お宝映画・番組私的見聞録 -175ページ目

凶悪の波止場

我らが青山恭二が、今度は警察医に扮しているのが「凶悪の波止場」(61年)である。
タイトルを聞くと「非情のライセンス」のサブタイを思い出す人もいるかもしれないが、もちろん何の関係もない。
青山はいつもの刑事ではなく、警察医になっても主役なので当然活躍する。この話、アクションドラマに加え伝染病(ペスト)が絡んでくるからである。
麻薬密売人の死体が発見されるが、その死因はペストであった。やがて密売組織の一人(上野山功一)が発症し、一味は医者(菅井一郎)を誘拐し、治療にあたらせる。その娘(香月美奈子)から知らせを受けた青山がその後を追う。しかし、上野山は死亡し、仲間の楠侑子や中台祥浩も発病する。組織のボス(二本柳寛)が逃げ込んだ船の中には無数の死体が転がっていた、といようなお話。
他の出演者は森塚敏、山田禅二、相原巨典など。一味の一人、中台祥浩はこの年に日活と契約したバイブレイヤーの一人で、名前を挙げたことはなかったが前述の「機動捜査班」シリーズにも結構顔を出している。
ところで、ペストって日本ではいつ頃まで発症していたのか、調べてみると1926年を最後に確認されていないらしい。つまり、この作品公開時点で、すでに過去の病気だったのである。自分らが子供の頃には、まだ患者がいたような気がしていたのは間違いだったようだ。今だったら、こういうリアルな病気ではなく、宇宙からの病原体とか細菌兵器とか未知のウイルスとか、といったような設定になるのではないだろうか。

特捜班5号

続けて青山恭二の話題だが、もちろん「刑事物語」シリーズと「機動捜査班」シリーズだけやっていたわけではない。タイトルで目を惹いたのが「特捜班5号」(60年)という作品。
まあそのタイトルで想像が付くと思うが、やはり青山の役は特捜班の刑事である。その正体を明かすのはラストなのだが、言わなくてもわかるであろう。
六千万を強奪したギャングの車が逃走中に列車に衝突し犯人は全員死亡。しかし六千万は消えており、捜査線上に義足の男が浮かぶ。その金を奪おうとする一味の前に船員風の男(青山)が現われる。といったようなストーリー。
他の出演者は二本柳寛、深江章喜、上野山功一、小園蓉子、高品格、伊藤寿章、稲垣美穂子と「刑事物語」や「機動捜査班」とあまり変わらないメンバー。基本、青山以外は悪党ばかりで(稲垣の役がよくわからないが)、特捜班1号~4号は登場しないようだ。
全50分に満たないテレビサイズのSPで、ほとんど陽の目を見ることのない作品の一つといえよう。
監督の野村孝はこれがデビュー作ということである。
ところで、このタイトルで検索すると「特捜班CI☆5」ばかりが引っかかる。知ってる人は知ってるだろうが80年前後に放映された英国の人気ドラマである。この「特捜班5号」をモデルに邦題タイトル(原題「THE PROFESSIONALS」)がつけられたということはまずないだろう。

