Technical Note ~自動車中心に、その他気になる技術について~ -3ページ目

昨日は終戦記念日だった。


それに合わせてか知らないが、NHKで

「日本人はなぜ戦争へと向かったか」という番組が放送された。


この番組を見て感じたことは、

敗戦の最大の原因は首相のビジョン、リーダーシップの欠如。


第二次世界大戦を時系列を追ってみていくと、




1941年に真珠湾の奇襲攻撃を行い、日本が参戦した。

この攻撃は、戦争の落としどころをどうするか明確にしないまま、

行動が先走っていた。(これは日清戦争、日露戦争にも言えたこと)


これをきっかけに、日本は連戦連勝を重ね、東南アジア地域を占領した。

資源の豊富な地域を占領したことで、日本軍は停戦を考え始めた。


陸軍はこれまで占領した地域の開発を進めようとした一方で、

海軍は今後のアメリカの攻撃を恐れ、オセアニア地域までの侵攻を主張。


結局、首相はリーダーシップを発揮することができず、

陸軍と海軍とはバラバラになってしまった。

平時では首相は下から上がってきた意見を承認するだけという方針で、

有事の場合でもこの意思決定をしてしまった。




このような状況のなか始まったミッドウェー海戦では、

日本はアメリカ軍から壊滅的な被害を受ける。

しかし、この敗戦は国民感情を配慮してと隠される。


その後、軍事力で勝る連合軍が攻勢となり、

最終的には原爆で20万人もの死者を出し、

日本人300万人、アジア圏2000万人の被害者を出した

戦争は終結する。





ビジョンを明確にせず、陸軍と海軍をまとめられなかった首相、

一体となれず、合理的な判断ができず、不利な状況を隠ぺいし続けた日本軍、


これらが多大な犠牲者を出した。


これは今回の原発事故と大きくかぶる。



著者は安宅和人というヤフーのCOO室長の方。


この著者を知ったのは下記のサイトを見たのがきっかけだった

「これじゃあ、日本のモノが売れないはずだ/日経ビジネスオンライン」

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110725/221670/?rt=nocnt


内容の主題ではないが、レクサスの欧州不振に関して

「NASAの隣でロケットを作っているようなもん」

と、発言しており、共感を抱き、この人の著書を読んでみようと思った。



本書で印象に残ったことは下記の2点。

1.何に取り組むべきかを真剣に考えることの重要性


2.最終的な形まで仮説を立てた上で物事を進めることで

  質の高い仕事ができるようになること。

  

