TES&fallout forever

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TESのOblivionやSkyrim、falloutのことを書きます

 ザ・ロンの入植者のリストの最後はキノコ農園を営むパウエル家と記載されていた。ウィケッド・シッピング・フリート・ロックアップから見て南西に家があるらしい。PipーBoyの地図を頼りに向かうと、洞窟の内部で経営している事が分かった。

 

一悶着

 しかし、内部に入るとショットガンを抱えた男性に銃口を向けられた状態で出迎えられた。パウエル家の人だろうか?彼は銃を向けるのは失礼だが、インスティチュートが来るのは予想外だと皮肉を込めて言った。何の用で来たのかと質問し、必要とあらば撃つと脅してきた。

 僕は助ける為にここに来た事を伝えると、彼は嘲笑し、弾薬の寄付か?それともキャップか?と言いつつこっちが貧乏人みたいにと愚痴を言いつつ、それともインスティチュートらしくすり替える為に来たのか?と呟きながら推測した。

 

 アレックス・パウエル「フン!こんな所にインスティチュートが来るとはな...。助けに来ただと?『インスティチュートを信用するのはレイダーを信用するようなもの』っていう言葉はコモンウェルスでは今でも共通認識だ。信じられん、すり替えるために来たんだろ?名前を変えた位で変わったと思うな!早く出ていかないと3人とも生かしてはおかないぞ!」

 X6「おやおや、威勢がいいようですね...。ご主人様、リストは全部行う必要は無いのでは?」

 Z1「拗れるような事を言うのは止めて下さいよX6!」

 パーマー「そうだよ、こんな時に何を言うんだX6!申し訳ありません、ザ・ロンの紹介で来たのを先に伝えておくべきでした」

 アレックス・パウエル「何?ザ・ロンの...だと?」

 

 何とか説得を試みたところ、本気で言っていると伝わり、ザ・ロンの紹介で来た事を分かってくれた。別の問題を抱えていると思ったが、ここに来たのは他の問題、キノコ農園の問題を解決する為だったと理解したのだった。彼は銃を向けた事を謝罪し、閉まっておくと僕達に言った。そして、自分の名前はアレックスだと教えてくれた。

 インスティチュートのこれまでの所業を考えれば即銃撃になるのが常だというのは承知している。銃口を向けて警告してくれるだけ温情ではないだろうか?と僕は考えた。だから、僕はアレックスさんを責めない。今までの事を考えればまだ優しい対応だからだ。

 

自己紹介

 その後、アレックスさんは気まずい空気を変えるために家族を紹介すると言った。妻は客を歓迎するのが得意だと言った。銃を向けた後はねと付け加えて。僕とZ1はその件に関しては全く気にしていない。X6は別みたいだけどね...。

 少し歩くとアレックスさんの妻と娘と思われる女性達が何やら話している場面に出くわした。傍から聞いた感じだと妻の方がジュリア、娘の方はケイティという名前らしい。

 ケイティはコミックが大好きらしく、悪党がクルーズ船に乗り込んでしまった時、ミストレスが計画を立ててマンタマンに的確に伝えた事を楽し気に話しており、ジュリアは娘から何度も聞いたという感じあり、超秘密の潜水艦やクルーズ船、ミステリーの女王の話を持ち出してこの作品が好きなことが分かったと言った。それと大きくなったら海に行きたいかと娘に尋ねていた。 

 アレックスさんはそれに謙虚な荘園に二人の素敵な女性がいると言って割って入った。そして、いいニュースとして引っ越し先が決まったと報告した。ちなみに妻の事はジュールズというニックネームで呼んでいるようだ。

 何となくだがケイティとケントは仲良くなれそうだと僕は内心思った。どちらもコミックが大好きだし。僕自身もそうだ。ミストレス(女王)はシルバー・シュラウドがミステリーの女王をそう呼んでいたのは読み込んでなければ分からないからだ。そう思うと何だか楽しくなってきたが、気を緩めてはいけない。仕事は仕事として貫徹させねばならないからね。 