機動捜査班シリーズ その2

「機動捜査班」シリーズの続きである。今回は62年分から。
このシリーズはレギュラーメンバーはほぼ固定されており、捜査班の面々は主演の青山恭二(大宮刑事)、宮崎準(伊藤部長刑事)、長尾敏之助(遠山係長)、花村典昌(金子刑事8作目より)となっており、ゲストといいながら内田良平などは毎回違う役でほぼ全作に登場する。
第7作は「無法地帯」(62年)。ゲストは一作目で伊藤部長刑事を演じていた二本柳寛、他に香月美奈子、深江章喜、藤岡重慶、また上野山功一が保安課の刑事役で登場する。金子刑事役は長弘。
第8作は「東京午前零時」(62年)。ゲストは内田良平、郷鍈治、田中明夫、堀恭子、そして日活出演は珍しい三原葉子など。
第9作は「港の略奪者」(62年)。ゲストは内田良平、郷鍈治、香月美奈子、上野山功一、そして刑事役で井上昭文(田所刑事)、小野武男(佐伯刑事)、秋山耕志(石田刑事)が参加。
第10作は「東京暴力地図」(62年)。ゲストは内田良平、郷鍈治、香月美奈子、山田禅二、木島一郎など。刑事が増えて、秋山耕志、晴海勇三、東郷秀実などが刑事ABCとなっている。
第11作は「群狼の街」(62年)。ゲストは内田良平、香月美奈子、森塚敏、上月佐知子、和田浩治の実姉・和田悦子など。本作もその他の刑事として秋山耕志、晴海勇三、東郷秀実など。
第12作は「裸の眼」、ここから63年に突入。ゲストは相変わらずの内田良平、郷鍈治、上月佐知子、進千賀子、楠侑子、野呂圭介、そして木島一郎が刑事役で登場。金子刑事役の花村典昌の芸名が花村彰則となる。
第13作は「警視十三号応答なし」(63年)。本作の冒頭で主役の大宮刑事は海外研修にいってしまい、上野山功一扮する新田刑事が後を継ぐ。上野山の主演作品など他にはないのではないだろうか。ゲストは内田良平、郷鍈治、白木マリ、松尾嘉代など。前作で刑事役の木島一郎は殺害される役。
最終作となる第14作は「静かなる暴力」(63年)。何故かタイトルに「機動捜査班」の文字はないらしい。本作も上野山功一が主演のはずだが、クレジット上のトップはレギュラーゲスト?の内田良平のようである。他に石山健二郎、深江章喜、白木マリ、菅井きんではなく一郎など。
13作目で降板した青山恭二だが、そのまま最後の映画出演になってしまったようだ。これで消えたと思いきや60年代の後半は多少だがテレビドラマに出ていたようである。

機動捜査班シリーズ

さて今回は以前やったかもしれないが、「機動捜査班」シリーズである。61年~63年の約二年間に「刑事物語」を上回る14本が制作されている。あの長寿ドラマ「特別機動捜査隊」とタイトルが似ており、同じ61年のスタートだが、「機動捜査班」シリーズのほうが半年早い。このシリーズが「特別機動捜査隊」の参考にされている可能性はあるだろう。ちなみに本シリーズは殺しの捜査一課ではなく暴力団関係の捜査四課が舞台。前項で書き忘れていたが、監督は本シリーズも刑事物語シリーズも全て小杉勇で、役者としても結構な数の映画に出演している人である。
その第1作がずばり「機動捜査班」(61年)というタイトル。主演は前シリーズから引き続き青山恭二扮する大宮刑事。伊藤部長刑事に本作のみ二本柳寛で、他の捜査班メンバーは深水吉衛(遠山係長)、花村典克(金子刑事)、前シリーズも全作に出演した長尾敏之助(根本部長刑事)。
ゲスト陣だが、内田良平、吉行和子、藤岡重慶、森塚敏、そして丹波哲郎。丹波は日活での出演作品は少なく、もちろん本シリーズもこの一作だけである。
第2作は「罠のある街」(61年)。本作より伊藤部長刑事は宮崎準、遠山係長に長尾敏之助というのはしばらく固定される。他の刑事に花村典克、そして伊藤孝雄も刑事役で出演している。
ゲストは内田良平、香月美奈子、近藤宏、佐野浅夫、南風夕子など。
第3作が「秘密会員章」(61年)。本作のみ何故か青山恭二の役名が木村刑事になり、上野山功一が大宮という刑事を演じている。松原智恵子が青山の妹として登場、他に香月美奈子、近藤宏、草薙幸二郎など。
第4作が「都会の牙」(61年)。青山は大宮刑事に戻り、井上昭文が部長刑事役。他に内田良平、香月美奈子、深江章喜、高品格、山内明など馴染みのある名前が並んでいる。
第5作が「東京危険地帯」(61年)。捜査班は青山、宮崎。長尾に加え長弘と河野弘。ゲストはほとんどレギュラーの内田良平、香月美奈子の他に菅井一郎、小園蓉子、藤岡重慶など。
第6作が「暴力」(61年)。捜査班は青山、宮崎、長尾、長、そして花村が復帰。ゲストでは清水まゆみ、小園蓉子、森塚敏、藤岡重慶、4作では刑事役の井上昭文は悪役サイドで登場している。
「刑事物語」は50分強がほとんどだったが、この「機動捜査班」は70分前後の作品が多いようである。今回はここまで。