  もちろん、最初に立てた仮説を無理やり正当化するような

  進め方をしてはいけない。

  ストーリーは変わっていくというのを念頭におき、

  軌道修正しながら進めていくこと。



非常に読みやすくてわかりやすく、自分の中に素直に入ってくる印象の本。

今後も近くに置いておき、何かのときには読み返すようにしたい。




以下、簡単なまとめ。



◇なぜイシューから始めなければならないか


著者の定義では、イシューは下記の条件を満たすもの

・2つ以上の集団の間で決着のついていない問題

・根本に関わる、もしくは白黒はっきりしていない問題


価値のある仕事や研究は下記の2つの軸で測ることができる

①イシュー度

②解の質

つまり、どれだけ質の高い解を出したとしても、

そのイシュー度が低ければ価値のある仕事にはなり得ない。

したがって、良いイシューを見極め、取り組む必要がある。



◇強引にでも仮説を立てること

初めに「イシューはなんだろう」と悩んで時間を無駄にすることを避けるために、

強引にでも前倒しで具体的な仮説を立てることが肝心。理由は3つ。

1.イシューに答えを出す

→「○○の市場規模はどうなっているか?」は単なる設問にすぎず、

  「○○の市場規模は縮小に入りつつあるのではないか?」と仮説を

  立てることで、答えを出しうるイシューになる。


2.必要な情報・分析すべきことがわかる

→仮説を立てない限り、自分がどのレベルの事を議論し、

 答えを出そうとしているか明確にならならず、すべきことがわからない


3.分析結果の解釈が明確になる

→出てきた結果が十分なのかそうでないかが解釈できない。


また、仮説に関しては明確な言葉にしておく必要がある。




◇重要なイシューの条件

・本質的な選択肢であること

→イシューに答えがでると、その先の検討方向性に大きく影響を与えるもの


・深い仮説があること

→「常識を覆すような洞察」があったり、「新しい構造」の中で世の中を

  説明したりしているもの。検証できれば価値を生むと誰もが納得できる。


・答えを出せる

→既存の手法や、自分ならではの手法で、答えを出せるギリギリのラインにある

  問題が、価値を生むイシュー。




◇イシューの特定

【情報収集の仕方】

・一次情報(フィルタのかかってない生の情報)に触れる


・.基本情報をスキャンする

マイケルポーターのファイブフォース

1. 業界内部の競争関係

2. 新規参入者

3. 代替品

4. 事業の下流(顧客、買い手)

5. 事業の上流(サプライヤー)

に加え、

6. 技術、イノベーション

7. 法制、規制



【見つからない場合は5つのアプローチをとる】

1. 変数を削る

2. 視覚化する

3. 最終形からたどる

4. So whatを繰りかえる

5. 極端な事例を考える



上記以外の内容に関しては、本書以外のものにも

記述されているようなことなので、割愛。



スカイプを使い、低価格でフィリピン等人件費の安い国の人と

オンライン英会話を行う会社が増えてきている。


ネットで調べたところ、

最大手がレアジョブ、次がスカイトークといったところ。


レアジョブが最近予約がとりにくい、講師が増えて質が

下がっている気がするという口コミがあったので、

スカイトークを始めてみた。



◇料金について

料金は1日25分で毎日レッスンを受けることができて月5000円。

これは1時間あたりに換算すると400円。


カフェや講師宅でのプライベートレッスンを提供している

エイゴパスによると、

エイゴパスの料金は1時間3000円、相場は7000円~10,000円(45分)。


まあ、安くできるとしても通常のプライベートレッスンは3000円程度。

それに比べると7倍以上安い。


ただしスカイトークは定額制でやらなければ損はしていく。



◇実際やってみた感想


・料金を考えると、非常に良い。

・1レッスンは短いが、頻繁かつ継続的に英語に触れる機会がもて、

これをやるだけでも、英会話はかなり変わってくる気がする。

・講師の質にはバラツキ(発音、教え方)があり、人気講師は予約がとりにくい

・1回25分、また講師が固定できないという点では体系的な学習はしにくい



◇価格以外のメリット

・レッスンは15時から25時までやっていて、好きな時間に受講ができる

・スカイプなので、移動時間が省ける


安い、時間が選べる、移動時間が要らないというのは

かなり大きなメリットではないかと思う。



◇フィリピンの英語

フィリピンはかつてアメリカの植民地だった。

公用語はフィリピン語と英語があるが、

英語でコミュニケーションをとることが多いらしい。


映画も字幕なしで放映され、本も英語のまま読む。

高い水準の教育を受けた人だけでなく、マニラの人は

大体英語が話せるらしい。


やっぱ普段から馴染んでおくのって大事だよな。



今回は地域別、年齢別に見ていきたいと思う。

あらかじめ述べておくと、あまり真新しい内容ではないかもしれない。


内容としては下記の3点。


・地域別の世代あたり車保有台数を見ると、

 田舎が多く、首都圏・大阪が少ない


・年齢別の普及台数を見ると、若者が低い


・最近の若者は昔に比べると、購入意欲も減っている



まず1点目は下記の資料を参考にした。


日経グローカル(データでみる地域)

http://www.nikkei-rim.net/glocal/glocal_pdf/067PDF/067data.pdf


都道府県別での1世帯当たりの自動車保有台数のトップ3は

トップ1: 福井

トップ2: 富山

トップ3: 群馬


一方、ワーストは

ワースト1: 東京

ワースト2: 大阪

ワースト3: 神奈川


これらの要因は

・田舎は交通網が発達しておらず、車の移動が多い

・首都圏・大阪は核家族が多い、世帯主が若い

ということが挙げられるだろう



2点目は下記のサイトを参考

Garbagenews(年齢別の乗用車普及率)

