2016年2月15日
「おとなびパス」を活用して、北陸新幹線→北陸本線(特急)→山陽新幹線を乗り継
ぎ、午前中に新山口駅に到着しました。 乗車券と特急料金だけで約19000円が
必要な区間を乗車しましたので、切符の元が取れましたので、この後はローカル線の
駅訪問をゆっくりと行いたいと思います。
宇部線は山陽本線の新山口駅と宇部駅を海岸線沿いに結ぶ路線で、宇部市の中心
街を通過していますが、優等列車などの運行は無く、普通列車のみとなっています。
宇部線へは2011年に訪問して以来の乗車となりますが、途中駅への訪問は少ない
ので、どの様な駅が見られるのかが楽しみです。
新山口駅からは123形の1両編成に乗車しましたが、車内は満席で立つ人も多い車内
となっています。 乗客の多くが背広姿のサラリーマンで、宇部新川駅方面へと向かう
出張などの乗客のようです。 全編成を2両編成で行って欲しいと思いました。
新山口駅を出発すると、しばらくは山陽本線と並行に走ります。 山陽本線と分かれる
と田園が広がる見られるローカル線の風景となっていきます。 海岸線近くも走行しま
すので、車窓が楽しめる路線ですが、ロングシートでは少々残念です。
宇部岬駅

約40分乗車し宇部岬駅に到着します。 宇部岬駅は山口県の最南端駅となっています。
相対式ホームを跨線橋で結んだ無人駅です。 駅前には旅館がありますが、民家が多く
見られます。

木造駅舎の建物財産標では「大正12年」となっていますので、約90年と開業当時から
の駅舎だと思われます。 待合室には出札窓口も残っていますが、ベンチなどは少なく
元はキヨスクがあったと思える場所には自動販売機が設置されています。
駅舎の駅名標の「駅」の文字が剥がれているのが少々残念です。
宇部岬駅からは貨物専用線が延びていますが、貨物列車の運行が廃止となりましたの
で、現在では宇部岬駅での貨物列車の入換作業などを見ることはできませんが、専用
線のレールは残っています。
床波駅

宇部岬駅より上り列車で戻り、3ツ目の床波駅で下車します。
相対式ホームを跨線橋で結んだ無人駅で、駅前には民家や商店などが見られ、タクシー
も客待ちしています。

古い木造駅舎となっていますが、建物財産標などは無く、建築年代は不明でした。
待合室には出札窓口も残されています。
約30分間を床波駅で過ごしますが、この後再度訪問し、1時間以上過ごす事になりま
すが、その件は後ほど記載します。
岩鼻駅

床波駅より宇部駅行の列車に乗車し、宇部駅の一つ手前の岩鼻駅で下車します。
相対式ホームを跨線橋で結んだ無人駅で、周囲は民家が多いです。
ホーム片側は崖の斜面となっていて、駅の入口も細い路地で道路と結ばれています。

建物財産標は無く、建築年代は不明ですが、木造駅舎は小さな待合室があるだけです
が、出札窓口は半分だけ見える状態です。
琴芝駅

岩鼻駅より新山口駅行の列車に乗車し、琴芝駅で下車します。
片面ホームの無人駅で、瓦葺の木造駅舎となっています。 この駅にも建物財産標は
無いので建築年代は不明ですが、特徴的な駅舎の形となっています。
駅舎の反対側には塩田川が流れる特徴的な形式となっています。

宇部市の中心街は琴芝駅を中心に広がっていて、官公庁なども琴芝駅が最寄駅となっ
ていますので、乗降客が多い駅です。 待合室も広く、元はみどりの窓口もあった出札
窓口が見られます。
琴芝駅からは新山口駅行に乗車し、次の駅へと向かいました。
しかし、床波駅に到着時点で車内放送で、「岐波駅のホーム枕木で火災が発生した」と
の案内があり、臨時停車する事になりました。 火災は大事にはいたらず、消防・警察
の現場検証が終了後に復旧できました。
しかし、約1時間停車しましたので、予定駅への訪問は難しくなりましたので、床波駅で
下車して、宇部新川駅へと向かいました。
今回、山陽新幹線に乗車した時に「ドクターイエロー」と出会ったのでラッキーな事があ
るかな?と思っていましたが、初日はアンラッキーが発生してしまいました。
宇部新川駅

宇部新川駅へは2011年以来の訪問となります。 宇部線の途中駅ですが、小野田線へ
の列車が出発する駅として構内は広く、片面と島式ホームを跨線橋で結んでいます。
宇部線の途中駅では唯一の有人駅で、みどりの窓口もあります。 待合室内にはキヨス
クもあります。 駅前にはバスターミナルやコンビニなどもありますので、乗降客が多い
駅だと思えます。

宇部新川駅からは小野田線で小野田駅へと向かう列車に乗車します。 123形の1両
編成ですが、乗客は多くなく空席も目立ちます。
雀田駅

小野田線の途中駅、雀田駅で小野田線本山支線長門本山駅行列車に乗車します。
既に支線ホームに123形の1両編成が停車しています。 乗客は10名程度です。
浜河内駅

小野田線本山支線へは3度目の訪問となります。1度目は20年程前にクモハ42形が運
行している時、2度目が2011年に、そして今回3度目で本山支線唯一の途中駅に訪問す
る事になりました。 小野田線本山支線のダイヤは朝2往復、夕方1往復の列車運行の
みとなっているので、列車到達が困難な駅となっているので、今回もダイヤ調整には苦
労しました。 合わせて宇部線のトラブルで時刻表を確認して調整しながらの訪問とな
りました。

浜河内駅は片面ホームにホーム待合所のみの無人駅です。 駅周囲には民家が点在
していて、私以外にも2名の乗客が降車しましたので、ある程度の利用者がいるのだと
思えます。
完全に日没となり周囲が暗くなりましたので、本日の駅訪問は終了する事にします。
長門本山駅で折返してきた列車に乗車し、雀田駅へと戻り、直ぐに新山口駅行の列車
に乗換えることができました。
宇部線や小野田線は貨物列車の運行が主体とした路線でしたので、乗降客が少ない
ですが、有人駅として古い木造駅舎が残されている様です。
貨物列車が廃止され、駅の無人化が進んでいますが、古い駅舎が多く残っているような
ので、今後も訪問したいと思える路線でした。
本日の駅弁
かにごはん弁当 880円
新大阪駅の改札内コンコースの駅弁販売店で購入しました。
「かにごはん」の名称なので、半分程が「かに」の入ったごはんで、半分にはおかずが
入った駅弁です。 量が多くないので昼食向きの駅弁です。