 その後、ジュリアは僕達に気付き、一瞬だけ戸惑いの表情を見せたが、歓迎してくれた。飲み物を持ってこようと提案してきた。好みかどうか分からないが、発光脳菌ビールや光り輝くキノコ茶等のちょっとキックが効いたもので、後天的な味であると説明してくれた。

 僕達がネオ・インスティチュートとはいえ、元々は非道の限りを尽くしていたインスティチュートが目の前にいるのだ。戸惑って当然だ。気を取り直して飲み物まで用意しようとしてくれるなんて、色々申し訳なる。

 改造人間になったとはいえ、ビールは飲めるか自信が持てないし、光り輝くキノコ茶に興味があったが、喉は乾いているかとジュリアに聞かれたが辞退した。気を遣わせてしまっているからね...。

 それを聞いたジュリアは察したのかどうかは知らないが、まだ試作段階だからその方がいいかもしれないと言った。キノコはゴムみたいにモチモチだったり、レンガみたいに硬かったりする上にその中間が定まらないと悩みを打ち明けつつ、RADアウェイのためにキノコは取っておくべきと彼女は呟いた。もうすぐ引っ越すなら旅行に必要になるだろうからと付け加えた。

 キノコ栽培のためにもいくつか残しておくべきだろうし、食料としても常用しておいて損は無いと思う。僕もその呟きに同意した。

 ジュリアさんの話が終わった後、アレックスさんはこれで自己紹介ツアーや歓迎ディナーは終わりと言った。手短にしてほしいとも言っていた。まぁ、長々となっても仕方がないからね...。

 アレックスさんはこの家は見栄えは大したことはないけど、もう長い間この洞窟を家として使ってきたと言いつつ、すぐに移動出来ると促した。数週間前から準備を始めたが、最後の収穫で次のシーズンを乗り切れない事に気付いたと彼は言った。そのため、荷造りがまだ済んでいないと僕達に伝えてきた。次に焦っているならジュリアさんに聞いたらいいと彼は言った。

 引っ越しの動機として十分に理解出来る。彼等の為にもしっかり頑張ろうと僕は思った。

 キノコ農園の現状を教えてくれた後、アレックスさんは面接は期待していなかったが、誰でも入れるわけにはいかないのか?と疑問視した。つまらないという理由で人を入れないようにしてほしいと懇願してきた。

 僕としてもそんな理由で入れない事はしない。どうしてそう思うのだろうか?アレックスさんは何か気掛かりがあるのかもしれない。

 僕はどうしてそう思うのか尋ねると、アレックスさんの両親は農家であり、最盛期では7人兄弟の内の1人であり、キャラバン隊と駆け落ちした時には3人兄弟の内1人になっていたと語った。

 ジュリアさんとの結婚の朗報を伝えるために家に帰った時、レイダーの大きなターゲットになっていたと振り返った。手短に言えば、安全な場所が必要だとアレックスさんは言った。妻はバラモンの「肥料」をキャップに変え、ここに何かを建てるチャンスを与えてくれたと言った。

 自分も家族と同じように懸命に働いているが、彼等の過ちは犯さないと明言した。辞めて前に進むべき時を知っているからこそ、危険を冒して助けを求めたとアレックスさんは打ち明けた。感情は作物を良くするものではなく、それと他のものを100万の事を試したと彼は説明した。

 そして、何かしたくてウズウズしているならジュリアさんに頼めばいいとアレックスさんは言った。彼女は物事を詰めるのが得意だと誇らしげに言った。

 アレックスさんはかなり過酷な人生を歩んできたようだ。家族がレイダーに殺されつつも、自身の家族を守る為に懸命に働いてきた。そんな彼に報いる為にも引っ越しを無事に完了させねばならないと僕は心に誓った。 

 その後、僕達はケイティに挨拶をしに行った。彼女は自分の部屋で休んでおり、僕達に気付くと引っ越し先は洞窟じゃない事を願うと言った。パパは安全だと言っているが、ママは嫌がっていると僕達に教えてくれた。2人共すぐに出ていきたがっているが、もう1日あれば大丈夫と彼女は考えているようだ。もうすぐ出発するのか聞いてきたが、彼女も引っ越し前で気が気ではないのかもしれない。

