あなふさぎのジグモンタとおおきなあな
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5月14日(木)に開催した『あなふさぎのジグモンタとおおきなあな』(ひさかたチャイルド)の読書会のレポートをお届けしています。
5月の読書会『あなふさぎのジグモンタとおおきなあな』レポート①はこちらをご覧ください。
5月の読書会『あなふさぎのジグモンタとおおきなあな』レポート②はこちらをご覧ください。
5月の読書会『あなふさぎのジグモンタとおおきなあな』レポート③はこちらをご覧ください。
「前作のときのジグモンタと比べて、すごく成長が感じられた。前回は職人気質で、自分の作品を大事にしていた。後半で、フクロウの親子の毛布を直すときに、ふくろうの羽根が合わさって、『こういう作品もあるんだ』と気づいて成長した。自分だけの作品にするのではなく、自分の作品に他の人の素材が組み合わせることで、より作品の良さが出るということに気づけた。
今回も成長があった。帆を直すときに、手伝おうかと提案されて、素直に受け入れることができた。これには、前作のフクロウの親子との経験が影響していると思う。もし親子との出会いがなければ、トカゲのご婦人の提案を拒否していたかもしれない。嵐が来て、帆も直せないまま、沈んでバッドエンドになっていることもあったかもしれない。
絵柄がすごく好きだ。帆がきれいになったら、風をはらんで大きく膨らんで、嵐が去った後の希望のようだ。その次のページでは、空がきれいなピンクで、いろいろなズボンとかを混ぜてつくった帆の色と、うまく調和している。皆でつくったひとつの作品のようだ」
「確かにすごくきれいな色で、皆でつくった作品を一緒に眺めている感じがする。ちなみにジグモティーヌは名前からして女性だと思うのだが、絵を見ると、おじさんにしか見えなくて、どこにいるのだろうと思ってしまった。
フクロウの親子との出会いの影響は、実際にあるのかもしれない。そう思うと、人はいろいろな出会いから影響受けていて、その一つひとつによって変化が生じているのだと思う」
「絵本を読むのは久しぶりだ。コラージュになっているのだろうか、ユニークだなと思う。話にグッと入れた。3つ感じたことがある。
1番目に、穴をふさぐときに、穴の形ではなく、人に合わせていること。すごく丁寧な仕事をしている。相手に合わせた形を与えている。一つひとつの柄が全然違う。
2番目は、与え、与えられること。蝶の誘いは、いわば『与えてばっかりで、そんなんやめたら?』と言っている。最後に大きな穴をふさぐのは、相手からも与えられて、『与え、与えられる関係』になったのだと思う。
3番目は、ジグモンタの冷静さ。『いつもと おなじ ちいさな あなですよ』と言っていたように、いつも冷静で、与え方は同じ。周りはワーッとなっていても、ジグモンタ自身は同じ態度だ」
「確かに、一人ひとりに合わせて、花柄だったり、四角やハート柄だったり、違っている。人に寄り添ってつくっている。与えるだけでなく、与えられるように変わっていったが、いつも職人気質で、自分の務めを果たすスタンスは変わらない」
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本日は、鎌田實先生のラジオ「しあわせの処方箋」に出演させていただきました。
佐賀新聞での連載「心と体がラクになる読書セラピー」でご紹介した絵本や読書会のこと、鎌田先生のご著書から連想した絵本のことなど、お話しさせていただきました。
今回もたくさんの刺激をいただき、楽しいひとときをご一緒できてうれしく思います。
鎌田先生、パーソナリティのよしのがり牟田さん、えびすFMのみなさま、株式会社ミズのみなさま、ありがとうございました!
※前回出演時(2月25日)の番組をこちらからアーカイブでお聞きいただけます。
※以前に出演させていただいた際の「時間」にまつわるお話を、現在発売中の『セラピスト』6月号で取り上げています。よろしければ、ぜひあわせてお楽しみください。
【本日話題に上った本のご紹介】
※読書セラピーについては本書をご参照ください。
5月14日(木)に開催した『あなふさぎのジグモンタとおおきなあな』(ひさかたチャイルド)の読書会のレポートをお届けしています。
5月の読書会『あなふさぎのジグモンタとおおきなあな』レポート①はこちらをご覧ください。
5月の読書会『あなふさぎのジグモンタとおおきなあな』レポート②はこちらをご覧ください。
「絵がきれいで、読んでいて、すごく楽しかった。トビウオに穴を開けられるが、亀に比べて、そんなに大きいのかと思った。どうしてこんなに大きな穴が開くのかと思った。暗いところで、糸で穴をふさごうとしているときに、蛍が光を当ててくれていてかわいい。
穴をふさぐのは自分の役割で、『俺の出番だ』とばかりに取り組もうとする。『ご飯の前にちゃちゃっと』と思ったが、そうならずに勝手が変わってくる。プロなので、周りも『手伝おう』と言えない。
どうにもならなくなったときに、様子が変わって、トカゲのご婦人が手伝いを申し出る。皆で協力して穴をふさいでいく。穴ふさぎは楽しい、と楽しみながらやっているのが良い。最後はプロのジグモンタに任せる」
「『ぼくのともだちは、あたまにはながさいている』を連想した。頭の花が枯れてしまった男の子に、周囲の友だちが紙で花をつくって飾ってあげると、本物の花がまた咲くようになる。皆の優しさがエネルギーになって、花が咲いたと解釈できる。
ジグモンタも糸が出なくなっていたのが、協力してくれる皆の優しさがエネルギーになって、また糸が出るようになったのかもしれない。
仕事でもこのようなシチュエーションはあるのだろうか」
「自分でできると思うと、『手伝って』と言えない。一緒にやったほうが、できたときの喜びは大きいのだろうな、とは思うけれども……」
「『自分でできなくてはいけない』という思いもあるので、助けを求めるのはハードルの高いことではあると思う」
「仕事での成長をすごく感じた。自信がついてくると、手に負えないような難しい仕事が来るものだ。コンフォートゾーンを出るのがひとつの成長だが、困難が大きすぎると心が折れることもある。
ピンチのときに皆で手伝ってくれたところが、『じかん屋テンペリア』に通じると思った。時間がなくなって、あの作品でも嵐だったが、時間が届かずにいるときに、皆で一緒に壊れた店を修理して、楽しい時間を過ごした。皆で立ち向かうと楽しい。それって真理なんだな、と思った。
蝶が来たところでは、『クモって蝶を食べるのではなかったか? 天敵ではなかったか?』と思った」
「リスクを取るタイプの蝶だったのかもしれない(笑)。
確かに『じかん屋テンペリア』にも通じるものがある。こうして一緒に読んだ作品が増えてくると、『この作品はこれに通じる』という場合に、思い出せるものが増えてくるのもうれしい」
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