7月6日Saturday。広島地方には熱中症アラートが発出されました。『餃子の王将』でパワーチャージし、「サロンシネマ」へ。

 

 

公開3週目に入った「あんのこと」を鑑賞。2023年製作、監督・脚本:入江悠。出演:河合優実、佐藤二朗、稲垣吾郎。

 

21歳の杏(河合)、毒親に暴力を振るわれ、小学校にも通えなかった。十代半ばからは売春を迫られ、希望のない人生を送っていた。

 

 

薬物事件を機に出あった風変わりな刑事(佐藤)と新聞記者(稲垣)に心を開き、介護の仕事を得て夜間学校にも通い、希望の一端をつかむ。

 

そんな時、新型コロナが日本を襲う。仕事を失い、学校も閉鎖。杏の希望は一つずつ無情にもはがされてゆく。少女の苛烈すぎる生きざまに言葉を失った。

 

 

余談ですが、河合さんは偏食推しの俳優さんの一人。浜辺美波さん、長澤まさみさんにもぞっこん。この3人に共通しているのは…。

 

女性の苛烈な人生と言えば2023年12月に公開された「ほかげ」(監督:塚本晋也、主演:趣里)と時代は違うが、相通じるものを感じました。

 

 

■2024鑑賞作品…<1月>①枯れ葉(八丁座)<2月>②宝くじの不時着(サロンシネマ)③白い巨塔(映文ライブラリー)<3月>④風の又三郎(映文ライブラリー)⑤忘れられた子等(映文ライブラリー)⑥燈火は消えず(サロンシネマ)⑦河の女(映文ライブラリー)⑧ミツバチのささやき(八丁座)⑨トゥルー・ヌーン(映文ライブラリー)<4月>⑩ビニールハウス(サロンシネマ)⑪君の名は(映文ライブラリー)<5月>⑫悪は存在しない(横川シネマ)⑬関心領域(八丁座)<6月>⑭ONE LIFE(八丁座)<7月>⑮あんのこと(サロンシネマ)