TES&fallout forever -3ページ目

TES&fallout forever

TESのOblivionやSkyrim、falloutのことを書きます

 まだまだコモンウェルスは広大で、見た事がない場所が多いと思い知らされる。だからこそ、やるべき意味がある。頑張らねばならないのだ。

 

民間警告システム放送を辿れ!

 次は民間警告システム放送を辿る事にした。無線の内容は以下の通りだった。

 こちらはマサチューセッツ州緊急警報システムからのメッセージです。今朝、10月23日土曜日、アメリカ合衆国に対する核攻撃が開始された事が確認された。ワシントンDC、ニューヨーク、フィラデルフィア、ボストンを含む複数の都市が被害を受けています。この緊急警報メッセージを受け取られた方は、直ちにシェルターに向かい、放射性降下物から身を守るように警告した。最終戦争当時の避難誘導か...。これも今では意味を成さない。しかし、見に行かねばならないだろう。

 発信源を辿ると、へーゲン砦の衛星アレイからだと分かった。衛星アレイが乗っているコンクリートの台座の上、南西の所に落とし戸があった。そこを降りると爆発物ボックスを見つけたのでロックピックで開錠し、プラズマ・グレネードやRAD- Xを入手した。ここには誰の白骨死体も無かったので、間に合わなかったのかもしれない。僕は当時のことを思い出しつつ、無線機を切ってへーゲン砦の衛星アレイを後にするのだった。

 

救難信号を辿れ!

 最後は救難信号を辿る事にした。無線の内容は以下の通りだった。

 男性が外の誰かに助けを求め、自分の名前を言おうとして止めたようだ。フィドラーズ・グリーンエステートにある、バンカーの中に閉じ込められている。外には生き物が這い回っており、普段なら何とかなる状況だが、今は足を負傷中とのこと。支援してくれるならありがたいと締めくくってあった。場所はフィドラーズ・グリーン・トレーラー・エステートだと思う。生き物は多分フェラル・グールと察する事は出来るが最近の事だろうか?違うかもしれないが、すぐに向かうべきだろう。

 発信源を辿ると、やはりフィドラーズ・グリーン・トレーラー・エステートだった。フェラル・グール達はもう全滅済みなので、後はバンカーへの入り口を探すだけだ。それはプールの西側のすぐ、木製の白い柵で囲われている場所にあるドラム缶の近くにある茂みの中にバンカーへの落とし戸があった。そこへ降りると、男性の死体があった。入植者のようだったが、死体にしては新しい方だ。出血死かも知れない。最初に来た時に気付けていれば...。僕は助けられなかった事を悔やみつつも、哀悼の意を表した。そして、無線機を切って僕達はフィドラーズ・グリーン・トレーラー・エステートを後にするのだった。


ラジオ塔3SM-U81を探索せよ!
 西部の探索は終了したと思う。次は北東部を探索する事にした。

 探索中にラジオ塔3SMーU81と呼ばれる電波塔を発見した。それはクアナポウィット湖から見て東にあった。そこにはブラッドバグが数匹いたが僕のアクセラレーターで殺していった。その後、中継ターミナルを発見したのでアンテナを伸ばす項目があったので押した。そして、アンテナが伸びてPip‐Boyから船舶無線信号やグリーンブライア―無線信号、自動無線警告という題名の通信を受信した。これから調べて行こうと思う。

 

船舶無線信号を辿れ!
 僕達は最初に船舶無線信号を辿る事にした。無線の内容は以下の通りだった。
 メーデー!と繰り返す男性。船は商船ウェスタンベル号というらしい。ボストンに何度か通信しても応答なし。全動力を失い、現在荒波の上にいると伝えるもまだ応答なし。いい加減苛立った男性は誰も来ていないのかと喚き散らす内容が続く状態だ。もう手遅れかも知れないが確認するしかないなと僕は思った。
 発信源を辿る際にスティングウィングやラッドスコルピオンが襲い掛かってきたが、僕はいつものようにアクセラレーターで返り討ちにした。その後、ブレイクハート・バンクスのすぐ近くの船に辿り着いた。商船と言っていたけど漁船にしか見えない...。個人事業主だったのかな?まぁそれは置いておくとして、操縦室に入ると、そこには無線機が先程の通信を繰り返すのみで該当する死体が見当たらなかった。僕は無線機の通信を切った。
 もしかして座礁したのを機に脱出したのだろうか?それもまた真実は時の彼方に消えてしまった。僕は通信に出た男性のその後に思いを馳せつつ、この船を後にした

