*2023年12月に投稿した記事を再アップしています。
今日は娘の学校で開催された
「美術室の本棚」と呼ばれる
イベントに参加してきました。
このイベントは今回で3回目?の
開催だったそうですが、私ははじめて
参加しました。
美術の先生主催で、よくわからないのですが、
美術室にある本に関連する職業(?)の方々を
ゲストに招いてお話を聞く、
というような趣旨のもののようでした。
今回はとある出版社で絵本や児童書を
担当されている編集者の方と、
フリーランスの本のデザイナーさんを
ゲストスピーカーとして迎え、
先生が司会進行をしながら
どのようにして絵本や児童書が
作られていくのか、について
お話を聞いていく、というものでした。
なかなか知ることのできない
絵本のなりたち、出版や印刷に関わる
マニアックな情報などを知ることができ、
とても興味深い内容でした。
ふだん何気なく手に取ったり、
読んでいる一冊の本は
作家さんと編集者だけの共同作品と
いうわけではなく、あの「本」という
形になるまでにはデザイナーさんや
その他いろんな人の知恵やスキルや
労力が集結した一つの作品なんだ、
ということがわかり、感動しました。
細かいことを書き始めるとキリが
ないので、割愛しますが、今日の
編集者さんのお話で、ひとつ
ハッとさせられた発言がありました。
ゲストのお二人がタッグを組んで
作られた、とある児童書について、
その本の表紙に入れるタイトルの
位置に編集者さんがこだわられたと
いうエピソード。
その配置がパッと見た時に
本当のタイトルとはちょっと違う
ものに見える、ということで
出版社内で反対にあい、
物議を醸したそうです。
しかしその編集者さんは
断固としてこの配置がいい、
パッと見で正しく捉えられる
必要はない、と譲らず、
主張を通したそう。
編集者さん曰く、
世の中にはもちろん、
パッと見ですぐ正しい
情報を伝えなければいけない
表示などもある。
道路標識などはそうですね。
だけど必ずしも
一目で情報が伝わらず、
あえて二度見してもらった
ほうがいいものもある。
パッと見では
「ん!?」と
思うようなものだと
見た人はもう一度見たり、
なんだろう?と考えたりする。
要は注意を引くことが
できるからそのほうが
いいものもあるんですよ。
いわゆるコピーライティングなど、
マーケティング的な手法ですね。
それを聞いて、ハッとさせられた
わけです。
文章や、商品・サービス名、タイトルなど、
パッと見て内容がすぐわかるものが良い、
と思い込み、ついその視点で
考えてきていました。
が、ヒットしているものを見ていると
必ずしもそうではないのです。
え、なにそれ?的なネーミングの
ものだったり、キャッチコピーのもので
大ヒットしたものも少なくないはずです。
代表的なものについて
ちょっとAIに聞いて調べてみました。
(情報古めです)
「ポケットに、夢を」
(ソニー ウォークマン)
「新しい、あたり前」
(任天堂 wii)
「おうちで、リゾート」
(サントリー 伊右衛門 水出し ジャスミン)
いずれも表現が抽象的で
直感的に商品がなんなのか、
わからないところが共通しています。
見た人に、
なんなんだろう?と考えさせる
どんなものなのか想像してもらう
これも大事な要素だなぁと
改めて気づきました。
特に、膨大な量の本が並ぶ
書店の中で、手に取ってもらうためには
わかりやすいタイトルやデザインだけでは
だめなんですよね。
そういう意味では、競合の多い
マーケットの中で売っていくためには、
意表をつくような表現を打ち出して
いくことも必要なのかもしれません。
マーケティング手法としては
結構高度なものとも言えますが、
イマイチ反応が鈍いなぁと思ったら
わかりにくいキャッチコピーを
試してみる価値ありかも!?
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