刑事物語シリーズ その2

前項の「刑事物語」シリーズの続きである。
第5作は「前科なき拳銃」(60年)。この作品から青山恭二の息子刑事は部長刑事ということになったようだ。親父刑事・益田喜頓はヒラである。ゲストは中川姿子、南風洋子、佐野浅夫、高品格、上野山功一、犯人役はお馴染み深江章喜と日活ヤング&フレッシュの木下雅弘。
第6作は「小さな目撃者」(60年)。ゲストは中川姿子、南寿美子、佐野浅夫が捜査主任役で、犯人役は宮崎準、弘松三郎、杉幸彦。
第7作は「知り過ぎた奴は殺す」(60年)。ゲストは香月美奈子、南風洋子、上野山功一、森塚敏、土方弘。前作では犯人だった宮崎準は刑事役で登場。
第8作は「犯行七分前」(60年)。ゲストは香月美奈子、南風洋子、上野山功一、近江大介、宮崎準は再び犯人役で、深江章喜は珍しく善人役のようだ。出演者が似通っているのは、やはり二本撮りということだろうか。
第9作は「ジャズは狂っちゃいねえ」(61年)。実は日活ニューフェースである伊藤孝雄がジャズバンドのリーダー役。上野山功一が珍しく善人役で、逆に佐野浅夫が麻薬組織のボスを演じる。他に楠侑子、野呂圭介、弘松三郎など。宮崎準は再び刑事役。
ラストとなる第10作は「部長刑事を追え」(61年)。息子刑事が親父にも秘密で囮捜査を行うという話。犯人役となるのは伊藤孝雄、また悪役に戻った深江章喜。他に楠侑子、伊藤寿章、野呂圭介など。
主演の益田喜頓、青山恭二の他、全作に出演したのが長尾敏之助で、前項でも触れたとおり7,8作目以外全て刑事役だが、毎回役名は違っていたようだ。10作目は出世して捜査課長役であった。そして、今回挙げた6作全てに出演しているのが山田禅二。「特別機動捜査隊」では番組後期の係長役を演じていた人だが、本シリーズでは捜査主任、課長、部長刑事、警部補と毎回微妙に違っていたようだ(9、10作目は警察官役ではない)。宮崎準も6作以降全てに出演し、犯人と刑事役を交互に演じていた。この人については全然知らなかったが、戦後まもなくから大映作品に出演しており、日活が再開してからすぐに移籍してきた人のようだ。

そういえば、テレビの方でも「七人の刑事」の前身番組である同じタイトルの「刑事物語」がこの60年にスタートしている。まあ特に関連はないようだが。
青山恭二はこの2ヶ月後にスタートするSP「機動捜査班」シリーズで再び主役の刑事を演じることになる。

刑事物語シリーズ

前項で話題がでたところで、青山恭二の作品について触れてみたい。
まずは「刑事物語」シリーズ。60年に8本、61年に2本と計10本が14ヶ月の間に公開されている。何故こんなに連発できたのかといえばSPつまり、一時間弱の作品だからだろう。あくまでもメイン作品の添え物的存在であるため、陽の目を見ないものが多い。青山は60年代になるとSPが主流になってしまい、本人も脚光を浴びなくなったような感がある。
さて「刑事物語」は益田喜頓と青山扮する佐藤源造・保郎の親子刑事の活躍を描いたシリーズ。青山は当時まだ23くらいだが、役柄は途中から部長刑事になったりする。同僚刑事役に長尾敏之助、長弘など、捜査課長は松下達夫(2、3作)など。長尾と長は日活のバイブレイヤーで、長尾は益田と同い年(当時51歳)のベテラン、長は日活がひらがなになってからも在籍していた。彼らの役名は何故か毎回違うようである。
第1作は「東京の迷路」(60年)。実はこの作品だけ青山ではなく待田京介が息子刑事を演じている。青山は別の役で出演。他に香月美奈子、浜村純、土方弘など。
第2作は「殺人者を追え」(60年)。ここから青山が息子刑事に就任。他に筑波久子、稲垣美穂子、若水ヤエ子、深江章喜、野呂圭介など。
第3作は「灰色の暴走」(60年)。第1作で息子刑事だった待田京介が犯人の一人として登場。待田の仲間に上野山功一、弘松三郎。他に沢本忠雄、中川姿子、楠侑子、清川虹子と出演者がグレードアップしている。
第4作は「銃声に浮かぶ顔」(60年)。ゲストは岩下浩、丘野美子、南風夕子、嵯峨善兵、弘松三郎、福田文子など。次項に続く。