 

グリーンブライア無線信号を辿れ!
 今度はグリーンブライア無線通信信号を辿る事にした。内容は以下の通りだった。
 お願いです、助けて下さい!と悲痛に叫ぶ男性。私達は河のすぐ隣にある古いバンカーの中におり、あの連中が這い上がってきていて閉じ込められている現状を告げた。もしこれが聞こえていたら、あの生物共を倒して、私達を助けて下さいと訴えた。もう食糧も底を尽きそうだと嘆き、欲しい物なら何でもお渡ししますと締めくくってあった。生物共というのは先程のマイアラークやラッドスコルピオンのような存在だろうか?恐らくこれも最悪の結果に終わっているだろう。それでも確認しに行かねばならないと僕は思った。
 道中はマイアラークやラッドスコルピオンが襲い掛かってきたが、返り討ちにして進んだ。通信範囲が短いのか発信源を辿ろうにも場所が分からない。時間が掛かったが、ラジオ塔3SMーU81から真東の岩場を下り、道路を渡って、更に真東へもう少し直進した所の茂みにバンカーへの入り口となる落とし戸があった。降りてみると、そこには男女の白骨死体があった。きっと夫婦だったかもしれない。僕は無線機の通信を切った後、彼等に哀悼の意を表してバンカーを後にした。


 

自動無線警告を辿れ!
 最後は自動無線警告のみとなった。。通信の内容は以下の通りだ。
 地下階層の第3反応炉が誤作動を起こしている。放射線レベル、限界値。直ちに修復作業を行って下さいとあった。
  発信源を辿ると、それはマスフュージョン格納倉庫にあった。ここのターミナルで隠蔽の話があったので、それに類する案件だと思った。そこに着くまでに生き残っていたフェラル・グール達を返り討ちにして、リアクターのある階層に行くための落とし戸を発見した。
 降りてみるとPip‐Boyのガイガーカウンターがけたたましく音を上げる。これだけ凄いと他のフェラル・グール達をおびき寄せる結果になるかもしれない。僕はブレーカーを上げた。すると、自動無線警告の通信は止まった。でも、ガイガーカウンターの数値は凄いまま...。システムの判断はそれでいいかもしれないが、また来てフェラル・グール達を討伐するしかないかもしれない。こうして僕達はマスフュージョン格納倉庫を後にするのだった。


 

ダークホロー・ポンドを再攻略せよ!

 次はダークホロー・ポンドに向かった。いつだったかは忘れたが、旅の時に通り過ぎただけだった。探索してみると、ソフトシェル・マイアラークやマイアラークハンター、向こう岸にはレイダー達が襲い掛かってきた。しかし、僕達はいつものように返り討ちにして全滅させた。こうして僕達はダークホロー・ポンドを後にするのだった。

 

ヒューゴの穴ぐらを探索せよ!

 僕達はそのまま旅を続け、ダンウィッチ・ボーラーに向かった。その後の観察が目的だ。ここのレイダー集団は少し前の旅でストロングと共に壊滅させたので、もう誰もいなかった。

 X6には道中で話したがここは恐ろしい存在が眠っているのだ。本物の神か悪魔、若しくは怪物がね...。彼は半信半疑だったが、ここにレイダーが来ないようにCWトルーパー達の配置も検討すべきだと進言した。僕はそれを受けて安全保持局にレイダーが寄り付かないように周辺区域にCWトルーパー達の配置を指示した。間違ってもダンウィッチ・ボーラー内部に入れないように念押しした。あそこは本当に魔窟だからだ。

 その後、周辺区域の探索中にダンウィッチ・ボーラーから見てすぐ東に向かってみると、マシンガンタレットが配置されているのを目撃した。狭い場所での攻撃だったので幾らかダメージを受けたが、きちんと返り討ちにした。スティムパックを使用後、そのまま進むとレイダーの住処であったことが分かった。過去形なのはそのレイダーはもう死んでいたからだ。そのレイダーはヒューゴという名前の男性で、穴ぐらのような場所に住んでいたので、ここはヒューゴの穴ぐらとでも呼ぶべきだろうか?

