萬日記 ガラクタ部屋とも云う -22ページ目

フッチェンロイター(陶器)の絵皿

ここって画像の呼び出しというのは可能なんでしょうか?


という訳で

フッチェンロイター(陶器)の絵皿です。

「神々の黄昏」

ジェム様 から素敵な画像を頂きました。


なんて幸せなんでしょう~。

ワーグナーサイトやっていて良かったぁ!!


この絵の状態は半分切れてますが、保存してみると元の状態で保存されます。

保存してからご堪能下さい。

もう兎に角溜息が出るほど綺麗ですから・・・


このように人をウットリさせる絵が描きたいヾ( ´ー`)


ジークフリートの質問11(ミクシー内転載記事01)

ジークフリートに質問となっていますが項目的にワルキューレに属するので、

テーマはワルキューレとさせていただきました。



クエスチョン


ジークフリートの質問11で

「槍の喪失⇒女性化というライン」
「女性化」というのは、どういうことなのでしょうか?


という問を頂きました。


アンサー行きますね。


というのはワルキューレ達は女性の身体でありながら槍を持つ事によって男と化している訳です。
 つまり二つの象徴を引き継ぎながら、ユニ・セックス、モノ・セックスを表しているのです。
人間の体の成長に喩えるとワルキューレ達は(槍の存在によって)まだ二次性徴期を迎えていない子供と考えます。



 是を別な方向へ解釈すると女性の身体に男性のエレメントである攻撃、破壊性を併せ持たせた「攻撃的『性』」と転化しゲッツ・フリードリッヒが持ち出したボンデージ・ファッションという考えかたに辿り着く訳です。
ゲッツフリードリッヒ 縦方向に補正した方が良かった?



 ローザンヌ・バレエのモリース・ベジャールも是を踏襲し、黒いラバースーツを身に纏わせています。(ウラジミール・マラーホフと説明した方が良いかしら?)


ベジャールのワルキューレ ブリュンヒルデ

因みにうちのIMEには、「こども」と入力すると未通娘(井上ひさし、「腹鼓記」拠り)と出ます。(爆


ベジャールのワルキューレ2


人間の体の第二次性徴というのは女性の体を形成する上で男性ホルモンの分泌を押さえ女性ホルモンの分泌を促している状態です。

槍=男性ホルモンと考えると・・・


つまりワルキューレでの、ブリュンヒルデは槍を喪失したため(ヴォータンによって)急激に子どもから大人の女性へと変り眠りについたとも言えそうです。

これもまたブリュンヒルデの自己精神の覚醒と併用してと考えるとそれぞれ、肉体の成長、心の成長が重なっています。

もっとも是は御大自身考えた結果なのか、それとも偶然なのかは私達のあずかり知らぬところでは在りますが(偶然だと思うけれど、ワルキューレ第二幕第五場以降、ブリュンヒルデは槍を持たない)
ワルキューレ第三幕では槍を持たない彼女が唯一女性として、女性だけが勝ちうる愛を得るため神々の世界から離れてゆきます。
(槍を棄てきれないワルキューレ達はヴォータンの怒りに畏れをなして逃げ去って行きます)


 娘はもう娘では無く、一人の女として、乳(父)離れ、(微妙に御大の台詞って弄れるのが不思議ですが)してゆくと考えたほうが面白いのではないでしょうかね。

だから

>ブリュンヒルデ
妹(ジークリンデ)は父上が弟(ジークムント)の為に御創りなった剣を持っています。

>ヴォータン
それは儂が砕かねば為らなかったのだ!!


と言う怒りの発露の場面でブリュンヒルデの槍を折らせてみたのです。

 テキスト的にはブリュンヒルデの槍はジークムントの戦場で放置されっぱなしです。
 ヴォータンが態々持参して持ってきたというのはオリジナルの考え方なんですけれど・・・

ジークフリートの質問10(ミクシー内転載記事01)

ジークフリートの場合音楽的、素人的音質感から考えると、

御大がミーメとアルベリヒのニーベルング族が醜く、醜悪に描写し、BGM(←違います)もそれに習い。
ヴォータン以下神の血を引く者たちの背景に流れるライトモチーフが綺麗な形で表現しますね~

ジークフリートはシナリオ的には四部作中最も破綻が無く稀有の纏まりを魅せているんですが、如何せん日本人の感性からは如何しても音中心から入っていくので、平坦でクドクテ・・・(-_-;)



   ∧∧
  (*・ω・)  おやすみ・・・
  _| ⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


  <⌒/ヽ-、___
/<_/____/

のが正直なところです。
(爆

書き込み忘れなんですが、
男根の象徴は剣だけではなく、槍もそれに類します。

つまり、第三幕第二場は世代交代だけでなく、ヴォータン自身の男性をも砕かれる大変痛ましい事象も兼ねていたりします。

そういう意味でワルキューレにてワルキューレ達が持つ槍をこれにあてはめて、ブリュンヒルデが第二幕、第五場以降の槍の所在を考えると
槍の喪失⇒女性化というラインも考えられたりします。


娘と縁を切ると宣言し、尚且つ娘のプライドをズタズタに切り裂く時点でテキスト的には槍は喪失してしまったとも思えます。


Siegfried 33

(手前味噌ですが自分のサイトでは第三場にてヴォータンの怒りの矛先(八つ当たり先?)でブリュンヒルデの槍を折らせたんですが・・・)

