え?今更?と思われてしまうかもしれませんが、
かんたのゲージを片付けました。
空っぽになってから8か月。
かんたの夢を見ました。
ブログのコメントにのことが書かれてて
それを客観的に読んでいる私がいるというとても現実的な夢。
目が覚めて、携帯を見るとその日は月命日でした。
ゲージを今まで置いておいたのには理由があります。
少し長くなりますが、お付き合い頂けると幸いです。
が死んだとき、動物病院で
「ゲージ、片付けられません」と相談しました。
そしたら意外な答えが返ってきました。
「片付ける時期は、が決める。
そして、それをめいが教えてくれる。
めいをしっかりと見ていなさい」
最初、聞いたときは
のことに気を取られ過ぎて
の世話をできないだろうという懸念から
言って下さってるのだろうと思っていました。
しかし、それは違いました。
ゲージにあるのはトイレトレー、ヒーター、毛布。
はいつもヒーターの上に体を丸くして寝ていました。
座っているときも、ヒーターの端と決まっていました。
はが生きているときからずっと、
のトイレで用を足していました。
のゲージに入ることは厭わないのです。
それはゲージの主がいなくなっても続きました。
ただひとつ、違うことがあったのです。
ヒーターの上だけは足を踏み入れないようになりました。
トイレに入った拍子でヒーターの上に行ってしまったら
急いで避けていました。
動物病院の先生(通称:仙人)が言った通りでした。
「めいはがいつも座っていた場所を避けて通る。
そして、夏ごろにはその場所に座ったり、避けることはなくなる。
同時にでれーっとした恰好で寝るだろう」
そして、その時期は訪れました。
めいがヒーターの上にのりました。
一歩でも踏み入れたら避けていたヒーターの上に
は4本脚でしっかりと立っていました。
「このときが来たんだな」と思いました。
からっぽのゲージを見てきた8か月。
自分の手で、ゲージの扉を閉めることは
一度たりともできませんでした。
ヒーターの上に、の姿を何度思い浮かべたか分かりません。
先週、仙人(動物病院の先生)に言いました。
「先生、そろそろ良いですよね?」
片付けると、壁にコンセントが見えました。
2年前、家を建てるときに、ゲージを置く場所を決めてから
コンセントの場所を決めました。
のヒーター用にと設けたコンセントが
目に飛び込んできました。
まさか、こんなに早く
この場所が空っぽになることなんて
あのときには想像だにしなかったのに。
からっぽになったゲージを見続けた8か月。
がいるような気がした8か月。
めいがの存在を教えてくれた8か月。
音がしない日々にもだいぶ慣れました。
ウェットティッシュが減らなくて、驚いたこともありました。
急いで片付けて、終わったことにしようと思ったこともありました。
何度も何度もゲージを見て泣きました。
でも、今は8か月我慢して良かったと思います。
のぬくもりは
わたしの心の中にしっかりと残っています。
は自分がいるべき場所を、
そして、私の心の中の自分を確認して、
めいに伝えたのでしょう。
自分のお気に入りの場所に座ってもいいよと。
また、少し、前に進みました。
明日、また動物病院の先生(通称:仙人)に報告に行ってきます。