青い怒涛/燃ゆる黒帯 花の高校生

特に浅丘ルリ子のファンというわけではないのだが、そのまま浅丘ルリ子関係の映画を調べてみた。そこで見つけたのが「青い怒涛」(56年)である。
未見なので、その解説によるとルリ子の役は女子高生で、しかも「ミス学院」の称号をもつ。ちなみに役名はさゆりで、まあそれだけなら当然ともいえる役柄だ。しかし、ヒロイン役はアプレ娘(死語)の香月美奈子なので、ルリ子は主演である葉山良二と彼女の仲に嫉妬してヤケ酒を飲んだり、対立する高校の不良のリーダー(東谷瑛子)とケンカしたりするという、中々ワイルドなお嬢様役のようである。
他の出演者は芦田伸介、深江章喜、柳谷寛、武藤章生、杉幸彦らに加え、「事件記者」の大森義夫など。
他に書くことがないのでもう一本同じルリ子出演作品から「燃ゆる黒帯 花の高校生」(56年)を取り上げよう。無理矢理だが黒帯の「黒」ということで。
こちらはタイトルからわかると思うが柔道映画で、主演は当時19歳これが日活二作目となる青山恭二である。そのライバル役が日活ニューフェースの一期生の牧真介で、ルリ子はその妹役だ。柔道部の主将に武藤章生、街のボスに植村謙二郎、他にも岡田真澄、水島道太郎、小園蓉子、柳谷寛、小林重四郎、そして葉山良二といったところが出演している。
主演の青山恭二だが、実は東宝のニューフェースで、一年程度で日活に移ってきたことになる。ちなみに岡田真澄も東宝のニューフェースであった。逆に日活ニューフェース一期生の名和宏や北原隆はすぐに松竹に移ったりしている。一期生でずっと日活で頑張ったのはお馴染みの宍戸錠くらいか。本作に出演している牧真介は5年ほどで引退、青山恭二は「刑事物語」シリーズや「機動捜査班」シリーズなど日活で80本ほど出演したが63年頃には姿を消したようだ。その後は漁師になったという。

緑はるかに

次は緑である。だが、これといっていいドラマがない。しかし幸い?にも、前項の浅丘ルリ子のデビュー映画は「緑はるかに」(55年)である。
というわけで「緑はるかに」を取り上げる。ちなみに、この映画ではヒロイン公募が行なわれ10歳~15歳くらいの少女、約3000人から選ばれたのが当時14歳の浅井信子こと浅丘ルリ子である。
このオーディションの参加メンバーが今考えると凄い。後に女優となる桑野みゆき、滝瑛子、田村奈巳、榊ひろみに加え、後に議員となる山東昭子(当時10歳)や、由紀さおりの姉・安田祥子、「隠し砦の三悪人」の上原美佐などが最終審査に顔を揃えていたらしい。最終的に争ったのは久保田紀子という人で、後に大映からデビューするがあまり目立つことなく消えていったようだ。
このオーディションはニューフェイス2期と3期の間に行なわれたので、3期の小林旭や二谷英明より日活入社はルリ子の方が早かったということになる。
さて映画のほうは、ルリ子や後に「忍者部隊月光」で活躍する浅沼創一など少年少女が活躍するお話。子供向けアクション映画というところだろうか。悪党役には植村謙二郎や市村俊幸、内海突破など。フランキー堺はピエロ役、岡田真澄や北原三枝がバレエダンサーの役だったりする。
オーディションに参加した山東昭子や安田祥子なども一緒に出演しており、安田はルリ子と一緒に歌ったりもしている。
しかし、個人的に浅丘ルリ子は70年代のメイクばっちりの顔の印象が強いので、この頃の顔を見てもすぐにはわからなかったりする。吉永小百合なんかは少女時代を見ても直ぐにわかるのだが。
それにしても「緑はるかに」というタイトルからは、全く中身が想像できないと思う。それはさておき、日活のカラー映画第一号だそうである。

