先日、教育総合展EDIXに行ってきました。

 

 

 

「教育」をテーマに、

・電子黒板やパソコンなどのハードウェアを売る会社

・教科書などの教材を売る会社

・有名ではないものの、思いのこもった教育雑誌の出版社

・学校や保育園などで使うソフトを売る会社

 

など、色んな企業が集まっており、

とても興味深かったです。

 

そんな中、右を見ても左を見ても書いてあったキーワードが、

 

「GIGAスクール構想」

 

お恥ずかしながら、初めてこの言葉を目にしました。

 

なんかGIGAというぐらいなので、

「いくつかの学校を合併して大きな学校を作るのかな?」

 

と思っていましたが、どうも話が違うようなので、会場の隅でこっそり検索してみました。

 

GIGAとは

Global and Innovation Gateway for Allの略で、


「生徒一人一人に端末を配って、教育のIT化を進める」構想


のようです。

 

調べていくと、文部科学大臣からのメッセージもありました。

 

 

なるほど、だんだんわかってきました。

 

ただタブレットを配って環境を整えて終わり、ではなく、それによって今の時代にあった、より良い教育を作りたいんだということです。

 

しかし、教育総合展で私が見たものはほとんどが、「今より便利にする」ものばかりで、「与える」「管理する」事がベースとなっているように感じました。

 


そんな中、デジタルハリウッド大学の佐藤教授の基調講演があり、予約をしていませんでしたが、無理を言って入れてもらえることになりました。


◎GIGAスクールの本質はインフラ整備ではない

→テクノロジーを活用した教育のイノベーションである

 

◎テクノロジーの発達によりログ(足跡)をとれるようになる

→学習者一人一人の個性、特徴、興味関心に根差した勉強ができるようになる

 

◎教科書をPDFにするだけで良いんですか?

→GIGAスクールで「ただ便利にするだけ」でいいのか?

 

そういった内容を話してくれました。

私がモヤモヤと考えていたことがスパッと言語化されており、「その通り!」と興奮しっぱなしでした。


手前味噌ながら、私どものマップラーニングはまさに一人一人に合わせ、個人の関心に根差した勉強法です。改めてこの勉強法は間違ってないんだ、と思えました。


今後のteamtreeの動きをどうぞお楽しみに❗

前回の記事で、フィンランド式教育とのつながりをご紹介しましたが、今度は別の方からユダヤ人の教育と似てるんじゃないか、と教えてもらいました。

 

本買って調べてみると…

 

なんとなく「ユダヤ人は頭がいいらしい」ということは知っていたのですが、読んでいくと出てくる出てくる・・・

 

有名人を挙げると、

アインシュタイン(物理学者)

フロイト(心理学者)

マルクス(社会学者)

ラリーペイジ(Googleの創業者)

マークザッカーバーグ(Facebookの創業者)

スティーブンスピルバーグ(映画監督)

ボブディラン(歌手)

・・・

もう有名人が多すぎて挙げきれません。

 

何より驚いたのは、ノーベル賞受賞者でした。

 

毎年ニュースをにぎわせている日本人のノーベル賞はこれまでに28人。(2020年時点)

とても頑張っているな、と思っていました。

 

日本人の人口が1億2600万人に対し、

ユダヤ人の人口が1300万人。

約10分の1です。

 

さてこれまでにユダヤ人は何人のノーベル賞を出していると思いますか?

 

 

 

 

 

なんと178人(2010年時点)だそうです。

 

 

 

 

 

 

じゃあ一体どんな教育をやってるか?

気になりますよね。

 

それがこの本に書いてありました。

 

なんでも「学生がお互いに教えあう」んだそうです。

 

 

マップラーニングを通して、「人に教える」事がどれだけ頭に入るかは身を持って体験していましたが、これまたやっぱり正しかったんだ、と実感しました。

 

前回お伝えした、「つながりで覚える」。

そしてそれを「人に教える」。

 

最終的には子ども同士で学び合う「場」を作りたい。

 

それが実現できれば、

 

・お金の有る無しにかかわらず、

・地方か都会かにかかわらず、

・いい先生にあたるかどうかにかかわらず、

 

勉強が、

そして学ぶことが、

楽しくなっていく。

 

そんな未来を作るために、私たちTeamTreeは活動をしています。

 

前回動画でご紹介しましたが、マップラーニングは簡単に言うと、

 

つながりで覚える×人に教える

 

を通して、

 

7つの力を身につける

 

ということです。

 

