少し今日は書くことがないので、交配への考察を残します。
私が思う最低限のルールとして、
1.ラメ同士
2.体色が似ている
3.体型が似ている
4.特徴が遺伝しやすいか考える
以上が最低限考えないといけないことです。
最低限ですよ。
ラメを出したいのに、片方の親は、ラメなしの個体だとあまりラメがない子が生まれる可能性が大です。
実際、やってみてそうなりましたから、間違いないかと。
体色は、例えば、色素がありますので、黒い子と黒い子は当然黒い子が出ます。
銀と黒は試したことがまだないのですが、どうなるのかな?
少なくとも中間色になりやすいと思います。
もし、銀にしたいなら、銀と銀を交配するべきです。
実際、私がした紅帝と黄金黒鱗みたいに、強い朱色の個体と黄金+ブラックリムの場合、汚い茶色になります。
多分、金というのは、琥珀色の中から金色に近いものを黄金と言いますから、琥珀と朱色を合わせると限りなく茶色よりになります。
更にそこに黒鱗、つまりブラックリムですから、更に黒い雰囲気が出ます。
ですから、汚い感じになりやすいです。
ブラックリムを出すなら、下地の色と言えばいいでしょうか。
体色が黒や朱色の方がブラックリムは見やすいとは思いますが、白い個体は避けるべきです。
ご存じのように白い理由が黒の色素がないからです。
そこにわざわざ黒い色素をいれるので、白はもう出ません。
多分、灰色、つまり、自然に近い黒めだかになる可能性があります。
私ならしません。
体型は遺伝しやすいので、普通体型が普通なのは当たり前として、ヒカリ体型を交配すれば、確率的にはどちらも出ると思います。
ただ片寄るのかはわかりません。
しっかり計測したことがないです。
ただ、ヒカリ体型同士を掛け合わせても、絶対にヒカリ体型が出るか、というと答えはNOです。
8割は確かにヒカリ体型になりますが、2割程度が普通体型になることも確認しています。
ですから、ヒカリ体型を累代していけば、100%に近づいていくことは間違いないと思います。
実際高確率で出る品種がいますから、多分累代の結果だと思います。
舞姫、朱天皇、紅蓮錦光など、始めからヒカリ体型ならではの品種は、背曲がりと呼ばれる奇形が出やすい傾向にありますので、それは覚悟していた方がよいと思います。
また、背曲がりなどの奇形のある個体は長い目で見ても親個体に選ぶべきではないのが一般論ですし、私も同意見です。
良いことがないです。
特徴の遺伝しやすさについては、例えば、アルビノ、ブドウ目などいろいろありますが、劣性遺伝があるので、確率25%という場合が多々ありますので、数を沢山とるしかないってあります。
さて、これらの知識を持って面白い交配というと変ですが、理想となるメダカを作出したいとなった場合の基礎として考えていきましょう。
ヒカリ体型で、ヒレ長、それもロングフィンで、と考えた場合、考えるのは、リアルロングフィンや、龍の瞳を考えてしまいます。
ただ、これらは、銀色、もしくはアルビノ種だということも考えないといけません。
自分が作りたい個体が女雛のような個体だとすると、どうしてもこれらを配合に使うわけにはいかないという話になります。
仮に女雛の特徴を全身朱色、柿色の個体で、ブラックリムが特徴になるのですが、そこに銀色のリアルロングフィンや、アルビノ種の龍の瞳を合わせると当然朱色は薄くなると予想されます。
ですから、仮にヒカリ体型を望むなら、朱色の個体でヒカリ体型、更にはヒレ長個体を掛け合わせていくことが近道のように感じます。
例えばヒカリ体型で朱色となると、乙姫でしょうか。
もしくは、銀帯、舞姫が良さげではありますが、乙姫はブラックリムがあること、銀帯や舞姫は背曲がりが多く出る事実、などをふまえる必要があります。
実に難しい。
親個体から次の世代でいきなり目標を達成するのは困難ですし、F2、F3となる個体を取ると血の濃さゆえに固定されてくる可能性もありますが、問題は血の濃さゆえの奇形も考えられます。
メダカは比較的そういうことが少ないとはされていますが、健康面的に心配は残るため、かけ戻しといったことを考える必要もあります。
実に難しいですね。
少なくとも銀色と黒、銀色と朱色から、青は出ないですし、絵具と同じで中間色という考え方は基本的には正しいように感じます。
ただ現在いるメダカたちは何らかの特徴を前面に出した個体ばかりです。
混ぜたらそれらがぼやっとするのは当たり前です。
より輝きを増す努力、更なる高みを目指す必要性もあります。
なんでもかんでも新しければいいってわけではないと思いますので、安易に掛け合わせて、なにかすごいのでないかなーは無理だと思いますので、ある程度、予想出来る個体を想像しながら掛け合わせてください。
メダカのためにもそうしてあげてください。
不幸なメダカは出ない方がいいと思うからです。
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