 机を見てみると、防護服があったのでそれを入手した。居住地支援で配るのが良さそうだと思ったからだ。その他にはダンウィッチ:ヒューゴの苦悩という題名のホロテープやMr.ハンディの模型キットがあった。僕は例によって模型キットを小休止で作り上げた。X6には悪いが、本当にこういうのは昔から大好きでね。反射的に作っちゃうんだ...。

 

 X6「最早脊髄反射並みの行動ですね...」

 パーマー「そうなんだよねぇ。好きだからついついやっちゃうんだ...」

 

 その後、ダンウィッチ:ヒューゴの苦悩を再生してみた。

 奴等はもう邪魔しない。多分これでいいんだと言ってヒューゴは自分を落ち着かせた。だが、何かに気付いたらしく、サインが見えないのかと愚痴を零した。しばらく経ったから、そろそろ採石場の中に戻ってもいいだろうと考えた。しかし、絶対に中に入れてくれないと彼は考え、そこのレイダー達を皆殺しにしようと考えたが、「アレ」はそんな事望まないはずだと言った。もう横になり、ベッドの横に銃もあり、弾も入っているから安心だと思い、彼は眠りについて録音は終わった。この惨状を見るに、銃の安全装置を解除したまま眠って暴発して死んだか、ダンウィッチ・ボーラーのレイダー集団に粛清されて殺されたかになる。それと「アレ」と言っていたが、やはり最深部の祭壇と関係あるのだろうか?

 真相は定かではないが、僕はヒューゴは来世ではレイダーにならない方がいいと思った。稼ぐのも奪うのも容易だが、その分恨みを買うし、悲惨な末路を辿る。インスティチュートで汚れ仕事を沢山やった僕が人間として死んでしまい、改造人間になる末路を辿ったんだから間違いないと思う。そう思いつつ、僕達はヒューゴの穴ぐらを後にするのだった。

 

リン・ピア―・パーキングを探索せよ!

 その次はフィンチ・ファームから見て東にあるリン・ピア―・パーキングと呼ばれる場所に向かった。戦前の駐車場らしく、スクラップ状態の車が何台かあった。それ以外は何も無いと思われたが、海沿いの道路にスーパーミュータント達と暴走したセントリーボットの戦闘が起きているのを目撃した。

 急いでそこに向かうとセントリーボットの攻撃でスーパーミュータント達は皆殺しにされた。その後、今度は僕達を目標に定めて攻撃してきた。僕は攻撃を躱しつつ、アクセラレーターで攻撃して倒した。爆発には巻き込まれないように十分に離れて回避した。その後、僕はセントリーボットの残骸からフュージョン・コアを2つ、5.56口径弾やパワーリレーコイル等を入手した。その後、そこで一泊して僕達はリン・ピア―・パーキングを後にするのだった。

 

缶詰工場での言い争い

 僕達は翌朝、リン・ピアーパーキングから見て北東にロングネック・ルカウスキーズの缶詰工場という名前の強情に立ち寄った。稼働しているのでどういう場所か気になったからだ。戦前にもあったのかな?と思いつつドアを開けると、店主と思われるセオドアという名前の男性とVault81のジャンプスーツを着たライリーという名前の女性が言い争いをしていた。内容は肉の缶詰に関する商売の話だった。

 10缶だけの取引の話でセオドアは待ったをかけた。古い肉詰めや何日も日向ぼっこしているバラモンより美味しいのは知っているだろうと反論した。お腹を空かせた人達がいるんだから、もう少し売らなきゃだめだと懇願した。対するライリーは今すぐ約束出来るのは10缶だけで、しばらくはもの凄く売れていたが、病気になる噂が出るようになったから控えたいと申し訳なさそうに言った。どっちの言い分が正しいのだろう? 