そのうちの「つながりで覚える」について。

 

私たちが活動を始めてから、

色んな人から意見や「つながり」を教えてもらうようになりました。

 

その中で紹介されたことの一つが、

「フィンランド式教育」です。

 

 

フィンランドは、色んな国が参加する学習到達度調査(PISA)で、

初回、2回目と読解力で連続世界一位になり、

いったいどんな教育をしているんだ!?と話題になりました。

 

 

なんでもフィンランド人自身がびっくりしたとの事。笑

 

さて、義務教育の中でどんなことをして読解力がついていたのかというと、

 

「カルタ」という名前の、まさにマップなのです。

 

 

私たちはこの存在を知らないまま、

マップラーニングを取り組んでいましたが、

 

「やっぱりそうだよな!」と確信を得たのを覚えています。

 

だって人間の脳みそには本棚みたいにきちんと整理されて

記憶が入っているのではなく、

脳細胞がつながりまくってネット上になって記憶されていますから。

 

最近では学校の教科書でも少しずつ見かけるようになりました。

 

しかしフィンランドではこれを徹底して使っている、との事でした。

 

これまでは教科書やノートの媒体が「紙」だったので、

どうしてもマップよりも「文章」で書かれることが多かったですが、

これからタブレットなどデジタルな媒体が

教育で取り入れられるようになることで、

より「マップ化」は進んでいくと考えています。

 

できるだけ早いうちにマップに慣れてみませんか?

 

ということで、急な告知ですが、

今週末「マップラーニング実践講座」を行います。

 

<目的>

教科書や新聞などから、一人でマップを描くことができるようになります。


<日時>

4月18日(日)20時~22時(+親向け30分)

 

<費用>

3,000円

 

<対象>

小学校5年生~(社会人もOK!)

 

<定員>

5名(残席2名)

 

<準備>

付せん、色ペン、A4サイズの紙、マップにしてみたい文章(苦手な教科の教科書や新聞など)

 

<内容>

まずゲームを通して、「連想」とはどういうことかを体感してもらいます。

その後、簡単なマップ作りから始まり、こちらで準備した教科書を講師がマップにするのをマネしてもらいます。休憩をはさんで、今度は皆さんが準備してくれた文章をマップにしていきます。(わからない所や迷ったところは直接聞いてください。一緒に考えましょう!)

 

参加希望の方はtree.maplearning@gmail.comまでご連絡ください。

定員になり次第、受付終了とさせていただきます。

普段やっている面談を動画でご紹介します。


https://youtu.be/8FsNpaWSd4A


今回は英単語のマップです。

この生徒さんの英単語のマップでは、

連想した単語をまとめてくれています。


そして、出てきた単語を全部使って、例文を作ってもらっています。


以下、見所をまとめます。


2分20秒付近

例文の説明をしてくれてる時に「自分で」間違いに気付きました。「自分で気付いた」というのがポイントで、他の人から指摘されていたとしたら「あ、間違ってたわ」だけで終わってしまってたかもしれません。


5分20秒付近

今回は「生徒さんのパソコンで」調べてもらっています。それまでは「僕のパソコンで」一緒に調べたりするなかで、どうやって調べたらいいのかを見せてきました。

何と検索かけたら答えに近づくのか。

意外と時間はかからないこと。

一緒に喋りながら調べるのは楽しいこと。

等を体感してもらった上で、今回は「生徒さん側のパソコンで」検索してます。

徐々に手を離していくイメージです。




7分00秒付近

「あなたはしっくり来てる?」という質問を私たちはよくします。「合ってるかどうか」よりも、しっくり感を大事にしてます。


7分20秒付近

そのしっくり来てなさを解消するには「なんて検索したらいいのかな?」と問いかけることで、「答えへの近付き方」を考えてもらいます。どんな答えが返ってきても、「それなら答えは出てこないよ」とか言うのではなく、まずはそれで検索してみます。期待していなかった検索結果だった場合は、先程の「なんて検索したらいいのかな?」を繰り返します。


10分30秒付近

生徒が考えてるときは、ひたすら沈黙で待ちます。生徒は、中身が分かったときは、「わかった!」という顔をするし、しっくり来てないときは「??」という顔をしてくれます。今回は調べていく中で新たな疑問が生まれました。


11分50秒付近

今回は僕が主体となってマップを作ってみることにしました。複雑な文章、読みづらい文章をマップで理解する感覚を体感してもらいます。


14分50秒付近

この生徒はサッカーをやっているので、自分の好きなサッカーの話と連想を繋げてみました。


19分40秒付近

気付きを聞いたら、想像もしていなかった疑問が出てきました!!疑問に対して、一緒に興味をもって一緒に調べるのって面白く、そして嬉しくないですか?

