またしても写真を撮り忘れてしまいました。二回連続失策をしてしまったチームE、駒田芳基です。といっても実は道中寄った松島海岸の写真を車の中からとったのですが、改めて見てみたら殆ど車の内部だったので載せるのを断念しました。
でも今回は写真を撮れなかった、ちゃんとした理由もあるのです。と言い訳しながら本題に入りたいと思います。
今回、ほっとすぺーすのRくんは勉強疲れのため、学習支援は行いませんでした。そのかわり絵を書いたりしていたのですが、それを写真に撮ればよかったな、今は後悔しています。
Aくんはとても頑張って勉強をしていて、本人も遅れを取り戻そうとかなり無理をしていたようで、少し知恵熱的なものをだしてしまったようです。本人も少し疲れを感じていたようですし、ここ2~3日は熱冷ましも兼ねてお勉強をおやすみすることになりました。
本人がブレーキをかけられないようならば、近くにいる大人がブレーキをかけてあげたり、本人の様子を注意深く見てあげることが必要だったのだ、と反省しております。
そういう理由で今回は学習支援を行うことが出来ませんでしたので、これで仕事終了…というわけにはいきませんね。
お絵かきもそこそこに、と思っていたら、今までにない程の子供たちがやってきました。そこからはちょっとした幼稚園状態というか、カオス状態というか、とにかく賑やかになりました。
特にBくんという中学一年生の男の子は、とても活発で、卓球のようなゲームをしたり、カードゲームをしたり、終いには肩をバシバシ殴ってきたりと、まさに暴れたい盛りといったところ。
震災から4ヶ月が経ったとはいえ、子どもたちはストレスを感じる生活を相変わらず続けています。他の訪問先でもそうでしたが、そうした子どもはストレスの発散場所が少なく、そうなると発散場所(今回なら私など)を見つけると、とても嬉しそうにしてくれます。
ただ逆に言えば震災から4ヶ月経ったのですから、そういう状態からは抜けだしていかなければいけないのも事実です。そういった意味での震災からの脱却というのも、被災地では必要になってくるのではないでしょうか。
他にも初めて会った女の子や、良く来てくれる中学三年生の女の子など、様々なメンバーが集まってきたのに加え、ほっとすぺーすのスタッフの方が少なかったのもあって、学習支援はできなかったものの、お役に立てたのではないでしょうか。
さて
また今回来た子どもたちの中には、普段は特別支援学級に通う子供たちもいました。正直私は言われるまで分からなかったのですが、言われると確かにそういう傾向があるな、と思ったことも事実です。
我々TEDICの活動の第一義的目的はもちろん被災地という学習しづらい状況にある子供たちに勉強の機会を届けることにありますが、それと同じくらい大切な目的として、我々TEDICメンバーの将来、すなわち教員となったとき、あるいはなるために必要な「力」を付けるということもあります。
我々が先生になったとき、当然そういった子どもたちと出会うこともあるでしょう。しかし現場では特別支援に対して専門的な知識や経験を持っている先生はそう多くいません。そういった意味で、今回そういった子供たちと積極的に関われたことは、我々にとって大いなる「勉強」の場になったのではないだろうか、と考えました。
『学び合い』
とても大切な事だと思います。
やはり写真がないと殺風景ですね。次回は必ず写真を撮ってきたいと思います。
駒田芳基