 引っ越しの話の後、ケイティは人は2種類に分類されるとパパから聞かされると話し出した。侵入者と客人に分類されるらしい。家にいるのが客人だが、ママが言うには『客人』とは我が家の食べ物を食べて水を飲み、物資を奪い、レイダーに自分達の場所を教えてくれる人の事だと教えられたと彼女は言った。

 アレックスさんとジュリアさんの客人の考え方が違うようだ。だが、コモンウェルスや他のウェイストランドを生き抜くには要人に用心を重ねる事は悪い事ではない。レイダーやそれに類するかもしれない怪しい人物に警戒するのは当然の事だ。僕は彼女の考え方を責めない。それに、インスティチュートは侵入者に分類されるのは当然だろうからね...。

 話は変わってケイティは僕達のストラジデー・スーツが気になったようだ。コミック好きな彼女にはとても嬉しい展開かも知れない。X6が説明しようとしたが、長くなりそうなので僕とZ1が止めさせた。引っ越しの準備の最中だからね...。

 

 ケイティ・パウエル「凄いねそのスーツ!なんて言う名前なの?」

 X6「これはストラジデー・スーツという名前です。戦前のレッド・チャイニーズ(中国軍)のステルススーツをアメリカ軍が鹵獲し、インスティチュートの前身であるC.I.Tが研究中だった物を現在の我々がリバースエンジニアリングして...」ウンヌンカンヌン...

 パーマー「X6、気持ちは分かるけどそれは後回しだよ」

 Z1「ストラジデー・スーツの高性能ぶりを教えたい気持ちは分かりますが、今は控えて下さい...」

 

 

飼っているバラモンを探せ!

 その後、ジュリアさんに手伝う事があるかと伺ってみると、ギリギリまで待たなければならなかった物以外はほとんどの物を片付けた後だと彼女は言った。でも、一番問題なのはネッシーという名前のバラモンが昨夜出て行ってしまったのだと打ち明けた。

 そのためここでの仕事が終わるまで、捜索に手を貸してくれないかとお願いされた。僕達が戻る頃には引っ越しの準備が終わっているだろうからとジュリアさんは言った。僕はそれを了承した。

 それを聞いたジュリアさんは機嫌を良くし、バラモンの習性に沿って考えればサンシャイン・タンディングスCo-opの牧草地に迷い込んでいる可能性があると言った。まずはそこを調べてみてほしいとお願いされ、遠くには行ってない筈だが、雨で季節が早まっているからブラッドバグに注意した方がいいと警告された。

 それと2日前にネッシーに忌避剤をスプレーしたが、すぐに切れてしまうとジュリアさんは嘆いた。だから、ネッシーが心配なのだと彼女は言った。

 フェラル・グールやヤオ・グアイ、スーパーミュータントにレイダー、ガンナーやフォージまでいるのがコモンウェルス。生きている可能性は高くはないかもしれないが、大切な家族のネッシーを心から心配しているのだ。僕達はそれに報いなければならない。しっかり捜索しましょう!

 

 ジュリア・パウエル「お願いして大丈夫かしら?早く見つかってほしいのだけれど...」

 パーマー「お任せ下さい。我々がしっかり捜索致します!」

 X6「ふぅ...。我々ネオ・インスティチュートがバラモン捜しとは...」 

 Z1「そう言わないで下さいよX6。ネッシーは彼等の大切家族なんですから...」

 

 僕達がネッシー捜索に乗り出そうとした時、ケイティは何処かに行こうとしていた。アレックスさんが何処に行く気か尋ねると、彼女はちょっと外へと言うだけで明確に答えなかった。

 アレックスさんは気になりながらも、荷物を纏めるのを手伝うようにとお願いした。出発前にお別れツアーをするから心配ないと落ち着かせるように言った。

 だが、ケイティはそれはこの辺だけでしょ?と言いつつ、フランクリンという名前の男性も一緒に来るか聞きに行きたいと言い返した。それを聞いたアレックスさんは全然ちょっとじゃないと呆れながらも、エイリアンの友達は一箇所に留まるのを好むのではないかと指摘した。彼の仲間が尋ねてきた時に備えてと付け加えた。それを聞いた彼女は拗ねつつ彼にお別れを言いたいと言った。

