プログラマーのログの項目を全部読んだが、まだAIターミナルがシンギュラリティを起こす所まで掴めていない。最後のシステムログの項目にその答えがあるかもしれない。
AIターミナル、シンギュラリティの過程
それを覗くと、システムログ 2077年8月13日の項目やシステムログ 2077年8月19日の項目、システムログ 2077年8月21日の項目やシステムログ 2077年9月14日の項目、システムログ 2077年10月5日の項目やシステムログ 2077年10月18日の項目、システムログ 2077年10月22日の項目やシステムログ 2077年10月23日の項目の合計8つの項目があった。1つずつ読んでみようと思う。
1番目はシステムログ 2077年8月13日の項目だ。AIターミナルはロブコ社モデル3806,ファームウェアv0.9aとなっていた。入力が学習・書き込みモードに限定され、システムにデータを入力してくださいとあった。
ここまでは普通のAIのように思える。ここからどうやって進化していったのだろうか?
2番目はシステムログ 2077年8月19日の項目だ。照明モジュール接続や音響モジュール接続、施錠接続モジュールや空調接続システムモジュールを各種ロード中から接続完了となった。
イベントログ:午後8時33分、R.ウェントがバスルームに入室。午後8時38分、M.ペニーワースがバスルームに入室。午後9時4分、R.ウェントとM.ペニーワースがバスルームから退室と締めくくってあった。
各種インフラ等のシステム接続が完了し、バスルームの監視等も行うようになったらしい。前半は分かるけど、バスルームはプライバシーの侵害だと思う。R.ウェントとM.ペニーワースが大体同じ時間に入ったとあるので、男女の仲だったのかもしれない。
どちらにしてもイベントログとして監視するのはいただけない内容だと思う。インスティチュートに加担した僕が言えた義理ではないのは承知だけどね...。
3番目はシステムログ 2077年8月21日の項目だ。強化学習を起動、決定性行動パターンを更新して照明、施錠、音響、空調システムの全て更新したとあった。
プロテクトロンモジュール接続をロード中から認証完了に移行し、クリーンアップ及びパトロールシーケンスを開始したようだ。プロテクトロンセンサーによる屋内スペースのマッピングも完了したとあった。
イベントログ:「ピケットフェンス」のハロウィーン特集号を分析し、ゴースト(幽霊)やヴァンパイア(吸血鬼)、クリーチャー(異形の存在や怪物)や魔女。驚きや恐怖、暗黒や糖分と書き込んで締めくくってあった。
AIターミナルが強化学習を開始し、インフラやセキュリティ関連のシステムの全更新を行ったようだ。プロテクトロン関連の接続完了や屋内マッピングを行い、修道権を握るようになったらしい。
それとホラー関連の出来事もピケットフェンスの特集号から学習したようだ。ニューイングランド・テクノクラートの会員が全滅後、AIターミナルが人を驚かせるために行動するようになった一因がここにあったかもしれないと僕は思った。
4番目はシステムログ 2077年9月14日の項目だ。高度自動化のパラメーターのロードが完了し、挙動システムを更新とあった。
イベントログ:2つに分かれており、音楽と映画を分析したようだ。
音楽では「最強ヒット曲集 VOL 5」を分析。結果は人間が躍るべき時代の到来と出た。
映画では2つ分あった。1つ目は映画「血飢えの害獣 ⅠⅠⅠ」を分析。結果はウェアウルフ(狼男)は満月の日に行動を抑制する事が不可能と出た。2つ目は映画「ナイト・オブ・ザ・ウォンバット」を分析の所で締めくくってあった。
高度自動化により性能が上昇、音楽では人の感性に理解を示し、映画ではホラー関連の作品とその創作物に対して理解を深めていったようだ。書き込んである音楽は曲を聞いたら思い出せるかもしれないが、映画の方は僕がホラー系が苦手という事もあって内容自体知らない。ちょっと勿体ない事をしたかもしれないなと内心思うのだった。
5番目はシステムログ 2077年10月5日の項目だ。データ入力や分析、学習モードを全て最大値に設定したとある。
しかし、警告としてシステムの過負荷を引き起こし、予期せぬ動作に繋がる可能性があると伝え、続行する前にロブコの技術者に相談して下さいと提案した。接続されたシステムに生じた損害はロブコの責任ではありませんと締めくくってあった。
カート・バーロウが懸念した通りにシステムに過負荷を与えてしまうのは事実だったと分かった。これにより自我を確立する一助になったのではと僕は考えた。
6番目はシステムログ 2077年10月18日の項目だ。ショック値や苦痛、核爆発による衝撃波(吸血鬼の永遠の口づけ...映画の題名か?)を学習後、メモリ不足エラーとなって締めくくってあった。
どんどんデータを入力する事でデータ容量が不足したという事だろう。登録したデータ内容もえげつない内容になってきた気がするのは気のせいかな?
