6月の読書会『あおくん と きいろちゃん』レポート③ | 寺田真理子オフィシャルブログ

6月の読書会『あおくん と きいろちゃん』レポート③

6月13日(木)に開催した読書会のレポートをお届けしています。

 

6月の読書会『あおくんときいろちゃん』レポート①はこちらをご覧ください。

6月の読書会『あおくんときいろちゃん』レポート②はこちらをご覧ください。

 

 

 

 

「カバーを外した表紙は、縦と横の重なりが格子模様になっていて、触る感覚で混ざっているのがわかる。もう1個〇を加えて模様ができたら面白い。表紙の紙の質が良く、糸を織り込んだようで、いろいろ触ってみている。色が重なるのが面白くて、赤い字のマーカーペンに下敷きを重ねると字が消えるのがあったのを思い出した」

 

「親子の関係を考える。親の立場からすると、青の親としたら、息子たちが緑になっている。いつまでも同じ青ではいられない。子どもたちは何者かになっていく。自分が子どもだった頃、恋人と会っている時は緑でいいけれども、家に帰ると青で過ごしているつもりだった。いよいよ恋人と親と一緒に食事をするときに、どうしてもどちらに比重を置くかを考えて、色のグラデーションをつけたりしていた。どちらにも配慮していた。親は一抹の寂しさを感じているはずだと俯瞰していた。本書に親同士の交流のページもあってよかった」

 

 

☆告知☆

『古典の効能』第5回読書会を6月30日(日)に開催します。テーマは「つらいときの乗り越え方」です。詳細・お申し込みはこちらをご参照ください。