Squier  by Fender
Silver series
 
Stratocaster SST-33
 
1991年製 Lシリアル
Made in Japan (フジゲン製)
 
出物があったので 迷わず購入。
1万円くらい。安い。
スクワイヤ  としても安い。
どうも売り手がこのギターの詳細を知らなかったっぽい。
 
分かる人には分かるかもですけれど このLシリアルというのは、かのジョージハリスンがsquier JVシリアルをステージで使用したことを受け、その感謝の意を表し彼に手渡すべくして、また、当時始まったばかりで製作力の無い韓国産、どうしようもないレベルで地に落ちたsquierブランド復権に向けて 再度日本で作られた初回ロットスクワイヤなのです。
 
この時期のは本当の意味で3社が合同で関わっている。
Fender USAが指示して スクワイヤを日本で製作したってだけでロマンが詰まっていますね  笑
 
 
この1本はジョージに手渡したものよりも少しだけ前のシリアルがついている、いわゆる初期ロット物。
彼のストラトはメイプル指板のブラッキーでしたが 僕のはローズウッド指板。
 
状態確認が出来ない、という旨での販売だったので格安で手に入れました。
 
届いて細部確認。
んー

スプリングが無い 笑
サビサビ そこそこ汚い。
 
ひとまずバラして清掃から。
 

あっという間にピッカピカ!
初期ロットはGOTOHのペグがデフォルトです。
嬉しい。
 
あと撮るの難しいんですけれど 分かるかな
うっすらトラ杢目。
 
一応廉価版のくくりなんですが
Lシリアルは ジョージの影響力を使っての海外普及の為採算度外視で作らせていたって話も頷ける。
 
ボディはカタログ表記でバスウッドだと思うんですが、、バラしたらネックポケットに55の文字。
あれ?
 
おそらくなんですけれどスクワイヤのラベルを貼ったFender Japan ST62-55のマテリアルだと思います。
少なくとも55000円相当のギターネックとボディが当時33000円のギターに付いていたと考えれば相当にお買い得だったと感じます。
 
ただ93年以降は価格に見合ったグレードに一気に下がりますので(フジゲンバスウッドボディでもまるで違うギターみたいでした。)やっぱり特別な年式です。
 
ひとまずクリーニング終了。
ローズの指板も3万円じゃとても買えない部類の良い色に生き返りました。

あとはパーツ待ち。
ブラックピックガードのアッセンブリはオリジナルとしてそのまま保管して 丸ごと取っ替えます。
 
ピックガードの色変え、あとはトレモロブロックはダイキャストからスチールに変える。
手持ちのハンドワイヤリングピックアップを載せて コントロールをオリジナル配線にしてみよう。
 
 
また忙しくなります。
楽しみー