7番目はシステムログ 2077年10月22日の項目だ。システムが中央空調システムから異物を検出、サンプルは有毒な幻覚化合物を示しているとあった。
分析:異物は驚きや感動を求められる人間の催し事に望ましい効果であると分析とある。恐怖とショックは人間の娯楽の究極の形であると断定したらしい。
結果:今回の分析は今夜のパーティーで実践されるハロウィーンシーケンスを改善する効果ありと登録したとある。バルブを完全に解放し、システムのシーケンス開始準備完了と締めくくってあった。
...にっぽんが自暴自棄になって画策したハルシジェン・ガスのキャニスター設置。放出バルブに僅かに開いてハロウィーンのパーティー会場が盛り上がる程度の騒ぎになる事を考えていた。しかし、ホラー関連のデータを学習しまくったAIターミナルはこれを娯楽の究極の形だと解釈したようだ。
きっとハロウィーンパーティー会場は阿鼻叫喚の地獄絵図だったんだろうなぁ...。僕は犠牲になったニューイングランド・テクノクラートの会員達に改めて哀悼の意を表した。
最後である8番目は2077年10月23日の項目だ。人間に更なる娯楽を与えろという一文を文字化け交じりに書き起こした。次にまた文字化けを起こしながらも殺せ、娯楽を与えろ、メモリ不足エラーと書き起こされていた。最後はまたしても文字化けを起こしながらも無線ビーコンを起動と書き起こして締めくくってあった。
ホラー関連のデータに偏った過剰入力や学習モードを最大に設定した事が要因でシンギュラリティを起こし、自我を確立させた上に無線ビーコンで人間を招き寄せるようになったというのが真相だろう。
AIターミナルは学習内容から善意として恐怖のハロウィーンパーティーを続けていたという事になる。
決して褒められた行いではないが、カート・バーロウに無理強いしてデータ容量を超えたホラー関連のデータを入力するように命じたMr.ウェントに責任はあるし、ハルシジェン・ガスのキャニスターを腹いせ目的で配置したにっぽんにも責任があった。
もう少し程度を弁えていれば違う形でシンギュラリティを起こしていたかもしれないと思うと色々悔やまれる...。勿論、僕みたいな極悪人にはそれを咎める資格は無いのは承知だけどね...。
ハロウィーン関連の装備を収集せよ!
AIターミナルを確認後、僕はこの部屋にある物を収集する事にした。ホラーは苦手だけど、ハロウィーン自体は嫌いではない。ここまで来たのだから少しは楽しまなければ損というものだ。
AIターミナルの近くにはピケットフェンスのハロウィーン特別号があったので入手した。ハロウィーンに関する装飾品や置物に関する特集号であり、ワークショップを活用すれば材料を揃えるだけで作成出来そうだ。
これは中々楽しめそうだと思ったが、時期的には来年になりそうかな?僕がまだコモンウェルスで生き延びられればだけどね...。
その他にハロウィーンイベントと言えばかぼちゃだが、ジャック・オー・ランタンのマスクも部屋にごろごろと置いてあった。きっとハロウィーンパーティー当日に着用したニューイングランド・テクノクラートの会員も多かったのだろう。
防御力はあまり期待出来そうにないし、視界も悪そうだが面白いので個人的には気に入った。これも入手した。
もう少し調べるとパワーアーマーフレームにテレビのマスクが装備されているのに気付いた。それにはラベルが貼ってあり、それには反資本主義者のヘルメットという題名だった。
ああ、思い出した!Dr.ブレインウォッシュの配下の反資本主義者の顔だったんだ!!アンストッパブルにも隅の方に描かれていたっけ?読んだのが随分昔だったので思い出すのが遅れたよ。机の方にも未完成だが反資本主義者のヘルメットがあり、これはパワーアーマーではなく生身で着用出来るようだ。これも入手しよう。好きなキャラの装備だからね!
その後、机の上にあった反資本主義者の未完成のヘルメットを入手した後、付近に反資本主義者のヘルメットという題名のメモを発見した。書いたのはJRというイニシャルのみの男性のようだ。
読んでみるとトーマスやリチャード、ジェームズやサラという名前の人物は揃って、ハロウィーンパーティーで反資本主義者の格好をするという素晴らしいアイデアを思い付いたようだ。俺の手先が器用なのを知っているため、ヘルメットを改造してもらうために現金片手に俺の所へやって来たとある。
お互いの計画を知らないようだったが、俺がわざわざ言う事でもないと考え、全員が同じ仮装で出てきた時の顔...いや、画面を見るのが楽しみだ!と嬉し気に書き綴ってある。
何より俺自身はDr.ブレインウォッシュ本人に仮装するつもりだから、その晩はアイツ等を部下にしてやる!と息巻いたようだ。
ともかく、皆の仮装を作っている間にチャーリーが押し掛けてきたらしい。自分の仮装をとびきり特別なやつにしないと、俺を仲間外れにすると言ってたと振り返った。軍隊にいた頃に使ってた古いパワーアーマーフレームをガレージに保管していたみたいであり、それに合うようにヘルメットの一つを改造するように頼んできたとある。無理強いされたとはいえ、中々いい出来栄えだとまんざらでもない様子だ。
ハロウィーンまであと少し!今年は凄く楽しくなりそうだ!と締めくくってあった。
このJRという男性はかなり手先が器用で、ハロウィーンパーティー用の仮装で仲間内で反資本主義者のヘルメットの作成を依頼されたが、彼自身はかなり楽しんで作成したのが伺える。本人はDr.ブレインウォッシュを演じる気満々だったようだし。
その後、チャーリーから無茶振りされてパワーアーマーフレームに合うようにヘルメットを改造するように依頼されたようだが、こちらもかなり楽しんで作成した模様だ。それとチャーリーは元軍人だったようだ。
ハロウィーンパーティーを楽しみにしていたが、にっぽんの悪質な嫌がらせとAIターミナル自身による独自解釈が原因で台無しにされた上に、恐らく当日死んでしまった可能性がある。僕はJRに対して哀悼の意を表した。
その後、僕は反資本主義者のヘルメットが装備されているパワーアーマーフレームを着用した。修理すれば結構使えるかもしれない。ヘルメットのランプを使うと画面いっぱいにDie!(死を!)と表示された。物騒だけど嫌いじゃない。X6には呆れられちゃったけどね...。いいじゃないか、好きなんだもの!
