技術コンサルティング研究会 BLOG -37ページ目

技術コンサルとは?(5)

どうも、よっすぃーです。

あなたの考える技術コンサルタントとは?
いきなり難しい質問です。
そもそも、技術コンサルって何でしょう?
「的確かつ最善の手法を持って、クライアントの技術力の質的向上を請け負うこと(者)。」
うーん、こんな感じでしょうか。

では、これを全うする為には、どうすべきなのでしょう?

クライアントは一定ではなく、様々なケースが存在します。つまり、その時々で、とるべきコンサルティング手法が異なり、求められるスキルも多様化します。この研究会の中でも様々なクライアントを想定してシミュレーションを行ってきました。単純な技術指導が必要であったり、知的財産に関するものが必要であったり。場合によっては、根本的な技術戦略の見直しをはかることも議論されました。さらに、コンサルティングの結果として、一歩でも二歩でも現状から向上させなければなりません。

したがって、広い技術知識を有し、客観的な状況把握と論理的な行動力が必要になると思います。
個人的な意見としては、こんなスキルを持ち合わせていないので、多分野にわたる専門家集団による実施が最適ではないかと考えています。

ところで、余談ですが、コンサルタンティングする側の心構えとして、満点の結果を意識してはいけないなと、書いていて感じました。なぜなら、自らコンサルティングの限界を設定してしまいますし、得られた成果に対する判定はクライアント側に委ねられるからです。つまり、満点の基準はクライアント側の価値観に依存します。コンサルタントは絶対評価で結果を論じ、クライアントは相対評価で判断を下すものではないでしょうか。

実際の業務を経ていないので、よく分かりませんけど・・・。

技術コンサルとは?(4)

こんばんは。今週は会社でこってりしぼられているところのミランダ編集長です。


「技術」コンサルと聞くと、自分は技術の専門性にフォーカスしてしまい、基本的には、研究室で実験がうまくいかなくて困っている後輩を、先輩としての知識と経験で助けるようなイメージが浮かびます。それをビジネスシーンに当てはめれば、製品開発の途中で技術的に行き詰っている会社の問題をコンサルタントとして的確な助言で解決する、ということになるのでしょう。しかし、その会社が抱えている技術的な問題の背景には別の要因(資金難や人的リソースの不足など)が隠れている場合もあると考えられるので、勉強会では広く会社経営(現在は企業会計?)の基礎についても学んでおります。問題の根本的解決を図り、広い視野を持ったコンサルタント(私の場合は技術士)となることを目指したいと思っております。技術者の心得としては、いつも読むたび身が引き締まる、浅野友一先生の言葉を引用させていただきます。



与えられた問題が解決できないもの

これは技術者の資格がない


与えられた問題の解決方法が

ただ一つしか考えられないもの

これは平凡な技術者である


与えられた問題に対し数多くの

異なった解決方法を考案し

その中から最良の手段をえらんで

成功に導くもの

これは非凡な技術者である


技術コンサルとは?(3)

なんちゃってSEです。


技術コンサルタントとは、一言でいうと「技術を軸としたコンサルタント」だと思います。
つまり技術の専門家であり、コンサルタントのスキルを兼ね備えている人です。
以下、この二つについてコメントします。



Ⅰ.技術の専門家であること
クライアントの技術的な相談に乗るわけですから、
求められている技術の分野に関しては専門家である必要があると思います。
それ相応の知識、経験が求められるため、素人にはできないでしょう。



Ⅱ.コンサルタントのスキルを持っていること
コンサルタントのスキルと言ってもたくさんありますが、
コアとなっているのは下記三点ではないでしょうか。


Ⅱ-1.課題発見すること
クライアントは有能な社員がいるのに、何故コンサルタントを雇うのでしょうか?
社内からは見えない課題がある、

それを第三者に見つけて欲しいというのが一番の理由ではないかと思います。
(もしかしたら、クライアントは課題があることすら気が付いていないかもしれません。)
しかし、もりぞーさんもいっていますがこれはとても難しいことです。
課題を発見するには何が必要でしょうか?
いろいろあるかと思いますが、一番必要なのは多角的視点ではないでしょうか。
現状分析をするにしても、視点によって見方が変わると思います。
そうすれば、今まで見えてこなかったものも見えてくるかもしれません。
普段から、いろいろな視点で物事を見る訓練をしておかなくてはなりませんね。


Ⅱ-2.解決策を作ること
課題を踏まえた上で、実現性のある解決策を作らねばなりません。
実現性は、技術的側面と経営的側面があると思います。
経営的側面とは人、金、時間のバランスのことです。
これら二つの側面を考慮できなければならないでしょう。


Ⅱ-3.納得してもらうこと
いくら課題を発見し、解決策を作っても、

クライアントに納得していただかなくては実行できません。
よって、そのための説得力が必要です。
説得力は、論理的側面と感情的側面があり、どちらも必須だと思います。



思うところを徒然なるままに書いてみましたが、

ちょっと一般論っぽくなってしまったかもしれませんね。
以上です。

なんちゃってSE

メンバーの一人、「なんちゃってSE」です。


大学卒業後、某IT企業で金融系業務SEをしています。


資格は特に持っていませんが、金融に関わる資格を取ろうと思っています。


趣味はカラオケです。
大学時代は週一でいっていました。


ITコンサルタントに興味があり、この勉強会に参加させてもらっています。


宜しくお願いします。

技術コンサルとは?(2)

チャックのエージです。

技術コンサルティングとはなんでしょうか。経営コンサルティングとはどこが違うのでしょうか。やはり技術的要素を中心にコンサルティングを展開していく点が最大の特長です。しかしながら、技術だけ知っていればよいと言うものではありません。


技術を中心にした人の流れ(人事)、お金の流れ(財務)等にも見識がなければならないでしょう。理想をいえば、技術コンサルタント= 経営コンサルタント+ αであるべきです。少なくとも、技術コンサルといえども、コンサルティングを行う上で、経営的要素は無視できません。うーーん。学ぶべきことがたくさんありそうです。


残念ながら、私をはじめメンバーのほとんどが技術コンサルを生業としているわけではありません。しかし、もりぞーさんのいう「技術的な課題の抽出」、「解決策の提示」、「解決策に応じた評価」は、自分の職場でも実践可能です。すなわち、勉強会や本ブログで技術コンサルの様々な柱について学び、議論し、身近なところで実務経験を積むことができます。


現在活躍されている技術コンサルタントの方々は、これまでの業務経験を買われて依頼を受けています。技術コンサルタントになるために必要な経験、勉強は、日々の業務で培うことができるのです。つまり誰でも技術コンサルタントになれるのです。


そのためには、職場における技術的課題を的確に抽出し、解決策を提示・実施・評価することを、常に視野に入れて日々の業務に励むべきであると考えます。


ここまで書いて、ちょっと薄っぺらいかなとも思うのですが、もっと技術コンサルに関して勉強を進めた後、あらためてもう一度、「技術コンサルとは?」というテーマで書いてみるのも面白いかもしれませんね。