Siegfried 34


そうすると神々の黄昏にてジークフリートがハーゲンの槍にて殺されるシーンにしても、御大はジー君に剣を持たせなかった。
つまり剣を持つ資格は失っていた。

Siegfried 36

剣はもっていた、しかし、その剣の本来の鞘はブリュンヒルデであったはずなのに、ギービヒの鞘(グートルーネ)に収まり、ジー君を守れなかった・・
Siegfried 37 最終忠告でさえも聞き入れる事のできないジークフリート



Siegfried 38



後ろから隙を突かれるに相応しいジー君の心此処にあらずの忘心ぶりを如実に表しているような気がします。


Siegfried 35

それ故に盾でハーゲンに打ちかかろうとしていた、シナリオ的がわかるのでは思います。

ジークフリートの質問9(ミクシー内転載記事01)

ジークフリートを聞きこなす為にお勧めするもの


ジークフリート・イドリー(ジークフリート牧歌)を何回か耳に入れると全然違ってきます。


ジークフリート牧歌1

トリビア少々

指環の制作を中断して、トリスタンとイゾルデとマイスタージンガー発表した頃(1868年)自分の弟子ビューローの妻であり、親友リストの娘コージマと晴れて結婚し、スイス・ジュネーブの小さな家に落ち着いた時、この家を二人は密かにトリープシェンとなずけます。

彼女の33歳の誕生日に合せクリスマスの日。
その家でワーグナーは秘密裏に楽士達を家に招きいれ静かに鳴らし始めます。

ジークフリート牧歌1

コージマの日記には彼女は驚いてジー君(御大のご子息)を抱いて階段にでると御大が踊り場で五人子ども達(ビューローの娘二人、御大の娘三人)と一緒になって待っていて、「これは誕生日の挨拶の交響曲だよ」と御大は言ってコージマに楽譜を渡します。
彼女は感涙の涙を流したと書き綴ってます。


(カッコ良いなー、こんな形でベット以外で泣かせられたら最高で(ry
(;-_-)ノ☆(o_ _)oバシッ

ジークフリートの質問8(ミクシー内転載記事01)

クエスチョン


シュトゥットガルトの「ジークフリート」を観ました。
大蛇(ファフナー)がジークフリートと同じ格好で登場すしますが、彼らは同じTシャツを着て、胸のところに書かれた「Sieg Fried」の文字が、大蛇のTシャツはさかさまになっいて、つまり、二人はある種の鏡像のようになっていました。


これは、どういうことなのでしょうか。


アンサー


「ミネルヴァの梟は黄昏に飛び立つ」と言う言葉があります。
(ドイツの哲学者ヘーゲルの著書「法律哲学」の序文にあります)

 知の女神ミネルヴァ(アテナ)の使者であるフクロウ。すべてを認識するようなフクロウは黄昏、つまりひとつのものが完成し、没落しはじめるときに飛び立つんだ、というような意味です。
 
 が

早い話、今わの際に智慧がつく ということです(意訳し過ぎ?)


ファフナーは己の慢心の驕りからジークフリートに倒され、その時漸く賢くなる訳です。

Siegfried 26

>ファフナー
>今日、お前が仆した大蛇が誰であったかを知れ!
大地を支配した巨人族、ファゾルトとファフナーがいたが、
今日を以って二人とも斃れた。

昔、神々が支払った呪われし黄金をめぐって、
儂は兄者を殺し、この森に大蛇と成ってその宝を守っていたのだ。

その最期の巨人族である儂を今日英雄と成るお前が倒したのだ。

よく見よ、よく聴け、そして良く考えよ。
指環を持つ者は常に策略に曝されている。
何も知らないお前を此処に差し向けた奴がお前の死を狙っている。

注意を払え!
儂の忠告を心に留めよ!



>ジークフリート
>凶暴なお前は死に際になって急に賢くなったようだ。

というジー君のコメント付きで。


ジー君はファフナーと全く同じで自分の慢心故にハーゲンに倒されるわけです。(基本的には忠告は全く無視されるのが指環を持つ者のデフォルト仕様という事で、当然ファフナーの忠告なんか聞いちゃいねーわな・・・)


Siegfried 29  
Siegfried 30


もっともファフナーは死ぬ直前例の三者会談の時、ヴォータンとアルベリヒの忠告は彼の(指環の力によると思われる)驕り昂ぶりが在る以上聞き入れられません。




Siegfried 31

そしてジークフリートも死ぬ直前ラインの乙女達の忠告も彼の(指環の力によると思われる)驕り昂ぶりが在る以上聞き入れられません。

 
Siegfried 28

しかも駄目押しというかジークフリートは鴉という空を飛ぶ存在によって警告まで受けていたりします。(鳥系統だったら言う事を聞き入れるかなというヴォータンの幽かな願いも空しく・・・・)



Siegfried 32 ラインの黄金第四場

(唯一忠告を聴いたのはヴォータン。エルダの懇願にて漸くですが・・・・)



Siegfried 27


 そして「神々の黄昏」第三幕第二場で、ジー君は死の際にブリュン姫の愛を裏切った重大な罪を犯した事を悟り、賢くなるわけです。

二人とも総ては遅まきに過ぎ、滅んでしまいます。

つまりファフナーの死はジークフリートの死の雛型とも考えられそうです。


指環の場合実にフラクタルな事象が結構重なりこれが又文学的深みも相まってライトモチーフも意味深げに配置されたりして本当に面白いです。