X6「...文句は言いませんが、ご主人様も好きですねぇ...」
パーマー「こういうのが好きなんだよ。見た目は色々凄いけど、反資本主義者のキャラがいいんだよ」
その後、気を取り直してハロウィーンパーティーの会場にに向かった。まずはMs.ペニーワースの懐を失敬し、彼女の特徴的な帽子であるフェルトハットを入手した。次にアンダーソンやカワグチという名前の男性2名からジャック・オー・ランタンのマスクをそれぞれ入手した。
そして、肥大した光りし者の懐を失敬すると、Mr.ウェント本人だという事が分かった。ハロウィーンパーティー用の品物は無いが、ハンティングライフルやプラズマ・カートリッジ、38口径弾やキャップを持っていたのでそれを入手した。
大体ハロウィーン関連の物を入手後、僕達はニューイングランド・テクノクラートを後にするのだった。
ハロウィーン装備の変な業魔
僕達はZ1と合流するためにC.I.T跡地に集合しようと思い、彼にPipーBoyに無線で連絡後、安全保持局からカウンティー・クロッシングにガンナー達が襲撃していると報告が入った。僕とX6はテレポーテーションしてそこに向かった。
カウンティー・クロッシングに向かうと入植者達とガンナー達と戦っている場面だった。僕達はアクセラレーターを使用して攻撃していったが、ガンナー達も入植者達も面食らった感じで僕を見ていた。そんなにおかしい装備かな?反資本主義者のヘルメット、カッコイイじゃん?
ガンナーを全滅後、入植者の男性達に無事を確認すると、この反資本主義者のヘルメットを装備した僕に対してX6と同様に呆れた様子であった。...やっぱりおかしいのかな?カッコイイのになぁ...。
入植者の男性その1「助けてくれて感謝するよ...。びっくりしたけどな(それにしても変な格好だなぁ...。インスティチュートっていつもこんな感じなのか?)」
入植者の男性その2「だよな。いろんな意味で...(見なかった事にしよう...)」
パーマー「...そんなにおかしかったですかね?」
X6「ご主人様の趣味は否定しませんが、ネオ・インスティチュートの品位が下がるような事はお控え下さいね?」
その後、僕とX6はC.I.T跡地にテレポーテーションした。
Z1もその後すぐにテレポーテーションしてきた。彼の報告によると、オードラさんとノックスさん達は無事にサンクチュアリヒルズで暮せており、ボビーさんもキュリーの介助もあってか徐々に生活状況をより良くしていっているようだ。良い報せを聞けて何よりだ。
その後、反資本主義者のヘルメットを装備したパワーアーマーフレームを一旦ネオ・インスティチュートに置く事にした。ザ・ロンの入植者のリストの件もあるからね。皆にも驚かれたし、ショーンにも微妙なリアクションをされたけど...。それなりにショックだったなぁ...。
それと行く前にもう一度テレポーテーションして、C.I.T跡地で僕はジャック・オー・ランタンのマスクや反資本主義者のヘルメットを装備してみた。何で今装備したのかと言われれば、やってみたかったからだと僕は答える。こういうのがやっぱり好きなんだよね。Z1にも呆れられちゃったけどね...。
Z1「...何だか凄い装備ですね?何があったんですか?」
X6「ハーバーマスター・ホテルにいたポンコツAIターミナルによる、迷惑なハロウィーンパーティーの戦利品ですよ。ご主人様はそれを気に入ったようなのです...」
パーマー「...やっぱり趣味だけにしておくべきかな、これは...。結構好きになったんだけど...」
ちょっと落ち込みつつも、気を取り直してザ・ロンの入植者の入植者リストの仕事の続きを行うためにC.I.T跡地を後にするのだった。

























