6月の読書会『あおくん と きいろちゃん』レポート⑥ | 寺田真理子オフィシャルブログ

6月の読書会『あおくん と きいろちゃん』レポート⑥

6月13日(木)に開催した読書会のレポートをお届けしています。

 

6月の読書会『あおくんときいろちゃん』レポート①はこちらをご覧ください。

6月の読書会『あおくんときいろちゃん』レポート②はこちらをご覧ください。

6月の読書会『あおくんときいろちゃん』レポート③はこちらをご覧ください。

6月の読書会『あおくんときいろちゃん』レポート④はこちらをご覧ください。

6月の読書会『あおくんときいろちゃん』レポート⑤はこちらをご覧ください。

 

 

 

「子どもの年齢ごとにどのように捉え方が変わるかというと、年齢が幼い子は色を指と目で追う。2~3歳になると、くっついちゃう喜びがあるので、友だちとくっつく遊びにつなげたりする。4~5歳になると色の勉強になる。いろいろな形で使える。5歳くらいになると、なんで全部くっつかなかったのかと疑問を持ったりする。対象年齢が限られる絵本が多いなかで、本書は長く使えるというメリットがある。1~2歳では感じなかったことを4~5歳で感じられるようになるというように、捉え方の違いが味わえる。

 

抑圧が強い家の子は、絵本に没入するのが難しい。家で絵本を読んでもらうこともない。そういう子の場合は、安心して読める環境をつくることを心がける。捉え方以前の問題だ。『くっついちゃった』と言って保育士とくっつくなど、触れ合いを大事にして、家で与えられない温もりをどう与えるかを考える」

 

「みんなの感想が深くて面白い。自分は色がきれいだとかしか思っていなかった。1959年に誕生して以来読まれている絵本なので、普遍的なメッセージがある古典なのだと思う」

 

「いろいろな捉え方があるのが面白く、新鮮だ。自分の洞察力のなさにがっかりする。青くんと黄色ちゃんのように、もっと素直に接することをしてみたい」

 

☆告知☆

『古典の効能』第5回読書会を6月30日(日)に開催します。テーマは「つらいときの乗り越え方」です。詳細・お申し込みはこちらをご参照ください。