冬場の発送について私なりの見解です。
冬場の気温はメダカには優しくない環境です
発泡スチロール容器に穴をあけて、カイロを入れる、はるなどをしてメダカを発送されるメダカ屋さんを多く見かけます。
これはカイロが酸素がないと発熱しないからですが、当然、カイロを温めるために空気穴を開ける(入り口と出口で2つ以上穴が開いていることもあります)ことで発泡スチロールの最大の特徴である保温機能、温度変化速度を小さくする能力を損なわせています。
実際、過去冬場に何度も購入してきましたが、手元に届いた発泡スチロール容器が温かかったことがないですし、カイロも温かったことが一度もないです。
これが現実です。
当然ですが、カイロは、最長掲載時間+3時間程度温かいのですが、これは私たちのような体温により温めているからです。
つまり冷えた空気にさらした状態で放置しても発熱することはないのです。
そのあたりを詳しく調べられた記事を見つけたので参考にしてもらうと分かりますので掲載させてもらいます。⇒【カイロが冷たい?】発泡スチロール内でカイロが暖かいままにするには?
記事を参考に話すならば、やはりカイロを開封してすぐに発泡スチロール容器に入れて発送するというのは無駄な行為のようです。
経験上分かっていますが、カイロは空気にふれるから発熱しますが、バーベキューの炭と同じです。発火箇所に息などの風を当てて赤い部分を広げていかないとなかなか燃え広がりません。
カイロも中に入っている鉄が酸素と水に反応して化学反応が始まりますが、これが継続的でないと当然継続的な発熱反応が起きません。
気温が低い、振動がない、ということはカイロは発熱しにくいということです。
ですから、安易にカイロを入れればよい、ではないことに気づかされます。
また屋外の気温は発送時が大体皆さん遅くとも夕方として、夜間をトラックで移動となります。
この間、気温は下がる一途です。
つまり発熱のための条件の振動はあるのでしょうが、気温が低いというのは発熱反応の妨げにしかなりません。
ですから、一度も発熱させていない、ただ開封しただけのカイロが温まることもなく手元に届いても当然なのです。
ましてや、発泡スチロール容器は、わざわざ密閉状態にして外からの気温変化を小さくするためにあるのに、それに穴を開ける。
※密閉、密封、気密は、全く異なる状態ですから、別に解説いたします。
1分後の記事をご覧ください。
発泡スチロール容器の最大の魅力を下げているに他なりません。
ですから、私の場合、仮に冬場に発送するなら、カイロも入れませんし、穴もあけません。
新聞紙をまく、緩衝材としてプチプチをまくなどをする。をしています。
(冬場の保温という意味でもダンボールを巻いたり、プチプチを巻くのは、空気の層をつくることで保温が可能だからです。)
多くの方からこの発送方法は共感を得ています。
話を戻しますが、より発熱反応を高めるために、相乗効果を狙って、カイロを複数入れることがこの穴をあけた発泡スチロール容器にて発送するなら、した方がいいことでしょう。
が、私はオススメしません。
どのメーカーのカイロも大体ですが、最高温度が60度前後です。
これをいくつも入れることで仮に50度を維持出来たとしてメダカに果たして良いのか。
これが問題です。
当然、水に入ったパッキング袋には発送されているのでゆっくり加温されるとは思いますが、手元に届いた際にやはり寒いのです。
室内で開封しても大体20度前後ではないでしょうか。
そのまま室内で飼育するとしてもメダカにはこの温度変化が数日大きい状態が続いた結果になり、大きなストレスであることは容易に想像ができます。
病気になりやすかったり、短命である可能性もあるでしょう。
ですから、やはりカイロを使うという選択肢がそもそも間違いなのではないか、と思ってしまうのです。
ちなみに、過去冬場に何十回と発送してもらって、カイロを入れた発送をしてもらっていますが、死亡自体は0です。
ただし、カイロが手元に届いてすぐに開封したとしても温かいと感じたことは0です。
だったら、最初からなくてもいいのではないか?となるのは普通ではありませんでしょうか。
無駄に穴を開けて、長距離の移動で、0度以下の夜間を体験させる必要もないと思うのです。
是非、メダカ屋さんはご検討ください。
ちなみに冬場の発送時に発泡スチロールかダンボールで発送するかで大きな差があるのか、という問題が出てきます。
これについてはYouTubeで検証された方がいらしたので、掲載しておきます。
結論だけ書くと、差がない!!
ですが、温度の変化がゆっくりなのが発泡スチロールであるのは間違いなさそうでした。
結局は温度は下がるときは下がるし、下がる時の速度も大きく差があるわけではないですが、少し発泡スチロールの方が時間をかけて下がるし、外気温まで共に下がる、ということが分かります。
つまり外が0度なら、どちらの梱包を利用しても、いずれ0度になってしまう、ということです。
仮に発送時が10度だとしたら、10度から0度まで下がるのです。
この10度差をより時間をかけて下がってくれた方がメダカには優しいのではないでしょうか。
ただ、動画を見て、私の感想は
『冬場の発送はしたらあかんな』
でした。
差らしい差がないのです。
ですから、愛情をかけて育てたメダカを過酷な状態にしてからお届けする、というのはなんか違うなーって。
以上、冬場の発送について、でした。
気が向くと1日に20回日記を更新しています。
現在ヤフオクに出品中のメダカさん
今はなし(冬季期間は動かさない方がメダカに優しいと判断しています)
ヤフオク
現在出品中のメダカはこちら⇒寺メダカ★ヤフオク出品!
私の発送までのこだわり
やっと復活。
これで使えますので、いつでも連絡してください。
基準について
我が家で使用中の針子、稚魚の脱落防止対策には、OhanaめだかさんのZENDAMAを推奨かつ使用中です。