「スティーブ・ジョブス驚異のイノベーション」を読んで | Technical Note ~自動車中心に、その他気になる技術について~

この本で最も伝えたいことは、

ビジョンがイノベーションを創るということ


ジョブズがアップルを立ち上げた時のビジョンは

「普通の人々にコンピュータを届ける」

これによって、普通の人々の生活を大きく変えることだった。


魅力的なビジョンには、共通する3つの特徴がある。

①具体的ではっきりとイメージができる

「職場でもなく家庭でもない第3の場所」 - ハワードシュルツ(スターバックス) -


②簡潔(英語で10ワード以内)

「1クリックで世界の情報へアクセス可能にする」

"To provide access to the world's information in one click"

- サーゲイ・ブリン/ラリー・ペイジ (グーグル) -


③徹底的

「ソフトウェアの終焉」 -マーク・ベニオフ(セールスフォース・ドットコム)-


エンジニアにありがちなのが、機能の追加や改良が魅力的な

製品になるという前提で開発を進めていくこと。

この考え方は必ずしも間違っていない、むしろ正しいと思う。


だけど、この考えを開発のスタート地点にしてはいけない。

まずは、人々に何を届けたいかを明確にし、考えうる手段を吟味した後、

開発に取り組む。このプロセスを実践していきたい。



以下はその他に印象に残ったことのメモ


◇製品の種類を絞って復活した

必要な製品は、消費者用とプロフェッショナル用、

どちらもデスクトップとポータルが必要とのことで、

4種類にした。


製品を絞ることで、

・優秀なチームで開発し、短期間でハイクオリティな製品ができる

・消費者もどのような製品があるのかわかりやすい、マーケティングしやすい

などのメリットが出てくる。


◇イノベーターの5つのスキル

・連関力

 新しいつながりを見つける


・疑問力

 なぜなのか、仮にこうしたらと考える


・実験力

 探索、改造、環境を変える


・ネットワーク力

 知識を広げてくれる人と交流する


・観察力

 顧客となりそうな人をよく観察する



◇ジョブズのプレゼンスキル

・「うっそー!」という瞬間をつくる

 マックブックエアを茶封筒から取り出す等


・3点ルールを守る

 人が記憶できるのは3つか4つ


・ステージを共有する

 多くのメンバーを登場させる


・ヒーローと敵役を導入する

 IBMを世界征服を企む悪、唯一の希望をアップルとした


・ビジュアルに考える

 文字+画像が記憶に残りやすい


・Twitterに書けそうなヘッドラインをつくる

 マックブックエアは「世界で最も薄いノートパソコン」


・製品を売らない、夢を売る

 2001年にiPodを発表したとき

 「小さな違いかもしれないがアップルは世界を変えようとしている」と語った