 

 セオドア「10缶?10缶だけなんてダメだ。古い肉詰めや何日も日向ぼっこしているバラモンより美味しいのは知っているだろ。腹をすかした奴はいるんだから、もう少し売らなくちゃダメなんだ」

 ライリー「悪いけど、今すぐ約束出来るのは10缶だけなの。しばらくは物凄く売れていたんだけど、病気になる噂があって...」

 X6(どちらかが杜撰な管理をしているのでしょうね)

 パーマー(まぁ話は最後まで聞いてみよう)

 

 セオドアは病気になる人はいつもいるから、商品は関係ないと反論した。こちらはライリーとその顧客にだけ肉を販売しているのだから、何かおかしいならそれはそっちのくそったれな問題だと言い放った。

 これを聞いたライリーは怒り、この話は無しとなった。商品を向こうの人達に売りたいなら、くそったれな自分自身で行ってやればいいと言い返して踵を返した。これを聞いた彼は彼女を引き留めようとしたが無理だと分かり、また来るんだろうと悪態をついた。修羅場になったなぁ...。

 

 セオドア「それに、お前等が連れてくる奴にだけ肉を売っているんだ。何かおかしいなら、それはそっちのくそったれな問題だ」

 ライリー「あら?今度はこちらの所為?忘れて。話は無しよ。「商品」を向こうの人達に売りたい?それなら、くそったれな自分自身で行ってやればいいわ」

 X6(やれやれ...。醜い言い争いですね...)

 パーマー(シー!そんな事言っちゃダメだよ。彼等は真剣なんだ...)

 

 

トレーダー・ライリーの雇用!

 ルカウスキーズの缶詰工場の外にライリーはいた。イライラしているのかタバコを吸っていた。彼女は僕達に気付くなり、向こうでは追い払ってごめんと謝罪した。セオドアの所為でとてもイライラしていたからだと。僕も厚かましいのは好きな方ではないので同意した。レオさんはいい人だから別だけどね...。それなりの長い付き合いのようで、セオドアの事をセオと呼んでいた。

 ライリーはセオドアがいつも「高く売りつけろ」や「ブランド認知を確立させる」とかそんな事ばっかり言っていると愚痴を零した。自分は昔の本を非常に多く読んであり、本当に当時はそんな風に考えていたのだろうか?と不思議に思ったそうだ。マーケティングに関しては僕は政治と同じ位に無関心だったからそれに関しては何も言えない...。そう言って彼女はセオドアの話を打ち切った。

 そして、ライリーはトレーダーらしく商売の話をし始めた。僕はコンクリートの注文書や木材の注文書、鉄の注文書や銅の注文書を選び、計3,295キャップ支払った。居住地支援でワークショップ起動時に私財を大量に消費して製造するからね。あるだけあった方がいい。

 物資調達の後、ライリーにどうして僕に商品の売買をしてくれたのか尋ねた。この格好でネオ・インスティチュートの業魔である事はすぐに分かるからだ。彼女の答えは色んな居住地や町で僕の働きを聞いており、パイパーの新聞も読んだ事があるからだと言った。今までのインスティチュートはろくでもないけど、今の僕の行動なら信頼してもいいと思えるからだと。

 今までの治安維持活動が成果として現れているという事だろうか?それならば嬉しい。コモンウェルスの人々の為に戦う事が出来ているという希望が持てる。X6は今までのインスティチュートと否定されて不満そうだったけどね...。まぁ実際そういう事してきたからね...。

 

 ライリー「今までのインスティチュートは本当にろくでなしだけど、今の貴方の行動なら信頼出来ると私は思うわ」

 パーマー「その言葉に感謝します。励みになります」

 

 その後、ライリーさんには失礼だと思うがセオドアさんとの話を聞く事にした。

 最初は病気になる人の話だ。ライリーさんはセオドアさんが去年くらいからルカウスキーズの缶詰工場を経営していて、彼女を説得して他の業者に流通させるようにしたらしい。しばらくはすべて順調だったが、ここ数カ月は食べた後に病気になると苦情が来るようになったとのこと。勘違いしないでほしいのは、死人が出るような事ではないと付け加えた。彼女はその原因が分からないようで、売り上げが急に落ちて、彼も頑固になっていくのを心配した。古い肉を偽装しているのかな?食べて病気になるならその可能性はあるかもしれない。

