第1・第2に引き続きTEDICに参加させていただいている江川駿です。
第3フェーズの振り返りをさせていただきたいと思います。
第3フェーズでは教科指導コーディネーターという役割をいただいて、特にミーティングの内容作りに力を注がせていただきました。
現地への派遣は、家庭の事情もありあまり行けなかったことは、若干の心残りです。
TEDICの活動は、震災支援という側面と教師としての成長の場を提供することを目的にしています。
第1・第2フェーズでは、後者に対してあまり意識が向いていなかったので、第3フェーズではチューターいかに自身の変化を実感できるかということを考えながら過ごしていました。
震災を経た日本で教師になるというだけでなく、教師になるということはどういうことなのかと、まだ現場を知らない自分がおこがましいと思いながらも考え続けていました。
その中で、教師になる上で必要なのは「考え続ける」ことなのではないかと考えるようになりました。
教育について、子どもについて、学校について、授業について、社会について、人について・・・
考えることを諦めてしまったら、それは教師ではないのだと思います。
これは震災についても言えると感じています。
2011年3月11日から1年が経ち、東京では震災前と変わらない生活を送っている自分たちがいる。
あの日から1年経って被災地の方が語るのは、「震災のことを忘れないでほしい」という言葉。
僕たちは日本に生きる人間として震災のことを考え続けなければならないのだ。
震災後、何年経とうと被災地で暮らしている方々の生活はそこで続いている。
第3フェーズではこのようなことを感じながら活動を続けていました。
僕自身は、教師という自身の夢を通して震災のことを考えることを続けていけたらと考えています。
TEDICはこの意識を芽生えさせてくれた活動なのではないかと思います。
最後になりましたが、TEDICの活動を見守り、温かいご支援をいただいた皆様に感謝を申し上げます。
本当にありがとうございます。
今後ともTEDICの活動は続きますので、見守っていただけたら幸いです。