どうも、はるまき虫です。前回でスピアヘッド号の船員との一連の騒動が一旦終わりました。これからナギはタムリエル全土を自由に旅できるようになりましたが、今は戦乱の時代。彼の旅は今後どのような展開を迎えるのか…?今回の冒険記録は【ダガーフォール】の港から始まります。




*「ああ、色々世話になったな!また会える日を楽しみにしてるぜ。」

*(と言ったけど、この人に関わったせいで命懸けの騒動に巻き込まれたんだよな…。)


*「ま、ここから心機一転旅を再開するか!まず一つ言いたい。ダガーフォールってひろーーーーい!」

そりゃ、ハイロック地方でも指折りの大都市だもの。ここには冒険者や商人、市民に貴族までもが住んでいるよ。しばらくの間の拠点にはピッタリだ。

*「さっそく街を探検したいんだが、まずは申請書とやらをラニス卿に渡す用事があったな。」


*「なな、馬屋があるぜ。これからは足だけを使うよりも馬も利用した方が断然楽だろう?」

そうだね、それじゃお財布の中身を見てみようか。

*「おう!俺の全財産は2000ゴールドだぜ!」

じゃ、お馬さんのお値段は何だい?

*「42700ゴールドだぜ!…………………だぜぇ???」

わっ 高すぎてナギが壊れちゃった!!!

しょうがない、僕が手頃な馬を貸してあげよう。

*「ワァ!」

古くはグレナンブラ湿原の戦いより存在する、炎の精霊を騎乗動物。ディレニ家が生み出した芸術品!その名はファイアメインくんだ!
*「説明いいから!あちぃぃぃぃーーー!!!乗れるかこんな馬!」


しょうがないのう、こちらの一般的な馬さんはどうだい?旅するだけの用途ならコレで十分だよ。

*「何で最初から出さんかったん?」

馬屋では一日一回、騎乗動物のスピードやスタミナ、運搬能力を鍛える事ができるよ。こまめに通おう。

*「いたいた、これで任務は完了。はれて自由な身だ!ヒャッハー!これから何処へ行こうか?」

それより、ラニス卿の後ろに変なローブを着た女性がいるね。


*「何だそりゃ?そんな友人はいないぜ?」

後援者とやらに面識はないんだね。それじゃ無視してもいいんじゃないかな?見るからに胡散臭いし。


*「あーはいはい、彼らを探し出しますよ…っと。」


*「危うく面倒ごとに巻き込まれかけたぜ…おっと、これはなんだ?」

バトルグラウンドの広告だね。

*「何じゃ?」

3チーム4人に分かれて、特殊なルールに則って行う対戦だ。どこでも開催されているわけじゃなくて、舞台はちゃんと運営が決めた場所になるよ。

*「へぇ…。同盟戦争と関係はないのか?」

そうだね。他の冒険者とチームを組んで挑むのもアリだし、全く知らない人と協力するのも良いね。

*「まぁ余裕ができたら体験してみるか…。」


*「お?このチラシは…。」

クラフト依頼のチラシだね。やってみるかい?

*「あいにく俺は鍛治も裁縫もサッパリだぞ。」

世の中には「バカにもできる木工」なんて本もあるんだ。君なら認定試験ぐらいなら合格できると思うよ?

*(俺なんかバカにされた?)


ミレニスさんは戦士ギルド、ダネルさんは魔術師ギルドのホールにいるよ。せっかくだし、この2つのギルドにも所属してみたらどうだい?彼ら特有のスキルを利用できるようになるしね。



*「なんだ、面接でもあるかと思ったら…すんなり入団を認められたな。」

現代における戦士ギルドはデイドラ退治に駆られているからね。人手が欲しいんだよ。彼の話にもあったけど、各地に落ちてくる【ダークアンカー】は破壊が戦士ギルドの仕事でもある。これからアンカーには間違いなく遭遇するはずだから、彼らが持つデイドラ殺しの技術を利用していくといいだろうね。


*「完全に無視していたが、この人がミレニスさんだな。さっそく認定を認めてもらうぜ。」

内容はいたってシンプル。各クラストの初歩的な装備の作成及び解体だ。それが習得できれば、合格だよ。

*「使うインゴットや布も自分で用意しろだってさ。何処で拾えるんだ?」

タムリエル中の至る所さ。まずは町の郊外にでも探し見たらどうだい?