水色の季節

今回は水色で探してみた。その中で、パッと目に付いたのが、浅丘ルリ子主演の「水色の季節」(68年)である。
「夜のグランド劇場」という枠の全8回のドラマだったようだが、出演者が中々豪華である。高橋悦史、細川俊之、寺尾聡、竹脇無我といった(当時の)若手が並び、高峰三枝子、水島道太郎、山形勲、小夜福子といったベテラン勢に加え、小畠絹子、稲野和子、西田佐知子という名前が並んでいる。
まあ、ルリ子は女性カメラマンという役だったようだ。恋人たちをテーマに、一組の男女の写真を撮影して…というような内容らしいが、これ以上のことは不明である。前述の出演者も1話ごとのゲストなのかもしれない。
誰がどんな役かも全然わからんが、西田佐知子はルリ子の友人役(おしるこ屋の女主人)だったようである。二人はデビュー時期が近く、年齢も1つ違い(西田が上)ということもあり、プライベートでも仲が良かったそうで、浅丘側(当時は石原プロ所属だった)が、西田側にオファーを出して出演のこぎつけたということのようだ。
調べてみると西田のヒット曲を映画化した「アカシアの雨が止むとき」(63年)で、二人は共演している(もちろんルリ子が主演)。
で「水色の季節」で同名タイトルの主題歌を歌っているのは西田ではなく、浅丘ルリ子である。あまりイメージにないが、浅丘ルリ子は60年代には結構歌っており、シングルも30枚近く出している。この「水色の季節」はドラマ主題歌ということもあり、収録されているCDも結構あったりするので、興味のある人は聞いてみよう。

白い華燭

次は白である。といっても白がタイトルにつくドラマは非常に多いのである。その中で目に付いたのが「白い華燭」(75年)というドラマだ。これは藤岡弘が「白い牙」に続いて出演したサスペンスドラマである。田宮二郎にも「白い滑走路」とか「白い地平線」とか「白」シリーズがあるが、それに対抗したわけではあるまい。同じTBSのドラマだし、「牙」と「華燭」の二本だけだし。
本作のヒロインは栗原小巻である。栗原と藤岡が過去にむすばれそうで結ばれずに別れた男女で、六年ぶりに雪山で再会するところからドラマは始まる。共演は高橋洋子、新克利、石浜朗、小坂一也、沢本忠雄など。以上。
後のことはよくわからんというのが正直なところである。設定的に、せいぜい1クールくらいと思いきや全19回という、ちょっと半端な話数。このドラマの存在すら知らなかったのだが、放送時間は木曜の21時。この前年には「おしどり右京捕物車」「斬り抜ける」を、さらにその前には「新十郎捕物帳・快刀乱麻」を放送していた枠で、個人的にはずっとテレビに向かっていた時間である。しかし「斬り抜ける」の終了後、他のチャンネルに流れたようである。ちなみにこの「白い華燭」との間に岩下志麻、三國連太郎による「火を見た女」という全6回のドラマが挟まれていた。
原作は嵯峨島昭の小説。正直聞いたことなかったのだが、またの名を宇能鴻一郎といい、そっちならよく知っている。嵯峨島名義での推理・サスペンス作品には「ラーメン殺人事件」「グルメ殺人事件」とか「札幌夫人」「軽井沢夫人」「湘南夫人」なんていうのがある。宇能名義だったら「軽井沢かまきり夫人」とかになるのだろうか。それにしても、嵯峨島名義の作品では「白い華燭」だけタイトルが浮いている気がするのである。