「コンカツ・リカツ」第7話を観て
梨香子がやっと自立の道を歩み始めた。遅すぎる位だ。離婚して拓と二人で生活して行くのだから、生活費を確保し住む場所も決めなくてはいけない。感情論だけではなく、現実的に離婚の話し合いをしなくてはならない。<リカツ>とはそういうことだ。
離婚は結婚よりエネルギーを必要とすると言われているが、分かるような気がする。だがそれを避けて、妥協した生活をするのも問題だ。だが特に大変なのは<就カツ>なのかも知れない。まず自活する事。
七海はなかなか結婚相手を決めかねているが、これは贅沢な悩みだ。<コンカツ>は最終段階に入っている。<相互選択>などはアラフォーならではの考え方だ。若さゆえに感情で結婚するよりも、冷静な選択が出来るかも知れないが・・・
るり子は<コンカツ>だけでなく、<リカツ>にも適切なアドバイスをしている。友人としては頼もしい限りだ。七海も梨香子も感謝しなくてはいけない。だがそれなのに当人が幸せな結婚を出来ないのが寂しい。慎重になりすぎるのかも知れない。
今回は家族・友人を交えての食事パーティー。たしかにこういう中で総合的な価値判断が出来る。調理作業・味付け・食事の好み・食事中の会話、どれもこれからの長い人生を考えれば大切な事だ。
価値観の共有こそが夫婦生活の基本だろう。妥協は長くは続かない。愛情だけでは乗り越えられない問題が、結婚生活には山積している。
七海は洋介のキスにこだわっているが、そこに感情の移入があるからだろう。斉藤と洋介とで迷う七海だが、最終的には七海の感情が優先されるのだろう。成る様になるというのは、居心地の良い所に落ち着くと言う事だ。
<ZY20>は必要条件だが、必須条件ではない。優先順位でもない。
七海も梨香子もここが正念場だ。いよいよ最終回、楽しみだ。
「BOSS」第5話を観て
始めに警察内部の醜い争いを見せられたが、どの刑事ドラマでも見せられる在り来りの設定なので、余り感心できない。イライラさせられるだけだ。
犯人と絵里子の頭脳戦だが、ここが米国仕込みの腕の見せ所だ。犯人は相当手強い、警察の情報にも精通している。
田島の殺人動機と警察への復讐心の原因は分かるような気がする。警察の対応の悪さは数限りなく耳にする。当事者にとっては憎んでも憎みきれないだろう。
法律は時として犠牲者よりも犯罪者の権利を重視する場合がある。弁護士も正義にではなく金を重視して動く。弱者はどこまでも虐げられなければならない。
絵里子の犯罪心理学から木元の監禁場所を特定したが、少し強引な持って行き方だ。2週間かけたわりには、最後の流れが荒っぽかった。木元が田島と会話するシーンは、もっと丁寧に描いて欲しかった。木元が主役になれる唯一の場面なのだから。
「臨場」第5話を観て
未だに科捜研と検視官の明確な区別が分からないが、大勢の目の前で裸にして検死するのは合点がいかない。少なくても研究室で行うべきだ。
倉石の朝取り野菜にナスが加わった。これも毎回観ている楽しみの一つだ。食べるのは画面上キュウリに偏っているようだが、色・形を観る限りは自家栽培には見えない。(表面にトゲがない)演出的にこだわりたいのであれば、その点も分かり易い物を使うべきだ。(例えば色の浅い曲がりキュウリなど)
ドラマでクロロフォルムを使い眠らせる演出はよく目にするが、唇の周りに赤い痣が残るとは思わなかった。
花屋でかおりの衣服に百合の花粉が付着するシーンがあったが、花屋の百合はあらかじめ花粉が取り除かれていると聞いた事がある。当然お客の衣服に花粉が付いて、汚さない為だ。
検察がコーヒーの染みを「取るに足らない染み」と言っていたが、<取るに足らないこと>を調べるのが検視官の主たる仕事だ。それをしないなら、検視官など必要ない。
<コーヒーの染み>を巡っての展開だったが、少し時間をとり過ぎたような気がする。テンポがかなり悪くなっていた。ドラマで大切なのはテンポだ。意外な展開に持って行くにしても、テンポが悪いと感動が薄れる。
<染み><M>を伏線に推理ドラマ的に良く出来た展開だったのに、観終わって感動が薄いのはそのテンポの悪い演出のせいだろう。
最後にもう一つの<染み>で感動シーンを作っていたが、これももう少しアッサリ演出した方が感動を引き出せると思う。