 それを聞いたアレックスさんは去るのは辛いと同意しつつ、それでも今はママと一緒に荷造りを手伝ってほしいとお願いした。フランクリンが宇宙船に乗って迎えに来てくれると思うとケイティを落ち着かせるように優しく言った。

 そして、古い発電機の解体を手伝ってほしいとアレックスさんは言った。持って行けないが、部品があれば新しい場所に慣れるのに役立つだろうという理由だ。それを聞いたケイティは何かを言おうとしたが、しぶしぶ了承するのだった。

 ケイティがそわそわしてたのはフランクリンに会ってお別れを言いたかったのだろう。離れ離れになるのは子供心ながらに辛い筈だ。

 それにしても宇宙人って本当かな?でも、ちょっと前に円盤が墜落して洞窟に立て籠もっていたエイリアンとは戦った事があるし、あながちなくはないのかな?まぁ、引っ越しの手伝いやネッシー捜索が完了したら手伝ってあげようと僕は思った。

 

ネッシーとフランクリンは同じ場所にいる?

 僕達はネッシー捜索の為にサンシャイン・タンディングスCo-opに向かおうとしたところ、ケイティが急ぎ足で僕達の所に来てそこにはいないと言った。僕は落ち着かせて何が起きているのかを尋ねた。

 ケイティはママはネッシーは不気味なロボットと一緒にサンシャイン・タンディングスCo-opの牧場に迷い込んだと言っているが、そこにはないと改めて言った。それは火星人のフランクリンが連れ去ったのだと明かした。彼は宇宙人なので、地球の事を研究するのが好きだからだと理由を言った。そのため彼女を傷付けないと思うから、彼に返してくれと頼めば返してくれると確信を持って言った。

 ケイティは僕達に念のためにもう一度フランクリンは火星から来たと言った。宇宙服と光線銃を持っているが、銃は悪人を倒す為の物だと言った。レイダーは地球人以上にエイリアンが嫌いだから銃が必要だけど、友達には絶対に使わないし、絶対にバラモンにも使わないと断言した。

 今日ネッシーが必要だと分かっていたら、連れて行かなかった筈だとケイティは言った。そして、信じられないのは分かるが、言う必要が無ければ言わなかったと弁解した。フランクリンの安全の為にもそうしたのだと言った。

 しかし、ネッシーを置いて行きたくないとケイティは打ち明け、フランクリンの所へ行ってくれないかと僕達に依頼した。彼に事情を説明するためのメモも用意したようだ。僕達が友達だと知ってもらうために、僕達を送るのだと彼女は言った。

 フランクリンが火星人かどうかはさておき、ケイティとの関係を破綻させないようにしてネッシーを取り戻すように努めないといけない。メモの内容も確認すべきかと思ったが、彼女の想いが詰まっていると思われるので止めておくべきだろう。無人の施設でのターミナルを覗き見るのとは違うからね...。

 僕が詳細を確認していると、ケイティはリラックスしてきて、フランクリンはトン等に自分で入れて行ったわけじゃないと言った。彼を助けたかったのは、ママがいつもネッシーが特別だと言っていたからだと理由を述べた。

 エイリアンがバラモンを研究したいなら、彼等は最高のバラモンを研究すべきだと力説した。多分、ネッシーをクローンにする事も出来るかもしれないのでクールでしょ?とケイティは楽し気に行った。

 それを言い終わった後、一拍置いて、信じてくれるかどうか分からなかったと心中を明かした。自分がいなくなったら気付かれてしまうので、メモをフランクリンにしっかりと渡すように念押しされた。自分が僕達を送ったのだと分かる筈だからだ。

 フランクリンの居場所は古いレンジャー小屋の下に住んでおり、ウィケッド・シッピング・フリート・ロックアップから見て北西にあるらしい。

 ネッシーはフランクリンと一緒にいると安全だけど、ママとパパはすぐに出ていきたがっているから彼女が必要だとケイティは言った。そんなに遠くではないので地図で教えてくれることになった。怖がる必要は無く、彼はいいエイリアンだと言った。最後にいい人だから傷つけないでと彼女は懇願した。

