2016年2月16日
「おとなびパス」を有効に活用して、山陽新幹線→伯備線(特急)と乗り継ぎ、米子駅か
らも山陰本線を特急「スーパーまつかぜ」で走行します。
鳥取大学前駅
鳥取駅の2ツ手前の鳥取大学前駅は片面ホームに小さな駅舎となっていますが、ほと
んどの特急列車が停車する優等駅となっています。 駅名となった駅のそばに鳥取大
学や高校などが多く集まり、住宅開発も進み乗降客が多いことで、県・市からの要望に
よって造られた駅です。 又、鳥取砂丘コナン空港への最寄駅にもなっているので、駅
前にはタクシーも停車しています。
ホームは低い位置にあるので、階段を登った位置に駅舎があります。 小さな待合室
には自動券売機に合わせてみどりの窓口もあります。 乗降客は多い駅ですがキヨス
クなどはありません。
普通列車で鳥取駅へと向かいます。
鳥取駅
鳥取駅へは昨年は特急「スーパーはくと」に乗車し通過していきましたが、下車するの
は2011年以来となります。 高架化された駅舎には変化は無いですが、ホーム下にあ
る駅ビルは大きく改装され、駅そば店はホームから1階に移動していました。
山陰本線の浜坂駅行の普通列車、キハ40形にもひさしぶりに乗車します。
車内は地元の学生などは多いのですが、観光客風の乗客も多く見られ、満席状態と
なっています。 観光客の多くは「カニ」がお目当ての様です。
途中で秘境駅で知られる居組駅に停車しますが、本日は乗降客はいない様で、雪で
おおわれたホームには足跡は見当たりません。
諸寄駅
約40分程乗車し、鳥取県から兵庫県へと県境をすぎ、諸寄駅で下車します。
片面ホームに小さな駅舎の無人駅です。
ベンチしか設置されていない小さな待合室ですが、駅入口に設置されている駅名標は
扇形に墨で描かれているのが特徴的なものです。
駅名標のラインもJR西日本仕様の青色となっています。
駅のホームは少し高台にありますので、ホームからは諸寄の集落越しに日本海が見え
ます。 駅前には立派なお寺もありますが、観光地となるものがないので静かな漁村の
雰囲気がする諸寄地域です。
浜坂駅で折返しの列車で鳥取駅方面へと戻ります。 乗客は数名と少ないです。
快速列車となっていますが、居組駅だけが通過駅となっている列車です。
岩美駅
鳥取駅と浜坂駅の中間に位置する岩美駅で下車します。 島式と片面ホームを跨線橋
で結んだ駅で、立派な木造駅舎が残っています。
岩美駅は鳥取駅と浜坂駅間で唯一1往復している特急「はまかぜ」の停車駅となって
いますがみどりの窓口はありません。 少し広めの待合室にはキヨスクもあります。
鳥取県岩美町の玄関駅で駅前には商店や高校などがあり、少し離れて岩美町役場も
ありますので利用客も多いようです。
待合室には岩美駅の歴史年表や写真などが掲示されていますので、列車待合わせの
時間に見てみるのも楽しい駅です。
建物財産標は明治42年となっていますので開業当初からの100年以上経過する木
造駅舎ですが、天皇陛下がご来訪されるのに合わせてリニューアルされ、駅舎の瓦に
は「JR」マークの鬼瓦となっています。
今回訪問した木造駅舎では一番古い駅舎だと思えます。
再度、浜坂駅行の普通列車に乗車します。 今回は地元乗客だけのようで、10名程
しか乗車していません。
東浜駅
岩美駅の隣、東浜駅で下車します。 相対式ホームを跨線橋で結んだ無人駅で、駅舎
はコンクリート造りとなっています。 駅前には「東浜駅設置の碑」の石碑があります。
鳥取県の最北端に位置する駅となっています。
有人駅だった頃の出札窓口は待合室には無く、駅舎の横側となっています。
駅名標はJR西日本仕様となっています。
駅前を出て少し歩くと日本海が見渡せます。 JR西日本が2017年から運転を予定して
いるクルーズトレイン「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」では東浜駅が立ち寄り観光駅に選
ばれましたので、この風景を楽しみにする乗客も多いのでしょう。
日没となり本日の駅訪問は終了し、鳥取駅へと戻ります。
本日は伯備線と山陰本線のローカル駅の訪問を行いましたが、古い木造駅舎にも訪
問できましたので、満足できるものとなりました。 明日は「おとなびパス」の最終日と
なりますので帰路へと付きますが、少々実施したいこともありますので・・・・ (^~^)
本日の駅弁
米子駅の駅舎内にある米吾の駅そば店で購入しました。米吾の名物駅弁「吾左衛門
鮓」に「かにめし」「大山おこわ」が入っているので、一つの駅弁で米子駅の駅弁が全て
楽しめる駅弁となっています。 掛紙も雰囲気がある絵柄となっています。