 次はライリーさんのVault81のジャンプスーツの話だ。

 どうやらライリーさんはVault81出身らしく、商人になるために地上に出る事にしたらしい。それと僕の持っているPip‐Boyは良い物だねと褒めてくれた。彼女もかつては持っていたが、ポンコツだった事もあり何年か前に捨てたとのこと。

 そして、僕は昔Vault81で品種改良されたモールラットの群れを絶滅させた事を話した。大昔のVault81の監督官が推し進めようとした実験の話もだ。彼女には知る権利があるからね。

 

 ライリー「そうだったの...。Vault81の地下でそんな恐ろしいモールラットが生み出されていたなんて。その時の監督官が居住者を実験台にしようとしていたなんて初めて知ったわ。貴方は故郷を救ってくれたのね。本当にありがとう」

 パーマー「いえいえ。僕は最善を尽くしたまでです。Vault81の人々の為に尽力出来た事は本当に良かったと今でも思います」

 

 そして、僕はライリーさんにある提案をした。彼女は広範囲に渡ってトレーダーとして商売の経験をしてきた。サンクチュアリヒルズ出店を持つのはどうかと。彼女は了承し、僕は地図で場所を教えた。その後、彼女は僕にお礼を言ってサンクチュアリヒルズへ向かうのだった。

 

 ライリー「故郷を救ってくれた上に店まで任せてくれるなんて、感謝してもしきれないわ。ありがとう業魔!」

 パーマー「貴女の商売の経験はこ、れからのコモンウェルスの発展に貢献すると感じました。だからこそ、任せるのです。了承していただきありがとうございます」

 

 

ルカウスキーズ缶詰工場の真相を探れ!

 僕達はもう一度ルカウスキーズ缶詰工場に入店した。事の真相を確かめるためだ。そこでセオドアさんが心待ちした様子で僕達を待っていた。ネオ・インスティチュートであるのは最初見かけられた時に分かったはずだが、経営状態が逼迫しているのか僕達相手でも缶詰を売るつもりのようだ。

 ちなみに、セオドアさんのファミリーネームはコリンズだと分かった。フルネームはセオドア・コリンズ。商売をしやすくするために教えたと言っていたが、何処か違和感を覚える。何というか丸め込まれそうな気がしてきた。自己紹介が済んだら彼は商品の説明を捲し立てるように始めた。X6も彼の商売のやり方にライリーさんの指摘が正しい事に気付いた。

 

 パーマー「...私が言うのもおかしな話ですが、よく商売してくれる気になりましたね?」

 セオドア「商売っていうのは簡単じゃないんだ。売って儲けを出していくためなら何だってする。たとえインスティチュートが相手でもな」

 パーマー「...なるほど」

 セオドア「そういう話だ。じゃあ商売といこうか?うちの商品は新鮮なロングネック・ルカウスキーズの肉詰めが1束あるよ。昨日詰めたばかりだ。買うかい?ああ、宣伝もさせてくれ。古い缶とコモンウェルスにある一番の肉を買マーケットで最高の商品を提供出来る。何缶か家に持って帰るか?」

 X6「あのトレーダーの言う通りの人物のようですね...」

 

 商品の説明が済んだ僕達は少し工場見学したいと申し出た。セオドアさんはそれを了承してくれたが、古い地下室に近づかないようにと警告した。あそこは安全ではないからと。

 僕達はそれを聞きつつ、工場まで行こうとするとラッドスタッグの死体を見つけた。正確には臓物を抜いて毛皮を剥ぐ前だった。それを見たX6はインスティチュートの基準から考えると、かなり原始的だと侮辱的に呟いた。幸いにもセオドアさんには聞かれていなかった。僕は彼を注意して先に進んだ。

 

 X6「インスティチュートの基準から考えますと、極めて原始的です」

 セオドア「んん?どうした?何か言ったか?」

 パーマー「いいえ、別に。X6、そういうのは止めてよ!気を悪くするだろう」

 

 工場に入ると、Mr.ハンディが缶詰工場ロボットとして数台機能していた。僕達はセオドアさんに悟られないように探索し、古い地下室へのエレベーターを見つけた。そこのボタンを押して降りると、システム管理者によりローカルのエレベーター制御機が使用不可になったとアナウンスが入った。彼が何処かで見て止めたのだろうか?余程見てほしくない物があるらしい。このまま進んで確かめるとしよう。

 最初に食肉を保管する倉庫を開けると、ラッドローチがいたのですぐに撃ち殺した。その後、そこの棚にはモールラットの肉が置いてあった。缶詰は買わなかったが、モールラットやラッドスタッグの缶詰を主に販売しているのだろうか?

