ジークフリートの質問11(ミクシー内転載記事01)
ジークフリートに質問となっていますが項目的にワルキューレに属するので、
テーマはワルキューレとさせていただきました。
クエスチョン
ジークフリートの質問11で
「槍の喪失⇒女性化というライン」
「女性化」というのは、どういうことなのでしょうか?
という問を頂きました。
アンサー行きますね。
というのはワルキューレ達は女性の身体でありながら槍を持つ事によって男と化している訳です。
つまり二つの象徴を引き継ぎながら、ユニ・セックス、モノ・セックスを表しているのです。
人間の体の成長に喩えるとワルキューレ達は(槍の存在によって)まだ二次性徴期を迎えていない子供と考えます。
是を別な方向へ解釈すると女性の身体に男性のエレメントである攻撃、破壊性を併せ持たせた「攻撃的『性』」と転化しゲッツ・フリードリッヒが持ち出したボンデージ・ファッションという考えかたに辿り着く訳です。
縦方向に補正した方が良かった?
ローザンヌ・バレエのモリース・ベジャールも是を踏襲し、黒いラバースーツを身に纏わせています。(ウラジミール・マラーホフと説明した方が良いかしら?)
ブリュンヒルデ
因みにうちのIMEには、「こども」と入力すると未通娘(井上ひさし、「腹鼓記」拠り)と出ます。(爆
人間の体の第二次性徴というのは女性の体を形成する上で男性ホルモンの分泌を押さえ女性ホルモンの分泌を促している状態です。
槍=男性ホルモンと考えると・・・
つまりワルキューレでの、ブリュンヒルデは槍を喪失したため(ヴォータンによって)急激に子どもから大人の女性へと変り眠りについたとも言えそうです。
これもまたブリュンヒルデの自己精神の覚醒と併用してと考えるとそれぞれ、肉体の成長、心の成長が重なっています。
もっとも是は御大自身考えた結果なのか、それとも偶然なのかは私達のあずかり知らぬところでは在りますが(偶然だと思うけれど、ワルキューレ第二幕第五場以降、ブリュンヒルデは槍を持たない)
ワルキューレ第三幕では槍を持たない彼女が唯一女性として、女性だけが勝ちうる愛を得るため神々の世界から離れてゆきます。
(槍を棄てきれないワルキューレ達はヴォータンの怒りに畏れをなして逃げ去って行きます)
娘はもう娘では無く、一人の女として、乳(父)離れ、(微妙に御大の台詞って弄れるのが不思議ですが)してゆくと考えたほうが面白いのではないでしょうかね。
だから
>ブリュンヒルデ
妹(ジークリンデ)は父上が弟(ジークムント)の為に御創りなった剣を持っています。
>ヴォータン
それは儂が砕かねば為らなかったのだ!!
と言う怒りの発露の場面でブリュンヒルデの槍を折らせてみたのです。
テキスト的にはブリュンヒルデの槍はジークムントの戦場で放置されっぱなしです。
ヴォータンが態々持参して持ってきたというのはオリジナルの考え方なんですけれど・・・