「MR.BRAIN」第2話を観て
Gacktが民放ドラマ初出演という事だが、これからも沢山のドラマに出て欲しいと思う。NHKの大河ドラマでも観ていたが、個性的で彼ならではの演技をしている。Gacktの演技はGacktにしか出来ない、個性的で魅力的な演技だ。
今回は猟奇的で人肉を食べる殺人鬼竹神の役だが、この難しい役を正にはまり役のようにこなしている。超一流のアーチストならではなのだろう。
九十九と丹原の掛け合いが実に面白い。和音と違い丹原は一切ボケていないのに、真剣な演技をしながら笑わせてくれる。香川ならではの役どころだろう。事件は陰惨なものなのに、少しも重たくならない。
和音は単純だが純粋で可愛い。直ぐ落ち込んでしまうが、些細な一言で直ぐ立ち直って元気になる。その純粋さゆえに周りの人間を動かす事が出来る。科警研皆がその力を十二分に発揮すれば、難しい問題も解決が出来る。
3年前の事件が誤捜査だった事が分かった。いや警察内部の隠蔽工作だった。これは和音がいたればこその再捜査だった。これでやっと<サル>から<ヒト>に進化した。
今回の展開も見事だった。観ていて感動できるほど意外な展開だった。最後に久美子を引っ掛けるシーンは笑えた。その久美子の犯行の裏に、死んだ竹神の意志があったというところも上手く仕組まれていた。
初回の視聴率が良かったという事だが、これなら十分納得できる。
「BOSS」第7話を観て
富田靖子を久しぶりに見たが、いきなり殺人とは驚いた。彼女の犯人役は今迄に見た事がない。その高峰は殺人を犯した後でも普通に仕事をこなしている、それもTVキャスターとして。
絵里子のプロファイリングを聞いても平然としていたが、とても素人の犯罪とは思えない。だが絵里子はすでに高峰にターゲットを絞っているのだろう。
殺人の動機は10年前の高峰の偽造スクープ映像だった。殺された安田がそれをネタに高峰らを強請っていた。だが任意で取り調べの最中東郷が急に突然死をしてしまった。
高峰が先手を打って東郷に服毒し、全ての罪をなすり付けそれを報道した。絵里子は完全に後手を踏んでしまったが、負けっぱなしでいる訳がない。
マニュキアを毒入りカプセルの時限装置にするとは頭がいい。だが科学捜査はその上をいっていた。絵里子の執念とチームワークの勝利だ。
絵里子と高峰は同じ種類の人間だが、その結末は対極の人間になってしまった。高峰は何処でボタンを掛け違ってしまったのだろう。正義感にあふれていたはずだが、<保身>が人生を狂わせてしまった。
富田の犯人役は斬新だったが、ストーリー的には感動の薄い、物足りないものだった。毎回期待して観ているのだが、出来にバラツキがあり過ぎる。
「臨場」第7話を観て
今回の自家栽培シリーズは<パセリ>を食べていたが、ちょっとコリ過ぎるような気がする。キュウリやトマトが定番だが、普段食べる物で続けて欲しいものだ。
倉石は流石に目の付けるところが違う。死んだ人間の普段の状態を聞き取り、独自の検視眼で結論を導き出していく。長年の経験がものを言うのだろう。
松ヤニといえばまずヴァイオリンが思い浮かぶはずだが、野球のロジンバックを先に出すところは策を弄し過ぎる。未成年者にいきなり殺人の嫌疑をかけて質問するのもおかしな話だ。父親もしかりだ。
死体解剖検案書でも、首の絞め跡は圧力が弱いものだと報告されている。
世の中には寝たきりで、ただ死ぬのをじっと待っている人は数多くいるのだろう。当人にとっても家族にとっても辛い事だろう。
<親子草・ゆずりは>が前フリになっていた。この植物にこんないわれがあるとは思わなかった。
自分が死ぬ事によって娘や孫の幸せを願う、何と不幸な末路だろう。そして死に切れない父を思い手を貸す娘、これを誰が責める事が出来るのだろう。愛すればこその行動だ。だがそれでも倉石は真実を明らかにしなければならない。
もし倉石が真実を暴かなければ、鴨居での首吊り自殺で終わっていた。私の思いとしては、それでも良かったような気がするが・・・