 その後、ターミナルを発見した。それを覗くと、ログの項目やエレベーターコントロールの項目、遠隔ドア操作の項目があった。ルカウスキーズ缶詰工場の正式名称はセオドアさんが言ったロングネック・ルカウスキーズ缶詰工場という名前のようだ。

 最初はログの項目だ。その中には、まだ動くの項目や修理の項目、爆発の項目やモールラットの項目があった。

 まず最初はまだ動くの項目だ。このターミナルはまだ使えるかなとセオドアさんが呟いたところから始まる。どうやら無傷であり、ロボットを動かしたがまだ缶詰蒸留器の使い方を読んでいるところらしい。壊れているようだが、この場所がもっと古い缶詰工場の廃墟に作られた事は確かだとあった。使えそうな物が無いか確かめるとのこと。古い地下室とこのターミナルを見つけ、工場運営の為に勉強していたらしい。それがどうしてあんなに横柄になってしまったのだろうか?もう少し読んでみよう。

 次は修理の項目だ。予定より数週間遅れているが、蒸留器を見つけてまた動かしているとあった。必要な部品は何とか見つかったが、グール達が柵を超えてきたおかげで、思っていたよりも時間が掛かった。前に取引していたトレーダーの1人がここに来た時、まだ準備が出来ておらず、買った肉の半分は缶詰にする前に腐らせてしまったようだ。ここで捕まえたモールラットの肉を入れなくてはならなくなったが、違いなんて誰も分からないだろう?と締めくくってあった。なるほど、モールラットの肉を缶詰にして売っているのではなく、違う肉の缶詰として販売しているという事になるのか。食品偽装って奴だね...。

 その次は爆発の項目だ。第2蒸留器の横に穴が開いて、爆発のせいでレンガがいくつか崩れて、歩道の一部も壊れたそうだ。壁にある穴が広がって、グールが更に入ってくるようになった。ここでフェンスを作って、彼等を入らないようにしないといけないと締めくくってあった。まだこれから行くところにフェンスがあり、フェラル・グール達がいるのか。注意しないとね。それと修理の項目でも表現されていた事だけど、セオドアさんはグールとフェラル・グールの区別が出来ないか、反グール主義者なのかもしれないと僕は思った。

 最後はモールラットの項目だ。蒸留器が1つだけになっても、思っていたよりも何とかなるものだ!とセオドアさんは喜んでいた。市場で見つけた本は、凄く役に立っているとのこと。今の唯一の問題は、トレーダーから充分な量の肉が手に入らない事だと彼は嘆いた。もっと沢山のモールラットの肉を混ぜるしかなかった。残念だ。結構可愛いと思っていたからなとある。このレベルの生産を続けるなら、他の肉を見つけるしかないと考えるようになったようだ。モールラットがかわいいのは同意だけど、食品偽装は続いている様子。これが原因で病気になる人が増えたのではないだろうか?

 次はエレベーターコントロールの項目だ。エレベーターコントロールは、遠隔で停止されましたとある。システム管理者にお問い合わせ下さいと締めくくってあった。セオドアさんが現在の管理者なので、ここから自力で脱出するしかない。

 最後は遠隔ドア操作の項目だ。それを押してドアを開いて先に進む事にした。そして、セオドアさんがターミナルに書き込んでいたようにフェンスがあり、そこにはフェラル・グール達が大勢いた。道中確認するだけでも、通常のフェラル・グール以外には、フェラル・グール・ローマ―やフェラル・グール・リーヴァ―、干からびたフェラル・グールや焦げたフェラル・グール、光りし者や肥大化した光りし者までいた。フェラル・グールの特性で壁の中や穴の中、下水道からも奇襲してくるので本当に厄介だ。僕達は冷静に返り討ちにして進んだ。

 

