あおくんときいろちゃん (至光社国際版絵本)
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6月13日(木)に開催した読書会のレポートをお届けしています。
6月の読書会『あおくんときいろちゃん』レポート①はこちらをご覧ください。
「本書の名前は聞いたことがあったが、初めて読んだ。1回目は、シンプルな絵で1~2歳の幼児向けだと思った。色を覚えて、色の違いに興味を持つ年齢の子ども向けの絵本だと思った。だが、昨日、読書会に備えてあらためて読んでみると印象が違った。青くんと黄色ちゃんが緑になって、うちの子じゃないと言われて泣いてしまうシーンがある。小さい子を親がからかって、『うちの子じゃない』と言って反応を見るといういたずらをすることがあるが、子どもは本気で抗議をする。子どもに言ってはいけないのだと反省したことを思い出した」
「子どもたちは重なって緑になり、完全にひとつになるが、親同士は完全には重ならないで、それぞれに青のまま、黄色のままの部分を残している。また、子どもたちが緑になった状態でも、お友だちのオレンジの子は『青くんじゃない』『黄色ちゃんじゃない』などと言うことはなく、何も変わらずに一緒に遊んでくれている」
「うれしくてうれしくて、一体化するのが素敵だと思った。人間はどんなに好きになっても単体なので、そこまでひとつになれるって素敵だと思った。人もそうなら平和になれる。大人になると見かけで判断してしまうため、見る力を失う」
☆告知☆
『古典の効能』第5回読書会を6月30日(日)に開催します。テーマは「つらいときの乗り越え方」です。詳細・お申し込みはこちらをご参照ください。