ペットロスに向き合うために私がしたこと~かんたの遺骨と供養~ | わんことつくばで遊ぼう!てくてく(つくば)にっき。

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わんことつくば界隈で暮らす主婦・さちきです。
愛犬はミニピンミックスのめいとミニピンのひな。
茨城県南のわんこ同伴スポットを中心に
「安全なリード作り」の研究、
日々の出来事をつづっています。

今回の記事は


いつもより重めです。


かんたの遺骨と供養を私がどうしたか書きます。


でも、これは私がこうしているだけで、


押しつけでもなんでもないんです。


「こういう考え方もあるんだ」って思ってもらえたら幸いです。



かんたの遺骨は今も家にあります。


布小物作家のwakkaちゃんが作ってくれた


「かんたのあっぷりけ付フリークロス」に包まれて


我が家の中を見渡せる、ロフトに置いてあります。


どうして、こうしているかというと、


もう、このパターンだから想像がつくことでしょう。


動物病院の先生に言われたからです。


前にも書いたかもしれませんが、


かんたの火葬の次の日くらいでしょうか。


動物病院に「小さくなったかんた」を連れて行きました。


そのときに言われました。


「捨てちゃって良いよ」


私は目を丸くしました。


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「てくてくさん、これはね、もうかんたじゃないんだよ」


こう続けました。


「てくてくさんが今、こうして大事に抱えているのは


かんたが脱ぎ捨てた服なんだよ」


突然の言葉に、納得はできません。


私の表情に、怒りに似た戸惑いを見たのでしょうか。


先生はほんの一瞬の間を置いて言いました。


「てくてくさんが、かんたの脱ぎ捨てた服にばかり


気持ちがいってしまったら、


かんたの声は届かなくなってしまうよ?


てくてくさんに伝えたい


かんたの心が届かなくなってしまうよ?」


かんたは今も私のそばにいて、


一生懸命に話しかけているのだと、


私のそばで気づかれたい一心で、話しかけているのだと。


そして、アドバイスをくれました。


「かんたの心を感じられるように」


・きれいな布にくるんで、遺骨に見えないようにすること

(白い骨壺袋に入っていると、来客が異様に見えるからという理由もあるそうです)


・遺骨はめいと一緒に埋葬すること

(埋葬の時期の目安)


・花、線香は手向けない

(動物の霊は悪さをしない、煙でいぶったら、帰ってしまうよと。)


・写真は1枚まで




家に帰って、すぐに線香立ては片付けました。


お花はほとんどが頂き物だったので、咲き終わってから片付けました。


写真はその当時、1枚しか飾っていなかったので、


そのまま増やさないでいました。


携帯の待ち受けは消しました。



それから2日後。


私は結婚相談員の当番がありました。


まともに話せる状態じゃないから休めば?と家族から言われましたが


周りに迷惑をかけるので、向かいました。


その日は天気が悪いにも関わらず


相談に来る人が多く、忙しくなりました。


1人の相談者が、お菓子を持ってきてくれました。


さらに、もう1人。


一緒に当番だった相談員さんが


「何年もやってるけど、こんなこと初めてよ!」と笑いました。


私も笑いました。


その瞬間です。


背中から光を感じました。


あたたかくなっていきました。


あんなに降っていた雨が止み、


太陽が輝きだしたのです。


先生の言葉を思い出しました。


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「てくてくさんの気持ちが


ちゃんとかんたに届いたら、かんたは必ず答える。


でもな、かんたは服を脱ぎ捨ててしまったから



恥ずかしがって、目の前には現れられない。


だから、背中があたたかくなる。


言っただろう?


てくてくさんは、かんたにさよならを言わないでいいんだ。


かんたはすぐそばにいるのだから」



ペットロスというのは、寒いところに1人でいるイメージだとも話してくれました。


でも、こうして、そばにいることを感じられたなら


ペットロスにはならないのだと、先生は言いました。


前にも書いた「紫の風船」。


7か月もしぼまず、家にありました。


かんたが「光」になって、理屈じゃ説明できないことがたくさんありました。


12月に受けたアニマルコミュニケーションではこう言われて驚きました。



「あの~、かんたくんがこう言ってるんですけど…


遺骨って家にございますか?


かんたくんが、その遺骨は捨てちゃって良いよって


母ちゃんが気が済むようにして。


置いておいても、捨てちゃっても良いからね、と」


(関連記事:アニマルコミュニケーションを対面で!@「PEACEFUL MAP」・東京


まさか、遺骨の話が出るとは思いませんでした。


もし、あのとき、あのまま線香を手向けていたら


花を手向けていたら、私はかんたの心に応えられなかったでしょう。


かんたが「死んだ」ことばかりに気持ちが集中してしまっていて。


生きているとは思わないけれど、「そばにいる」ような気がしてならないのです。


その思いだけで1年を過ごしてきました。


先生のアドバイスは、本当に極論。


受け入れるのにも勇気がいりました。


でも、今はこうして良かったと私は思っています。


今日でかんたが「光」になって1年になります。


誰かのせいにできれば、楽だった。


忘れられたら、どんなに楽か分からなかった。


今日のかんたに、かける言葉を


ごめんねじゃなくて、ありがとうにしたいと思って


駆け抜けた1年でした。




かんたが遺してくれたものは、


とてつもなく大きいものでした。


改めて、言いたいです。


かんた、うちの子になってくれて、ありがとう。




ペットロスという言葉は、ペットとの別れに起因する


精神疾患だととらえられがちですが、


「ペットを失った人」の総称なんだそうです。


今日で「ペットロスシリーズ」は、おしまい。


だって、かんたは、ここにいるとちゃんと分かったから。


読んで下さってありがとうございました。


今後も引き続き、てくてく一家(エアーかんた含む)をよろしくお願いします。



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おかえり、かんちゃん。

ラベンダーの咲く庭で。