調べていくうちにどんどん高校の世界史でやる話になってきます。英単語の話をしてたはずなのに…

ついでに日本史の復習までできちゃいました。


今回ご紹介したのはほんの一例ですが、毎週作ってくれたマップに対してこんな学びをしています。

面談の最後には「今週はどんなことやろっか?」と聞いて、「来週の面談楽しみにしてるね!」と締めくくります。


僕は中学の頃からひどい遅刻魔でした。


友達と遊びに行く約束してても、1、2時間遅刻することは何回もありました。


大学に入って改めて思ったのは、そんな僕にも嫌いになることなく友達でいてくれた247に、改めてありがとうと思います。


高校の時からそんな自分が嫌で、自分の部屋に「今年は絶対遅刻しない」と書いて貼ったりしてました。


でも遅刻してしまう。

友達に見捨てられてもおかしくない、何て自分はダメなやつなんだ。


そんな高校時代でした。


大学に入り、大事な就活の面接に遅刻したとき、マップを書きました。それがこれです。




色々考えてみた結果、僕が一番つまづいてたのは、意外にも
「服を決めるのに時間がかかる」ということでした。

僕は服が好きで、古着屋さんに行っては掘り出し物の古着を数百円で買うことが楽しみでした。

お陰で(?)服はめちゃくちゃ持っていました。
(結婚した当初、ライブ用の「ステージ衣装」という衣装箱があることに、妻が「ジャイアン以外で初めて見た!」と爆笑してました)

大事なお出かけこそ、ベストな組合せで行きたくて、悩みはじめてテンパっていつまでたっても決められない、というループに入っていました。

(ちなみに、ある友達にその話をしたところ、「四柱水命?的にはそれはあなたなら当たり前」と言われてびっくり)

結果だけにフォーカスして、その原因を探っていっても結局堂々巡りで、ただ自分はダメなやつだ、という思いが強化されるだけでした。

でもマップにしてみることで、問題は思ったよりもシンプルなんだ、と気づき、「鉄板の組合せ」を作ることで一気に遅刻が激減しました。

そんなもんなんです。

「悩み」という感情に囚われてるうちは冷静に問題を捉えることはできない。でも、マップにして書き出してみることで、自己否定をする必要はなくなります。
「自分」がダメなわけではなく、「行動」がダメなだけだったんだと気づく事で行動を変えられるようになりました。

マップを書くことを通して、自分を客観視することができ、感情に囚われることなく、冷静に「行動」を変えることができます。

マップで勉強することを通して、こういうことまで伝えたいな、と思っています。

トレーニングコースでは、

平日に1マップずつ作ってもらったマップを、

週末に1時間「トレーナーが」教えてもらいます。

 

生徒が「先生」で、トレーナーが「教わる方」です。

 

「トレーナー」はあくまでも

「トレーニングを手伝う人」のことで、

「知識を教える人」ではないのです。

 

 

この日の面談では、

英語と社会をまとめてくれていました。

 

その中での社会について教えてもらっている一コマです。

 

何を隠そう僕は社会が苦手で、

「立憲政治」という言葉の意味が分かりませんでした。

 

そこでS君に

「僕、社会本気で苦手だから教えて欲しいんだけど、立憲政治って何?」

と聞いたところ、

「簡単に言ったら独裁政治のことで・・・」と教えてくれたのですが、

何となく話の筋道がかみ合いません。

 

それは説明している途中で本人も気づいたらしく、

「来週また調べてきます」と言ってくれました。

 

そして次の週の面談の様子。

 

 

「立憲政治は独裁政治とは違いました!憲法に基づく政治で・・・」

と発見を教えてくれました。

 

さらにそこから衆議院と貴族院(今は参議院)ができて…

と公民の話につながってきました。

 

始めから「間違いのない」マップが作れるわけではない。

 

人に説明する中で、間違いやしっくり来ていないことに気づき、

発見を重ねられるのです。

 

チューリップ黄チューリップ赤チューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジ

 

実はこのトレーニングは、

教える側も、教えてもらう側もどんどん賢くなります。

社会が苦手だった僕(トレーナー)が、どんどん賢くなっていきます。笑

 

将来的にはこれを子ども同士で学び合うことができたら、

1石3鳥(自分たちで学べる達成感のおまけつき)

だと思います。

 

その「学び合い」コースに向けて、絶賛生徒募集中です!!

