ライダースガイとジャーマネのブログ -9ページ目

SUGO選手権

スガイです。

 

土日はSUGOでした。

 

SUGO選手権が開催されるので、両日ともサーキットアドバイザーの業務です。

 

朝は、コース確認のためのバスツアーから始まります。



ところで、「サーキットアドバイザー」ってどんな役割か分かりますか?

簡単に言うと、「レースエントラントに対して、サーキットでの活動の仕方を案内する」仕事です。

 

現在の選手権では昔と違ってレースの門戸が広がったため、レースに参戦するエントラントの目的の幅が広がったことと

レースチームが減って個人での活動が多くなり、レースに必要な危険回避への「常識」の認知が至らない方が多くみられる、等があり、
安全でスムーズなレース運営のために設置されているという訳です。

 

「サーキットアドバイザー」として活動するには資格と経験が必要です。

 

もちろん、資格だけでは中身が無いし、

自分の経験だけで判断するような対応でも不十分と考えています。

 

単なる走行の先導役や、経験を話すだけの業務ではなく、エントラントへの影響も大きいものがあるので、非常に大事な役割であると自覚をして仕事を行うようにしています。

 

 

SUGOでは、アドバイザーの資格と経験を持っているのは自分のみ。

 

一人なので、全ての選手権にいますし、

バスガイド含め、コース管理、ライセンスの取得やエントリーのお誘い等、活動の幅は広く、早朝から夕方まで業務が続きます。

出来ることは何でも行います(^_^;)

他のコースでもサーキットアドバイザーの経験はありますが、そのためか、SUGOではエントラントとの距離感が近くてやりがいや面白味も深いと感じています。

 

業務の成果は、エントラントの活動次第とも言えるので、エントラントの理解と協力が欠かせません。

 

SUGO選手権のエントラントの皆様、今回もご協力ありがとうございましたm(__)m

 

次回は、SUGOオープン耐久、ビッグバイクの6時間耐久ですね!

 

ではまた!

今日は筑波でライスポ走行会!

スガイです。

 

今日はライディングスポーツ走行会で筑波!

 

今日は日本中がお盆休みに突入!となった一日ですから、いつもより参加者はやや少なめ。

 

それは無理もありません(;^ω^)

このタイミングでサーキット走行に来れる!という、バイクの活動を家族に深く理解されている方々限定の開催日だった訳ですからね。

 

朝方までは雨模様でしたが、走行する頃の路面はすっかりドライ。
曇り空の下で過ごしやすい気温の一日でした。

 

早朝の到着から直ぐ、皆様の愛車の車検の手伝いから始まりました。

今回は特に個性的なマシンが多く、車検も楽しい時間でしたね。

 

その後、参加の皆様に青木編集長とブリーフィング。

諸注意の説明と、本日の走行で考えてみて欲しい事や、試してみて欲しい事のご案内。

 

青木編集長とのサーキットイベント仕事は、もはや20年を超える関わりです。

いつものように、スムーズに終了。

 

走行時間中は、

先導走行、併走、質問、相談等、個別のご要望に対応。

 

走行会は沢山の方々と話が出来るので、案内役である自分も発見できる事が多くあり、とても楽しい仕事なのです。


今回の参加の皆様は、全員が大人の走りで無理な走りや転倒も無く、穏やかに楽しく時間が過ぎて走行終了となりました。
 

なるべく多くの方と接することが出来るようにと活動しましたが、

お話出来なかった方、ごめんなさいm(__)m

ぜひ次回宜しくお願いしますm(__)m

走行会へご意見やご要望のある方は編集部か自分にメッセージをお願いします。

 

そして、

今回イントラ用にと持ち込んだ「RSV4RF17モデル」の撮影。

今回、更に熟成が重ねられました!
 

ライディングスポーツにRSV4RFのインプレ記事を書く予定です!

 

では!

