「NUMBERS」第5話を観て
高所からの落下位置も数学的法則があるようだ。落下速度・風の抵抗・衣類による影響、そして自殺か事故か事件か・生きていたか死んでいたか、これは日本の刑事ドラマでもよく問題になる。
死んだフィンの研究論文に、事件の真相が隠されていた。たまたまドンと面識があっただけに、単純に自殺ではかたずけられない。
だが刑事の兄やその同僚には自殺の結論を出されてしまった。後はドン単独で捜査をしなくてはいけない。そして建設予定のコールセンタービルの構造欠陥を見つけ出した。動機があればそれによる殺人があってもおかしくはない。
そこまで分かればFBIは動く。捜査対象は簡単に割り出せた。過去の犯罪も記録に残っていた。後は詰め将棋の論理だ。的確に・着実に、犯人を追いつめていくだけだ。
ビルの欠陥を見つけるには、ドンの数学能力が不可欠だ。フィンが見つけ出した答えなら、ドンが発見できない訳がない。そしてそれはビルに対する斜めからの風圧だった。
数学者は数字に強い、それは当然なのかも知れないが、公認会計士が見つけ出せなかった不正を見つけ出すとは流石だ。設計図や工事関係者から不正が暴けないならば、会計の資料から不正を割り出す。正に詰め将棋だ。
犯人を追い詰めていけば何処かで必ずボロを出す、辛抱のしどころだ。単独犯でない限り、何処かにアリの一穴がある。
意外な結末だったが、フィンの願いは叶った。それにより多くの人命の不安が取り除かれた。
「コンカツ・リカツ」第6話を観て
省吾が時々出てくるが、今ひとつポジションが分かりずらい。七海が好きなのだろうが、3人目を設定する必要な無い。ややこしくなるだけだ。
七海の心も中途半端なままだ。斉藤と度々会いながら、洋介とのキスも心に残っている。両方の男性に対して失礼だ。
コンカツに偏差値があるとは思わなかった。村尾の看病で、るり子もコンカツが他人事ではなくなってきそうだ。だがSEXの相性の話しまで出てくると、私の世代には抵抗がある。SEXをしないで結婚は決められないとは、少なくとも複数の人間を試せということか。とんでもない話だ。
七海に関係する男性3人が揃って、たまたま父親が帰ってきている家を訪ねてきた。すかさず父親に七海へのプロポーズを切り出す斉藤は、流石にキッチリしている。エリートサラリーマンだけに、ケジメを大切にしている。だが洋介にとっては複雑な心境だ。
梨香子の離婚は確定的なはずだが、未練があってなかなか踏み切れない。夫の正彦の相手が妊娠までしているのだから、諦めて新しい人生を生きるべきだ。だが自分の欠点を理解できない限り、いずれまた同じ過ちを繰り返す。
るり子達が七海と斉藤のベットインを画策するが、風船まで用意するとは念がいっている。だがそれだけで事がすむほど単純ではないはずだ。
今回の七海と梨香子の言い合いは、梨香子の言い分に分があると思う。七海の方が良い子ぶっていて、優柔不断でいる。海外赴任を控えている斉藤に対して失礼だ。何かを手に入れるなら、何かを捨てなければならない。今のままで永久にいられる訳がない。
「BOSS」第4話を観て
最近のドラマの演出には<お笑い>のセンスが必須のようだ。前フリ・タメ・小道具・スカシ・オチ、どれを取ってもお笑いに欠かせないものだ。だが今回の出だしは、<フリ>と<タメ>が雑のような気がする。お笑いにはタイミングと間が<ボケ>を生かしも殺しもする。
長すぎる<フリ>と弱い<ツッコミ>は、笑いを軽くする。笑いを甘く考えているのだろう。それに笑いを幾つも重ねては、このドラマの本質も変わってしまう。遊び過ぎだ。殺人とのギャップがあり過ぎる。
木元のキャラを作りすぎるのも気になる。そろそろ鬱陶しくなってきた。
絵里子の颯爽とした活躍と展開の意外さ、それにテンポの良さがこのドラマの”売り”のはずだ。余り遊びすぎないで欲しいものだ。今回は犯人まで遊んでいる。
絵里子のプロファイリングのシーンは、いつ観てもカッコイイ。このドラマの一番の見せ場だ。ここだけははずして欲しくない。
殺人の動機を<復讐>とするのは一般的な演出だが、それを単純なものにしないのがこのドラマの良いところだ。
だが木元を<4番目>のターゲットにした理由と、水に浸けて殺そうとしていたのが意味不明だった。
複雑にし過ぎだと思っていたら、案の定次週に”つづく”になってしまった。<お笑い>の部分を少なくすれば、1時間で終わったような気もするが。