 ネッシーの冗談の件は突飛な事を言うと思ったが、それだけネッシーが優秀なバラモンだと誇りを持っているのだと分かった。それとフランクリンが悪人、悪のエイリアンではないと懇願する程なので僕はその思いを汲む事にした。火星人かそうでないにしろ、まずは会ってみないと分からないからね。僕達はフランクリンのいる古いレンジャー小屋を目指すのだった。

 

 ケイティ「お願いね。フランクリンとは戦わないでね!」

 パーマー「僕達に任せて!その約束をしっかり守ってネッシーを連れ帰るから」

 Z1(本当に火星人というのは存在するんでしょうか?)ヒソヒソ...。

 X6(ご主人様と私が本物のエイリアンと戦った事はあります。それを信奉するハボロジストもヌカ・ワールドにいました。信じたくはありませんが、否定しきれないのもまた事実でもあります)ヒソヒソ...。

 

 

火星人フランクリンとの邂逅

 僕達はケイティに教えてもらった古いレンジャー小屋に到着し、地下室を発見したので下った。そこには発光キノコがいくつか置いてあり、彼女と友達である事を裏付けている。しかし、当のフランクリンがいない。

 手掛かりはないかと付近を探しているとケイティへという題名のメモを発見した。読んでみると、先日かくれんぼで勝ったネッシーをコンテナの中に移動させたよとあり、心配しなくていいと前置きし、グーリィ(グールかフェラル・グールの事だろうか?)の友達には彼女を放っておくように伝えたからさと締めくくってあった。

 今、ネッシーはコンテナの中にいるのか?無事だといいけど...。ケイティの言う通りにいい人、または宇宙人だと思いたい...。グール相手ならどうにか出来るとしたら可能性があるとすれば同じグールという事になるが...。

 その後、僕はメモの近くに地図があり、ウィケッド・シッピング・フリート・ロックアップに〇印を付けてあるのに気付いた。きっとここのコンテナの中に入れたに違いない。僕達は急いでそこに向かうのだった。

 僕達はウィケッド・シッピング・フリート・ロックアップにテレポーテーションした。再び住み着いたフェラル・グールをアクセラレーターで撃ち殺して全滅させ、安全を確保した後でコンテナを調べていったら、最初のコンテナの中にバラモンを発見した。メモの内容と合致するならば、ネッシーで間違いないだろう。

 だが、フランクリンは見つからない。X6とZ1に付近を捜索するように指示を出して僕も彼を探し出そうとしたら、背中から銃口を突き付けられた。

 振り返ると増幅フォトンアジテイタ―や改良型オートバレルで改造したプラズマライフルを装備したグールの男性が僕に脅しをかけてきた。服装は防護服に赤と白を基調とした塗装をし、胸の中央に青色のリアクターのようなマークも描かれた風貌だ。

 日本の特撮ヒーローで似たような見た目をしている...。彼がフランクリンなのだろうか?エイリアンブラスターピストルを所持していないので、少なくともエイリアンではない。普通のグールだ。そう推察していると彼は自分が火星人のフランクリンだと名乗った。やっぱり本人だったようだ...。

 フランクリンは無知な僕達が火星の主権領域に侵入したので、銀河法廷に連れて行く前に警告しなければならないと言った。抵抗すれば致死力を行使すると脅してきた。僕は話がしたいだけだと彼に説得を試みた。それを聞いた彼は星間大使の権利を発動するのかとハイテンションで応じ、僕の存在を主張してもいいという事になった。

 フランクリンは火星人というより銀河の中心部の警察というロールプレイなのかもしれない。平時なら僕もスーツアクターだった頃の経験から楽しめたんだろうけど、今は引っ越しの準備中だ。遊んでいる暇はない。