 

8耐後のアプリリアRSV4RF②

スガイです。

 

8耐後の各部の消耗を確認後、

先週の日曜日にはそのままのエンジンでSUGORSV4を走らせてきました。

 

土曜も日曜も朝方までの雨模様のせいか、両日とも週末なのにSUGOはガラガラ((+_+))

今週末はSUGO選手権のはずですが、最後の走行台数はなんと3台。

お盆前とはいえ、なんとも寂しい状況でした((+_+))

 

まずは、8耐ウイークでアプリリアの車体エンジニアのマウロと開発ライダーのダニエーレがセットアップを進めてくれたマシンの確認。

鈴鹿では、全日本でセットアップが進んでいない自分に対し、RSV4のマシン特性をより正しく理解出来るよう、方向性を示してくれました。

RSV4の講習会の様でしたね。

 

何しろ、彼らはRSV4を作った方々なので方向性が物凄く明確でした。

8耐ウイーク中の短い走行時間の中で、ライダーの話を聞いて、ロガーを見て、スパっと判断。

次の仕様を決定します。

 

印象的だったのは、こちらが理解できるように、とても一生懸命に説明してくれること。

「俺たちが決めんるんだから間違いない。それを理解して」
ではなく、

「現在こうなっている、だからこう考えるが理解できるか?」
「次の方法をいくつか提示する。どう思う?どう進める?」
という感じで、
自分達の造ったマシンと、それを使う我々に対しての思い入れが感じられる親しみやすい雰囲気でプログラムを進めてくれました。

 

聞くところによると、アプリリアというメーカーの特色か、

アプリリアのスタッフは、彼らのような真面目なイタリアンが多いそうです。
 

確かに、アプリリアのバイクの持つ雰囲気って、面白味というより、

機能を求めた「真面目」な雰囲気が漂っています。

同じイタリア産であるドゥカティのような独創性を重要視したマシン造りではなく、

あるべき姿で、機能を最優先でマシンを造る、という真面目さがアプリリアのバイクのデザインに表れているように自分は感じます。
 

ドゥカティも面白かったし、もちろん日本車も面白い。

 

されど、今はアプリリアRSV4が一番ですね!!(*^^*)

 

では!!(@^^)/~~~

 

8月28日はSUGOでSRAを開催します!!

スガイです!

 

告知です!

 

スポーツランドで我々が運営するスクール「SRA」を、

8月28日に開催します!!

 https://www.sportsland-sugo.co.jp/school/sra/

 

多くの皆様のご参加を、お待ちしております(@^^)/~~~

 

ここで、おじいちゃんの昔話を少しします。

 

 自分のサーキットインストラクターとしての活動は25年を超えます。93年に「筑波ファミリー走行」での活動が最初でした。

その運営管理をされていた三井晃さんにお声かけいただいたのが始まりです。

 

その頃はまだレースブームの名残りで、サーキットを走行する方々はとても沢山いました。

しかし、サーキットは限られた目的、つまりレース参戦を目指し、様々な覚悟を決めた者だけが走行する、という考え方、雰囲気でした。

 

そんな時代に、筑波で開催された「ファミリー走行」は、経験の浅い方々のみを対象として始まりました。
走行前にブリーフィングを行い、走行終了まで、何かあればインストラクターが対応する、という内容です。

今では普通ですが、その考え方や利用方法が、その時代のサーキットでは他には無いことだったのです。


そして、インストラクターという活動そのものが、サーキットという施設、そして参加者にもまだ認知されていない時代ですから、
インストラクターに対しては、「何をしに来た方?」というところから始まり、参加の皆様に対して自分が何を行ったらよいか?という事を試行錯誤で、とにかく参加者の方々と話をしよう!と心がけてパドックを動き回って話しかけていたことを思い出します。

 

その頃、レーシングライダーはレースをする者であり、案内役なんてする者ではない、なんてことを言われたりもしましたね。
2輪誌で参戦記や試乗記を書いたりする活動も、レース界ではあまり肯定されない時代でした。

