化粧水を塗ろうと手に持っていたものは、イソジンでした。
あやうく、しみを作ってしまうところだったさちきです、こんばんわ。
先日、無事に帰国しました。
書きたいこともたくさんあるのですが、まずはマイ庭のお話。
庭に植えたラベンダーが咲きました。
ラベンダーはかんたが大好きなお花です。
(詳しくはこちら→☆)
かんたが死んで、何もしてやれない無力感に包まれた私は
せめて、好きだったラベンダーを庭に植えてあげようと思いました。
今では10種類のラベンダーが咲いています。
そう思って、初めて植えた次の日のことです。
ごみを捨てに行こうと朝、玄関を開けると紫色の風船がふわふわとしていました。
どこかから、飛んできたのだろうとそのまま、ごみ集積所に向かいました。
帰ってくると、その風船はまだフワフワ。
花の香りを愛でるかのように、ふわふわと花の上をそよいでいました。
道路にはみ出したら、車を運転する人に迷惑になると思った私は
その風船を拾いに行きました。
すると、その風船は私の膝の少し上をバウンド。
私が手を伸ばすと、左側をすうっと抜けました。
「あ、かんただ」
そのとき、直感でそう思いました。
抱っこをせがんでジャンプするくせに、抱っこしようとすると逃げるかんた。
紫色は、かんたが死んだときにしていたバンダナの色です。
かんたは私たちのすぐそばにいました。
かんたは、あなたのそばにいる。
だから、そのかんたの心を、魂を、受け入れなさい。
あなたがかんたを犬と思っていないなら。
かんたがあなたの「家族」なら。
と、動物病院の先生(通称:仙人)の言葉。
ただの偶発的な出来事ですが、私の大切な思い出です。
あの日以降の写真フォルダを見ても、かんたの姿は見つかりません。
それでも、かんたは私たちの家族に変わりはなく
いつまでもいつまでも大切な長男坊です。
もしかしたら、皆さんのもとにも遊びに行くかもしれません。
そのときは、どうか可愛がってあげてください。
甘えん坊のかんたです。
どうぞ、これからもよろしくお願いします。
(写真は布小物作家のwakkaちゃんに作って頂いたかんたのアップリケです)