奇妙な肉

 上層階に近づくと、フラグ地雷やマシンガンタレットが設置されており、僕達の行く手を阻もうとしてあった。やはり、セオドアさんはこれ以上先に行くのは阻止したい様子だ。でも、もう少しで真相が掴めそうなのだ。そのまま進むと、ジェネレーターがあったのでフュージョン・コアを入手した。これはあるだけ便利だからね。

 そのまま進むと、僕達は恐ろしい光景を目の当たりにした。光りし者を解剖していた机があったのだ。恐る恐る観察すると、肉片が幾らか欠けている。セオドアさんがやった?何の為に?彼は工場運営で肉の仕入れに腐心していたけど、まさかね...。X6は単刀直入にこの光りし者の肉を缶詰用の肉として使っているのではないかと言った。今までのフェラル・グール達もその可能性があると。嫌な話だけど、そうかもしれないね...。それだと、ここの缶詰を食べた人達はカニバリズムをしたということ?それで病気になっちゃったってこと?流石にこれは止めなきゃだよね。

 

 X6「ご主人様。セオドア・コリンズは食品偽装を常態化していました。グールの肉を使ってもおかしくありませんよ?」

 パーマー「やっぱりそうかなぁ...。買わなくて良かった。食べてたらカニバリズムだもの」

 

 そして、僕達は元来た上層階に戻ってきた。監督室ではセオドアさんが僕達が勝手に地下室に行った事を咎め、小さな秘密を知られた以上は死んでもらうと宣言した。勝手に地下室へ降りたのは申し訳ないが、ここで死ぬ気はない。なので抵抗させてもらう!

 セオドアさんは缶詰工場ロボットを差し向けてきた。僕はアクセラレーター、X6はヴェノムガンで返り討ちにしていった。そのまま僕は監督室に向かった。こんなに早く来るとは思ってみなかった彼は驚き、こんなやり方じゃなくてもいいだろうと言って待ったをかけた。さて、どう出るか?

 セオドアさんは一緒にビジネスをやらないかと提案してきた。見逃してくれたら分け前をやるからと。その時、僕はどうしてフェラル・グールの肉を使おうと思ったのかと尋ねた。このような行為の真意を確かめるためだ。彼はグールは他の馬鹿な動物と全く変わらない、未開発の食糧元だと説いた。僕にこのまま黙っていたら儲かるし、自分は缶詰工場を運転する。お互いが得すると説得しようとした。

 しかし、僕の答えはNOだ。フェラル・グールの肉を偽装し続けても病気になる人が増加するだけだ。インスティチュートに加担し、最終作戦で僕も許されざるすり替えを行ったから人の事は言えない。でも、別の肉を探せばそれで済む話なのだ。セオドアさんにそれを提案したところ、彼は事の真相が暴かれるのを恐れ、パイプボルト・アクション・スナイパーライフルで僕達を攻撃してきた。

 

 セオドア「インス野郎が!すり替えはお手の物のくせに、俺のはダメっていうのかよ!ふざけんな!」

 パーマー「違います!フェラル・グールの肉がダメなんです!他の肉なら僕達で探します!」

 セオドア「黙れ!こんな所で、こんな所でバレてたまるかぁ!!」

 X6「ご主人様撃ってください!奴は冷静さを失ってます!」

 

 僕はすかさずアクセラレーターでセオドアさんを撃ち殺した。こんな事になってしまったが、僕は他の肉を探して持ってくるつもりでいたし、経営が大変なら今までの稼いだキャップを無償で譲渡してもいいとさえ考えていた。こうなってしまって残念でならない。僕もあのすり替えがバレるような事になったらこういう顛末を辿るのだろうか?そうなっても仕方がない事をしたんだ。その時は出来るだけ対抗して、ダメなら潔く地獄に堕ちよう...。

 僕はセオドアさんの穂所から失敬し、ロングネック・ルカウスキーズの鍵とパイプボルト・アクション・スナイパーライフルを入手した。それとスチーマー・トランクからキャップがあったのでそれも入手した。戻る途中にはターミナルがあり、ハッキングして覗くと、セキュリティドアコントロールの項目があった。それを押すとセキュリティドアが開き、コンバットショットガンがあったのでそれも入手した。

 僕は今までの自分の行為を鏡で見るような気持になりながら、ルカウスキーズ缶詰工場を後にするのだった。