ってくれたんです。



会計を済ませ、タクシーを探し飛び乗りました。


友達は会社に泊まると言って私を見送ってくれ、そのまま会社へ・・・。




タクシーに乗って、すぐに彼にメールをしました。

彼からのメールで、また始まってしまった私たち・・・・・・。


気持ちは抑えられず・・・・・我慢できず・・・・・もう、どうにもなりませんでした。



しかし、「会いたい」と思っても、直ぐに会えず、メールもお互いの旦那や嫁の目を盗んでは・・・・・という感じでした。

前よりも確実に愛が、想いが、深まっている事は間違いなかったです。



お互いが「会いたいよ。」「会いたいよ。」と言っても、なかなか会える日は来ない・・・・・。


どうにかしたい・・・・・何も出来ない・・・・・。という日々が続き、イライラとなぜか涙・・・・・。





そんな時でした。


彼の奥さんにバレて別れた時、私の気持ちを落ち着かせてくれた、あの仲の良い男友達から「飲みに行こう!!!」と嬉しいお誘い。


この男友達・・・・すごく信頼してるし、尊敬もしている人です。

私は、迷う事無く返事をしました。


「うん!!!行く行く!!!」


が、しかしこの事を彼には言えませんでした。。。。。


やっぱり相手は男・・・・・。

言えない・・・・・。



そう思った私は、彼に「今度の土曜日ね、ちぃちゃんと飲みに行ってくるね。」と嘘を吐きました。


彼は「わかった。」と言いながら「どこに飲みに行くの?」とか「何時ごろ帰って来るの?」とか「嫁さんが寝た後だったら迎えに行けるかも?」なんて言っていました。もう、この時から、私の事を疑っていたのでしょう。



土曜日。

私はこの後起きる、悲しい出来事を知らずに、男友達との待ち合わせに急ぎました。

私は、彼との繋がりをすべて失ってしまった…。
そんな気持ちで心はいっぱい…。



涙しか出ない毎日を、どうやって生きて行こうかと、悩みました。



この時、初めて思いました…『彼がいないと生きていけない』と…。



辛い現実を送っていたある日…。




何の前触れもなく…突然、彼からメールがきました。

フォルダに彼の名前が出ているだけで、とても動揺。
反面、嬉しさもある。


私は思いきって、メールを開いてみました。


『やっぱり、オマエが忘れられん。』と、一言。



私は、そのメールを見た瞬間、涙が溢れて止まりませんでした。



そして、その彼からのメールで、私達はまた…始まってしまいました。