http://www.garbagenews.net/archives/1170907.html

世帯主の年齢別に自動車普及率をみると

30~59歳以下:83.7%

29歳以下 :59.1%


と、20代以下とそれ以上では25%近くの差がある。

明確なデータがないが、若者が低い原因としては

・収入が低い

・他の趣味が多い

だろう


3点目は下記のサイトを参照


レスポンス(若者のクルマ離れは本当か)

http://response.jp/article/2010/10/24/146848.html


今の若者と、昔の若者(50歳以上の人に昔はどう思っていたかアンケート)

の、車の購買意欲を比較。


相当欲しいと思っているのは

昔の若者: 55.8.%

今の若者: 39.9%


と、やはり差は大きく、15%以上となっている。

但し、若者は車には憧れやワクワク感は依然として抱いているとのこと。



今日読んだスティーブ・ジョブズの本には

「イノベーションにはまず、ビジョンが必要」とあった


ビジョンは人々の生活をどのようによくしていきたいかということ。


若者のクルマ離れを取り戻すためにスポーツカーを

開発するってのは愚の骨頂で単なる押しつけだと思う。

あまり車を運転したことない人にとっては、スポーツカーは要らない。


今、若者がどのような生活をしていているか(あるいは望んでいるか)を考え、

その生活をより良くするために、車として何ができるのかを考えていけば、

面白い車が出てきて、もっと社会が面白くなるんじゃないかな。



この本で最も伝えたいことは、

ビジョンがイノベーションを創るということ


ジョブズがアップルを立ち上げた時のビジョンは

「普通の人々にコンピュータを届ける」

これによって、普通の人々の生活を大きく変えることだった。


魅力的なビジョンには、共通する3つの特徴がある。

①具体的ではっきりとイメージができる

「職場でもなく家庭でもない第3の場所」 - ハワードシュルツ(スターバックス) -


②簡潔(英語で10ワード以内)

「1クリックで世界の情報へアクセス可能にする」

"To provide access to the world's information in one click"

- サーゲイ・ブリン/ラリー・ペイジ (グーグル) -


③徹底的

「ソフトウェアの終焉」 -マーク・ベニオフ(セールスフォース・ドットコム)-


エンジニアにありがちなのが、機能の追加や改良が魅力的な

製品になるという前提で開発を進めていくこと。

この考え方は必ずしも間違っていない、むしろ正しいと思う。


だけど、この考えを開発のスタート地点にしてはいけない。

まずは、人々に何を届けたいかを明確にし、考えうる手段を吟味した後、

開発に取り組む。このプロセスを実践していきたい。



以下はその他に印象に残ったことのメモ


◇製品の種類を絞って復活した

必要な製品は、消費者用とプロフェッショナル用、

どちらもデスクトップとポータルが必要とのことで、

4種類にした。


製品を絞ることで、

・優秀なチームで開発し、短期間でハイクオリティな製品ができる

・消費者もどのような製品があるのかわかりやすい、マーケティングしやすい

などのメリットが出てくる。


◇イノベーターの5つのスキル

・連関力

 新しいつながりを見つける


・疑問力

 なぜなのか、仮にこうしたらと考える


・実験力

 探索、改造、環境を変える


・ネットワーク力

 知識を広げてくれる人と交流する


・観察力

 顧客となりそうな人をよく観察する



◇ジョブズのプレゼンスキル

・「うっそー!」という瞬間をつくる

 マックブックエアを茶封筒から取り出す等


・3点ルールを守る

 人が記憶できるのは3つか4つ


・ステージを共有する

 多くのメンバーを登場させる


・ヒーローと敵役を導入する

 IBMを世界征服を企む悪、唯一の希望をアップルとした


・ビジュアルに考える

 文字+画像が記憶に残りやすい


・Twitterに書けそうなヘッドラインをつくる

 マックブックエアは「世界で最も薄いノートパソコン」


・製品を売らない、夢を売る

 2001年にiPodを発表したとき

 「小さな違いかもしれないがアップルは世界を変えようとしている」と語った