Gibson LesPaul standard DC plus

ミレニアム スタンダードシリーズで

 

まだちゃんと作ってた(爆)頃のGibson。

2006年とかのスペシャルDCとか 近年のDCとかとはまるで別物。

 

思い入れが強く 文、長いです。

 

追記:

GIBSON 生まれ変わりました。

 

 

実際は写真より物凄くびっしり杢のメイプルトップ。

トップ:AAA フィギュアドフレイムメイプル

ボディ:マホガニー

サイドバック:マホガニー

ネック:マホガニー

PICKUP: 490R/498T

 

当時バンドでエレキギターが必要になり

ロック過ぎずアコースティカルな音もしてミドルの出方が気持ちよくて…

でも人とは被らないギターは無いものか。

エレキは1本で良いので 幅広く使えるギターは無いものか。

自分の腕の無さは棚に上げて ギターに頼って御茶ノ水を徘徊していたワタシ。

 

候補

Lespaulのゴールドトップの P-90載ってるやつ

Lespaul jr SC 1956vintage

(2000年当時はまだ30万~くらいで買えた。今思えば買っておけば良かった)

fender telecaster thinline

fender japan 初期リッチーコッツェンモデル

(ネックが太くて ハムにタップできるモデル)

epiphone casino vintage(この頃も今のような値段じゃなかった)

 

当時はミクスチャー全盛、ハイローがドンチャンしてるギターばかりだったので

P-90が載ってるやつかミドルの効きが良いギターばかり探していた。

エリッククラプトンモデルのストラト(ブラッキーみたいなやつ) 

レースセンサー&ミッドブーストスイッチ付のも非常に良くて

どれもこれもなんて良い音なんだろう、と困り果てていた。

 

その日最後に入った楽器屋さんに ちょうど入荷したばかりのギターを

並べていて。それがこのニッチなレスポールスタンダード。

 

レスポール?スタンダードなのにダブルカッタウェイ?

サンバーストじゃなくて赤の杢 ?

ジュニアスタイルなのにハム?


自分の求めていたものとは真逆を行く見た目のギターなのに
なんとなく弾いてみようと思い 試奏。

生鳴りのチューニング音から
「あれ?なんか凄い鳴ってるぞ」
そして手渡され 弾き始める前のグリップの良さとボディの収まり感も
「あれ?なんか非常にしっくり来るぞ?」

そんでアンプから出たミドルの量感と 
小さいボディがドーンと震えるマホガニーの暴れる感じ
ソリッドレスポールの詰まったボディから来るズドン、じゃなくて
カラッとしたJR寄りのローミドル  アンプのセッティング次第で
ハムなのにクリアなカッティングの出来る透明感のあるハイ
tone絞り気味にしたフロントの甘さが気持ち良くて
 次には
「買います」

と言っていました 笑

どことなくアコースティカルな感じがするのなんだろう
軽いし、と思ってたらチェンバードだった。
よくPRSみたいですね!って言われて
「よく言われますよ~」とか返してたけど いやいや元々あっちがパクッてるから!!笑

こんなんレスポールじゃねぇと当時は中傷レベルの評価なギターだったけど
ギターなんて弾いてみなきゃ良さは分からないし 僕はこの1本で充分。
この子と出逢ったことで生まれた曲たちもたくさん。
弾き込んでくると見た目もどんどん好きになる不思議。

 


ミュージシャンでも見たことあるの
オリアンティのバンドの人とゲイリームーアくらい。
24フレットでプレイアビリティも良く
ハイフレットにカポつけてもチューニングの撚れも無い。

近年のDC弾いてみたけど この強力な 弾力感は無かった。
やっぱりヒスコレ買わせる為に スタンダードは手を抜いてるのかな。

これは手放さずにずっと持っていく ギターです。