人の事を考えたり、モータースポーツの普及や広報活動をするよりも、ストイックに速く走ることのみ考えろ、という時代だったのでしょう。

でも、自分は色々な方の助言からそういった活動が必要な事であると教えられ、幸いに機会も縁もあって、活動を行ってきました。
 

その後、サーキット走行の価値観は多様化して門戸も広がり、現在は沢山の走行会やスクールが開催されています。
現在はライダーの普及活動や広報活動も、必要な事であると認知されるようになりました。

 

そして、自分の活動を見た神谷忠さんが「インストラクターの活動は今後重要である」とMFJに提唱し、MFJインストラクターライセンスという制度が出来ました。

 

そして現在、サーキットは昔のような「閉ざされた場所」では無くなりました。

 走行される方々の幅が広がり、サーキットはバイク乗りにとって「素晴らしい場所」に変化したと感じます。

 

そこでSRAは、自分のこれまでのインストラクター経験を生かし、他で行われているスクールや走行会とは全く違う、SRA独自のプログラムで開催を行いたく、スポーツランドSUGOの理解と協力を得て開催しています。

 

レース参戦等、明確な目的がある方はそこを目指せば良いのですが、

いわゆる趣味でサーキット走行をされている皆様は、走る時に何を意識すべきなのか?何を工夫すべきなのか?

そして何よりも、何が危険なのか?

そういった、「基本的な事」を知らずに、というか、考えずにサーキットに来られている方が大半だと感じています。

 

他のスポーツと違い、モータスポーツは、その「基本」が明確になっていないとも感じます。

 

サーキットを走行されている皆様、

「基本」が良く分からないまま、サーキットではとにかく我慢を頑張ることと信じて、怖い思いをして走行を重ねていませんか?

 基本的に考えなくていけない事とはどんなことか意識出来ていますでしょうか?

それらが明確になってこそ、サーキット走行を一所懸命楽めると考えています。


自分の経験から考えていることではありますが、サーキット走行での「基本」を伝えるためのプログラムを考えて、SRAで行っています。

どのような経験の方でも歓迎します!クラス分けはありません。

クラス分けがなくても問題がないプログラムだからです。

多くの方のご参加、お待ちしております!!
(@^^)/~~~

 

https://www.sportsland-sugo.co.jp/school/sra/

8耐後のアプリリアRSV4RF

スガイです。

 

後半戦の準備を始めています。

 

8耐を走ったRSV4は、各部の消耗をチェックし、シャシで確認。

あくまでシャシ測定上ではありますが、エンジンパフォーマンスの低下は感じられませんでした。

RSV4はRFモデルになってエンジンが大きくパワーアップされたのと同時に、耐久性もこれまで通りの高いレベルを維持しています。

 

既に分解して確認したミッションやクラッチも、ほとんど消耗は見られず、8耐でも操作感の悪化はありませんでいた。

 

もちろんこれからエンジンを分解し、後半戦に向けてのメンテナンスを行いますが、測定からは交換部品も少なくて済むということであり、レースを行う我々にとっては嬉しいことなのです。

 

RSV4でレースをしていることで、「エンジンの耐久性はどうなの?」という質問を受けることがありますが、自信を持って、「かなり耐久性は高いです!」と自信を持って回答できます。

 

皆様、イタリア製ではありますが、ご安心ください!! m(__)m

 

ちなみにRSV4のエンジンは、少し前のMotoGPマシン「ART」と基本設計は同一。
「ART」は、RSV4のエンジンをベースとして、メーカーがチューニングしたエンジンを使用していたのです。

 

MotoGPマシンとベースが同じエンジンを積んだマシン、って希少なことですよね!

 

ここ、もっと多く方に知って欲しい、RSV4の大きな特徴です。

 

これまでのSBKでの大活躍にも関わらず、

日本では今一つ浸透してていない「アプリリアRSV4」。

 

もっと多くの方々に、アプリリアRSV4と、

そのマシンを走らせる我々の活動を知ってもらいたいですね!

 

では!