 続けてフランクリンは神聖な停戦に逆らうなら、電磁気トラップで脳みそが沸騰させると重ねて脅してきた。このままじゃ埒が明かないので、僕はケイティから預かったメモを彼に渡した。最初は自分への贈与品かと言ったが、メモを読んで彼女が引越しするという話を信じ始めたようだ。チーフ・アンバサダーという役割を彼女が担っていたようだが、もうそれも終わりという事になる。

 フランクリンは少し悩んだ後、この芝居を止める事を明言した。この火星人の芝居は子供や薬物中毒者のレイダーには効果的だったと振り返った。ケイティがここに来れなかったから、ネッシーの為に僕達を送ったのだと理解したようだ。

 諦めがついたフランクリンさんは僕達にネッシーを返すと言った。いつまでも彼女の『肥料』の匂いを嗅いでいられるか分からなかったと愚痴を零した。そして、彼は先程の脅しを謝罪した。慣れてきたが、ケイティがいないと同じようにはいかないと寂し気に言った。

 ケイティが面白そうだと思った『実験』で自分はネッシーに嫌われてしまったが、騒ぐ事なくキノコ農園に付いてくるだろうとフランクリンさんは言った。

 やはり、ケイティの言う通りにフランクリンさんは悪人ではない。ネッシーに嫌われながらもきちんと守っていた。彼女の実験に付き合っていた面もあるので、彼女の為に火星人を演じていたのだろうと僕は思った。周囲には迷惑を掛けてしまったが、悪意から来るものではない。キノコ農園でその事を話せばわだかまりは解消出来ると僕は考えた。

 その後、フランクリンさんはケイティがいなくなるのは寂しいが、彼女と家族をよろしく頼むと僕達に頼んだ。僕は少し考えて、僕達の所の居住地でお店を出したりして働くのはどうかと提案した。彼は驚き、そういわれると思わなかったと言った。定住地とはいいなと呟いた。

 更にフランクリンさんはお店の名前を呟き始めた。「フランクリンの火星の高級品店!」や「フランクリンの銀河の...」と言いながら長過ぎると呟きながら止めた。取引成立という事になり、キノコ農園に同行する事になるのだった。

 

 フランクリン「取引成立だよ、人間!」

 パーマー「ありがとうございます!まぁ、私はもう人間ではなく改造人間の怪人なんですけどね...」

 フランクリン「ほう!それは凄い!面白い話が聞けそうだ!」

 パーマー「アハハ...(まぁ、僕の自業自得ではあるからそうかもしれないね...)」

 X6(何を言うんですかあのグールは...。ヌカ・ワールドでポーター・ゲイジのラジウムライフルでご主人様が心臓を撃たれて、死にかけて大変な目に遭ったから改造人間になる手術をお受けになったというのに...)イライラ、ブツブツ...。

 Z1(怒らないで下さいX6。フランクリンさんは我々の事情を知らないんですから...)ヒソヒソ...。

 

 

フランクリンとキノコ農園との和解

 僕達はネッシーとフランクリンさんを連れてキノコ農園に戻った。しかし、出迎えたアレックスさんは眉を顰めていた。火星人のロールプレイするためのスーツや光線中として偽って用意したプラズマライフル、グールとしての見た目等が不信感を募らせた。

 フランクリンさんは緊張しながらも、自分はグールであって宇宙人ではないと説明した。アレックスさんは眉を顰めたままで、未だ不信感を露わにした顔を崩さなかった。

 ケイティはその間に割って入り、フランクリンさんが火星人のフリをしているのが分かっており、前にも素敵なグールを見た事があるし、遊んで楽しかったでしょ?と言って彼を庇った。

 それを聞いたフランクリンさんはケイティは賢い子だと褒め、君よりも自分が火星から来たフランクリンを信じたかったんだと思うと打ち明けた。

 その後、ジュリアさんは娘との友情を見れたのは素晴らしいが、私達のネッシーは何処にいるのかと尋ねた。フランクリンさんはきちんとペン(囲い)の中に戻ったと答えた。その件について謝罪したが、ケイティはその件にも割って入った。ネッシーをペンから連れ出したのは自分であり、返してもらおうと思ったけど、行かせてくれなかったと弁解した。