*「そういえば、黄色の花が咲いている植物とか光沢のある石みたいものとか…道中で少し見かけたな。」

気になるものがあれば、今後は採取していくといいよ。クラフトで要求される素材や種族特有のデザインに仕上げるためのスタイル素材は貯めておいて損はない。


*「鉄鉱石を加工して、あとはモリブデンを少々…あらビックリ!鉄の短剣の完成だな。ところで、バックの中に素材が色々入ってあったんだが、お前が入れたのか?」

あー…うん、そうそう。クラフトバッグはキャラ共通だからね、しょうがない。

*「何の話?」


*「せっかく作った短剣を今度はぶち壊せだってさ。」

解体ね。これまでに拾った武器や鎧もこの際使わないんだったら解体するといいよ。自分の鍛治スキルの上昇にも繋がるしね。

*「あと、他人が作った装備を解体するのもオススメされたぞ。」

そういうのはギルドストアから購入するといい。ギルドストアとギルドについてはまた今度話すよ。さっき所属した戦士ギルドや魔術師ギルドとは、別な組織だからね。


*「鍛治、木工、仕立…全部の認定が完了だ!」

やってる事はどれも大して変わらないからカットね。

*「だから何の話?」



*「おっ!綺麗なネーチャンがゲームの宣伝をしてるぜ。」

あー、テイルズ・オブ・トリビュートか。シストレス諸島で流行ってるカードゲームだね。今はそっちに行く用もないだろうし、先を急ごう。


*「ダネルさんが担当するのは調理付呪錬金術だな。調理はわかるけど、付呪と錬金術はよくわからないぞ。」

錬金術は溶媒と2種類の薬草などの試料を組み合わせて薬を作る事だ。

*「てっきり金でも作り出せるのかと。」

腕を磨けばそこら辺にある植物から強力な回復薬を作り出せる、そしてそれを高く売れば…お金ができる。まさに錬術!

*「ア ハイ。それで、道中にあった水袋から水を集めていたんだが…アレが溶媒になるってわけだな。」

今回作るのは溶媒を【自然水】、試料は【オダマキ】と【山の花】を使った【体力の雫】だ。


ちなみに、試料は4つの効果がある。だから2種類とも同じ効果が重なっていないと失敗作ができてしまうからね。効果の調べ方は、試料そのものを食べてみるか、実際に薬を作成するかの二択だよ。腕を磨けば、3種類の試料を使った薬も作る事ができるんだ。それと…、今回は溶媒に水を使ったけど、動物やモンスターから採れる油を溶媒にすると、毒薬を作成できるよ



付呪は、効力ルーン、本質ルーン、品質ルーンを付呪台で組み合わせてグリフを作るんだ。グリフは武器や防具、指輪に付ける事でその効果が発揮される。武器用のグリフは魂石という物で力を定期的に補充しないといけないよ。


*「ルーンの文字ってよくわからないな。効果も錬金術に使う試料と同じように、一度使ってみないと分からない。」

オコなどの本質のルーンは基本的な付呪効果。それに効力のルーンが本質の効果を相手に与えるのか、持ち主に与えるのか…またはどの装備に対応可能かを決めてくれる。腕を磨けば効力のルーンの使える種類も増えるよ。ターとかの品質ルーンはグリフの性能を単純に上げる物だね。今回のものは4段階中最も低い基本的な品質だ。


*「クラフトも極めるとなると時間がかかりそうだな。」

一部の装備の作成には特殊な条件も求められるから、早めに手につけていて悪い事はない。とりあえず今回はここまでね。



*「そういえば、ダガーフォールに来て早々変な女性に出会ったよな?ソイツの後援者が、この世界の運命に関わることを俺と話したいだとか…。」

え?本当に行くの?

*「暇だし、ちょっかいかけてやる。」



*「コイツが後援者か?…てっ!猿轡をかまされているぞ!

何だって?とすると誰が……!!!!!!

*「ん?何…


*「グハッ!…う…うしろを…つかれ………………





今回はこれでおしまい。ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。