どうも、はるまき虫です。前回、ナギの魂は邪悪な死霊術集団【虫の教団】のリーダー【マニマルコ】の手によって奪われました。そのまま【コールドハーバー】へと追放されましたが、リリスと預言者という謎多き二人の手によって何とか帰還に成功できました。今回の冒険記録は…から始まります。
*「ぐ…ぐぬぬ。ここは何処だ…?」
おはよう、といっても今は夜だね。身体に異常は無いかい?
*「ああ、いつも通りピンピンしてる。本当に魂が奪われたのか?コールドハーバーでの出来事は全て夢のようか気がしてきたぞ。」
そんな事言っても、この先の運命は変えられない。幸いにもモラグ・バルの手から逃れたけども…近い未来、タムリエルに住むあらゆる生き物が君と同じ目に遭ってしまう。あの預言者について行けば、バルの野望を打ち砕けるかもしれないよ。
*「…そうだな、このままやられてるだけじゃ腹が立つ。………ところでさ。」
*「何だかとっても見覚えのある建物があるな?」
あるね。ボーなんたら首長の宮殿だったかな。
*「てことは、ここってストロス・エムカイだな?」
その通りでございます。
*「うおおーーい!また船でダガーフォールまで戻らないといけないのか!?」
ダークアンカーのポータルは気まぐれだったようだね。でも、もしかすると船旅の必要はないかもれない。
*「まさか泳いで行けってことか?」
そんなバカな。ちょっと君が打ち上げられた場所まで戻ろうか、確かあそこに旅の祠があったはずだ。
*「旅の祠?あれって死んだ人間がエセリウスに導かれるための祠なんだろ。まさか魂がないから天に召されろってか?」
実は、旅の祠にはもう一つの特徴がある。ベトニクでも旅の祠は見つけたよね?
*「ああ、各地にあるんだろ。」
そう、それがポイントだ。実は旅の祠は夜空の星の形と一致していると、昔とある学者が仮説を立てたんだ。それが本当だったら、常置のポータル装置として活用できるじゃあないか!…って話題になったんだけど、そのためには利用者の魂を一時的もしくは永続的にムンダス(平たく言えば宇宙)から切り離されなければならないんだ。
*「ほうほう、たしかに都合よく魂のないヤツなんていないからな…………………ん?魂が…ない…………あ!!!」
僕が思うに…できる!できる!キミならできる!
*「マジか、確かにそれができれば移動時間が大幅短縮できるな。…よし、ものは試しだ。」
意識を集中して、ダガーフォールの旅の祠をよーく頭に浮かべるんだ…。
*「うぉぉぉ〜!本編じゃ、そこの祠は行ってないけど、だんだんイメージが固まってきた…!」
メタイ)
*「お、成功だ!ダガーフォールに帰ってきたぞ!」
おめでとう、これで【これまでに発見した旅の祠】にいつでも移動できるようになったね。
*「これって、旅の祠が近くになくてもできるものなのか?」
できるらしいよ。でも、自分のお財布を気にする必要があるかもね。
*「?」
「んん!?よく見ると、あれって…預言者か!?」
*「やっぱりだ!預言者のヤツはダガーフォールに飛ばされてたんだな…俺は辺境の島だったのに。」
まあまあ…。どうやら預言者は街の離れにある洞窟を拠点にしたらしいね。そして早速そこに来て欲しいそうだ。
*「ええ〜?もうちょっとこの辺りの探索したいから、待ってくれよ…。」
じゃあちょっとだけだよ。
*「なんかボロボロの塔の中にいかにも怪しいそうな入り口があるぜ。」
えーと、ここは…【イレッサンの塔】だね。随分前に破棄されたけど、内部の地下通路は今もなお使われているね…悪党によって、だけど。
*「ほう、じゃあ正義のヒーローたるナギさんが行きましょうかね!」
随分やる気だねぇ。
*「悪党倒せば、お金稼ぎになることがわかったからな。」
強欲ッ。
*「何者かの手紙か。まぁ持ち主はすでに骨と化しているがな。」
どうやら【レッドルーク】がここに潜んでいるようだね。
*「生き物の名前か?」
ここグレナンブラで最近現れた山賊集団だよ。連中もここに眠る宝を探しているようだから、用心するんだ。
*「コイツらだな。一丁前にテントなんか作って…ここに寄生してるじゃないか!」
タムリエルの悪党たちは大半がこんな感じだよ。
拾い食い、いつかお腹壊すよ?
*「気にしないね。それより、何だか体力がみなぎってきたぞ!」
パンは体力増加の効力があるからね。腐ってなければ食べてもいいけど、こんな所のパンまで貪らなくても…。
*「何だコイツ、鳥のバケモンか?」
ハーピーだね。あの鋭い爪の強靭な脚は人間だって簡単に持ち運べるほどだ。ハイロックじゃ、度々問題視されてる害獣だね。
*「旋風を起こしてくるな。複数体の相手は面倒かもしれん…!」
*「言ったそばからぁ!」
コイツらは巣を作るからね、おまけに繁殖力もなかなかのものだ。
*「屋外はハーピーがいるから危険だ…!…お?またメモだな。」
一枚目はレッドルークの下っ端に向けたものだね。
*「ガエネタってヤツがここのリーダーなんだな。もしかするとバッタリ会うかもしれん。」
二枚目は…何だこれ?宛先がわからないね。
*「ノエラウム邸とやらがレッドルークに狙われていると見た。これは現地の衛兵に見せるべきだな。」
ノエラウム邸はここだね、印をつけた場所。
*「遠いな。後回しでいいや。」(半分嫌になった人)
*「おお!コイツ嵐の魔法を使ってくるぞ…他のヤツとは違うな。」
さっきのメモに書いてあったガエネタはこの人だね。
*「多少腕は立つそうだが、俺の炎魔法には太刀打ちできん!」
*「ふう、これで一件落着か。お宝とやらも、道中にあったスカイシャードぐらいしかなかったな。」
随分前にほとんど略奪されたかもしれないよ?
*「ノエなんたら邸に行くか…あ!そういえば預言者のことをすっかり忘れてた!」
*「えーと、ダガーフォール郊外の洞窟…ここか。」
*「……帰ってもいいか?」
だめ。
*「(;ω;)怖いんだが、何でこんなところを拠点にしたのか問いただしたい。」
*「さっそく質問があるんだが…何でこんなところを選んだ?」
預言者「目は見えぬが…見えぬからこそ、他の感覚が研ぎ澄まされる。ここは、におうのだ。 」
*「ほ…ほう…。盲目だったのか…、こりゃ失礼。(におう…?)」
*「さて、真面目な話だ。コールドハーバーで最初に現れたとき、運命について話していたな、どういう事なんだ?」
*「歴史の授業か?あいにく蛍で間に合っているんだが…。」
ま、ここは彼に任せよう。補足説明とかがあれば、僕がやるから。
今回はこれでおしまい。ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。