 それを聞いたジュリアさんはすぐに教えてほしかったし、何を考えていたのかとケイティを叱った。凄く心配したとも言った。

 まぁ、ジュリアさんが叱りたくなる気持ちも分かる。悪意が無かったとはいえ、ネッシーの件を打ち明けていればフランクリンさんを責める事も起きなかった可能性がある。アレックスさんもこの件を聞いて不信感が幾分か軽減された様子だ。これで和解が進めばいいのだが...。

 ケイティを叱った後、フランクリンさんに対してネッシーを守ってくれた事に感謝するとお礼を言った。娘とエイリアンごっこをするのは気が引けると付け足して言われたが...。

 それを聞いたフランクリンさんはネッシーは特別な牛だとパウエル家の全員に言った。もし、彼女のミルクを光らせる事が分かれば、私達は手を組めるかもしれないと言った。光るものは早く売れると彼は力説した。

 ジュリアさんは光るバラモンのミルクと聞いて、あり得ないが、逆に言えば今までに無いものかもしれないと前向きに受け止めた。アレックスさんも同様だ。

 

 フランクリン「ネッシーは優秀なバラモンだ。一緒にいた私が保証してもいいくらいだ」

 ジュリア「光るバラモンのミルク...。悪くないわね」

 アレックス「それが本当なら、今の生活からより良い状態に出来るかもしれんな」

 ケイティ「凄いわネッシー。貴女って本当に凄い子なのね!」

 

 ネッシーの意外な特性を知った後、ジュリアさんはフランクリンさんに何度もお礼を言った。それから僕達に話し掛け、彼女が1匹で彷徨うよりも、宇宙人に「拉致」されたのは良かったかもしれないと言った。

 フランクリンさんに対して不信感が払拭されて面白いとまでジュリアさんは評価した。ケイティは頭が良過ぎて疑似体験に夢中になると思ったけど、流石にこれは予想外だったと言った。彼は間違いなくブランド化の何たるかを心得ていると重ねて評価した。キャラバンが安価で換金するのを見た事があると教えてくれた。旅先でもっと話をしないといけないと嬉し気に言った。

 僕もヌカ・ワールド再建の過程でブランド化の勉強をした身だ。光るバラモンのミルクとは興味がそそられる。フランクリンさんの意外な才能を知った瞬間だ。人生って分からないもんだね。あ、僕の場合は怪人生か...。

 そして、ようやく引っ越しの準備が整った。重い荷物を持ち上げる以外は何も問題ないとジュリアさんは言った。それはネッシーの仕事だけど、彼女が戻ってきて準備万端だけど僕達の方はどうかと尋ねてきた。それは問題ない。今すぐにでも出発可能だ。

 多くの居住地があるが、まずはサンクチュアリヒルズに引っ越しするのが適切かなと僕は考えた。人手も多いし、防衛力も充実しているし、水も食料も豊富で何より戦える人も多い。レイダーやガンナー相手でも簡単には攻略されない。ブランド化もゆっくりやっても大丈夫な筈だ。

 それを聞いたパウエル家の人達とフランクリンさんは賛成した。サンクチュアリヒルズに行くまでは僕達がしっかり護衛して進むとしよう。

 最後にケイティに話し掛けに行った。僕がフランクリンさんを説得して一緒に来るようにさせたなんて信じられないし凄い事だと彼女は言った。これはとても楽しいが、自分は外出禁止になるかもしれないと言った。

 真のスーパーヒーローは決して報酬を求めないが、彼等はそれに値するものだとケイティは言った。彼女は自分の秘密の隠し場所から僕達の為に全部取ってきたから受け取ってほしいと106キャップを報酬としてくれた。子供から受け取るのはどうかと思ったが、ここまでやってくれたお礼として受け取ってほしいと彼女が言ったのでありがたく受け取る事にした。

 フランクリンさんとパウエル家との和解を果たす事が出来て良かった。僕がヒーローにはなれないが、極悪人なりに皆を護っていき、少しでも未来を作っていけるのではないかと常に思うのだ。碌な死に方をしなくても、その過程では頑張って行動したいと思いつつ、パウエル家をサンクチュアリヒルズに引っ越すために護衛を開始するのだった。