(いずれはトレーナーも募集していきますのでお楽しみに!)

昨日、初めての取り組みの

(大人禁制)子ども向け京大座談会

を開催しました。

 

小学校2年生から中学3年生まで参加していただきました。


皆さん積極的に質問してくれて、とても面白かったです。参加してくれた皆さん、ありがとうございました!


さて今月はイベントラッシュ。

次のイベントのご紹介です。


3月18日(木) 21時~22時30分

勉強法セミナー(親向け)


料金

500円


定員

10名(残席5名)


内容

・同じ時間勉強しても理解度が格段に上がる、「勉強のコツ」をお伝えします(知ってるかどうかで、学校でも塾でも格段に頭に入り方が違います。約束します)。


・マップの作り方をご紹介します


https://peraichi.com/landing_pages/view/treemaplearning

 

お手数ですが、お申し込みはリンク先のオフィシャルLINEからお願いします。


※もしLINEをお持ちでない場合はその旨連絡ください。

色んな講座の名前が飛び交ってしまい、

混乱させてしまっていると思いますので、

ここで一度マップラーニングがどう進んでいくかをご紹介します。

 

 

まず、一番下から説明します。

 

ブログや座談会などを通じてご興味を持ってくださった方に、

1.勉強法セミナー(親向け)

・1時間半程度

・「勉強のコツ」をお伝えする

・マップの書き方の手順をお伝えする

・500円

 

 

 

「これは子どもにぜひやってみて欲しい」と感じて下さった方に、

 

2.実践講座(子ども向け)

・2時間程度+親向け30分

・教科書からマップをかけるようになる

・ゲームみたいなものなので、難しくはないです

・3000円

 

 

 

マップで学ぶ効果を実感し、続けていきたい(けどサポートが欲しい)方に、

 

3.個人TC(トレーニングコース)(子ども向け)

・平日毎日1マップを作ってもらい、

 毎週末に1時間トレーナーに教える

・マップを使った勉強が定着する

・目安は大体1ヶ月程度

・2万円/月

 

 

 

更に、他の生徒に教えるだけでなく、

マップの説明を聴いたり、質問したりすることを通して、

「自立」した勉強ができるようになりたい方に

 

 

4.グループTC(トレーニングコース)(子ども向け)

・平日毎日1マップを作ってもらい、

 毎週末に1時間トレーナーに教える

・他の人のマップを聴くことで、違った見方がある事を知る

・教えることで他の人の役に立っていることを実感する

・目安は2か月程度

・2万円/月

 

 

 

グループTCまで終了した方には、

学び合いへのパスポートを発行します。

最後に自立した勉強として

 

 

5.学び合い(予定)

・同年代の子ども達だけで定期テストごとにチームを組み、

 それぞれが協力してカリキュラムを立て、

 責任をもって調べ、教えあう

・会員限定のオンラインサロンのようなもの

・大人がいなくても自ら学び、深め合う経験

・答えやカリキュラムがない中で、自分たちで作戦を立てる

・競争ではなく、共創で勉強する経験

 (みんなで力を出し合って、みんなの点数を上げる)

・期間は無制限

・5,000円/月

 

 

こんな感じで進んでいきます。

 

なので、目安のスピードで進んだ場合、

63,500円で最終の学び合いへ参加できる、という流れです。

 

次に進むかどうかは皆さんに決めてもらいます。

 

イメージは湧きましたでしょうか・・・?

一昨日の座談会では多くの方にご参加いただき、

ありがとうございました!

 

皆さんからいただいたご質問に全部お答えしたく、

予定よりもオーバーしての終了となりました。

 

次回も開催したいと思いますが、

定員が多いと皆さんの質問に答えられなくなるので、

今回の反省を元に10名にいたします。

 

さて、15日(月)19:30~予定しています、

子ども向け京大座談会の空きがあと2名ありますのでご案内です。

 

子ども向けの座談会では、

双方向で質問したりお話ししたりしたいので、

出来ればビデオはオンにしてほしいです。

 

できるだけ当時の写真を交えて、

本音で話したいと思います。

 

↓学生のいたずら

 

↓卒論執筆時の様子

 

お楽しみに!

こちらの京大座談会ですが、

ただ今をもって定員に達しましたので、募集終了とさせていただきます。

 

沢山のお申込みありがとうございました!

 

参加される皆様、どうぞお楽しみに!