2017年 大晦日
スガイです。
ブログをご覧の皆様、
チームスガイと、ライダー須貝義行を応援していただいた皆様、
今年も大変お世話になり、ありがとうございました。
レーシングライダーとして、今シーズンも全力で走りました。
チームスガイとしても、関わったスタッフ共々、全力で活動いたしました。
なかなか上昇気流に持って行けないシーズンではありましたが、沢山の経験を重ねることが出来ました。
マシンへの理解も深まり、8耐でのイタリア人とのやり取りも深まりました。
アプリリアRSV4でのフル参戦も、来シーズンは勝負の3年目となります。
オフシーズンのテストではベストタイムも更新し、ようやく噛み合ってきた感触を得てきています。
来シーズンが楽しみです!
昨年の怪我の影響はもう殆ど問題ありません。
来シーズン、向上できる流れでレースを進めていけるよう、精一杯頑張ります。
また、サーキットでのインストラクターやアドバイザー、スクールの開催等を今年も行いました。
関わった皆様のご協力のおかげで、こちらも無事に終えることが出来ました。
ありがとうございます。
自分のレース経験の中で得られたことが何か役に立てられれば幸いです。
これからも引き続きの関わりをどうぞ宜しくお願いします。
それでは、皆様にとって、自分にとって、素晴らしい一年の始まりとなりますよう。
良いお年をお迎えください m(__)m
2017鈴鹿8耐 無事終了
スガイです。
今週から全日本の後半戦が始まるという時期ですが、
相変わらず雨ばかりの日々で、夏を楽しめませんね。
もはや半月前になってしまいましたが、
一年で一番の大仕事、鈴鹿8耐が無事に終了。
とにかく、無事に終えられてホッとしています。
関係者の多くも、一つの山を越えたと感じているところでしょう。
1978年から始まった鈴鹿8耐は、今回が40回目の記念すべき大会。
更に、世界耐久シリーズの最終戦として開催され、レースウイークでは数多くのイベントがあり、
自分のチームがエントラントととして、
自分が一人のライダーとして、
参加できた事はとても嬉しいことです。
お世話になった関係者の皆様のご協力のおかげです。
彼らはイタリアからの助っ人3人。強力な援軍!!
自分にとっては、今回が27回目の8耐でした。
初参戦は国際A級に上がった1989年、平成元年です。
その頃は、観客数がピークの時期。
翌90年の決勝日には16万人(74,000人であった今年の倍以上ですね)という観客数が記録されていました。
この数字に関してですが、その当時、今ではあまり話題に上がりませんがこんな噂がありました。
「実際は16万人を上回る観客が入り、正確に測れない観客数であった」、
「消防法や警察に配慮し、本当の観客数をサーキット側が発表できず、少なく修正して16万人であった。」というものです。
もちろん、今では確認も判断もつかない話です。
しかし、その当時の鈴鹿8耐がとにかく物凄い観客数であった、という事を表現する一つのエピソードだなと感じる噂です。
そんな噂があったほどの観客数ですから、
とにかく、レースウイーク中は物凄い数のオートバイや車がサーキット周辺に溢れかえり、サーキットの周りは大渋滞。
駐車場には、見渡す限りに物凄く沢山のオートバイが並んでいました。
8耐の参戦台数も数多く、約半数が予選落ちだったレースもありました。
スポンサーも数多く参入していましたので、予選終了後に不通過のチームが、スポンサーステッカーを予選通過したチームに貼って欲しいとお願いする、なんてことも見られた時代でした。(意味分かりますか?)
ピットBOXは今よりずっと狭く、今の3分の一くらいの広さでした。
台数が多いため、その狭い一つのピットに3チームが同居して、
狭いながらも譲り合って上手に活動していたと思います。
同居するチーム同士で色々工夫し合う面白さもありました。
今は広いピットを1台か2台で使えて、チームスイートやレンタルハウスを用意したり、ホスピタリティがあったりと、
エントラントとしてもライダーとしても、物凄く快適になりましたね。
その分、経費が掛かるのが悩みの種ではありますが。
さて、今回の8耐でも、少し自慢できる事を継続できました。
先に述べたとおり、自分は今回で参戦27回目になるのですが、
その全てでの「無転倒」を、今回も継続できたのです!
8耐に向けてのテスト、公式練習、予選、決勝を含めて、
これまでの転倒は一度もありません。
もちろん、転倒しそうになることは毎回あります。
「やってしまった!」なんて思うこともあります。
でも、幸い転ばずにやってこれました。
これは自分が集中できる環境を整えてくれる、
チームスタッフ全員の活動のおかげです。
これには心がけている事もありますが、
もし転んだら偉そうなことが言えないので、伏せておきます。
来年もまた、貴重な縁のあるメンバーで、
更に大きな支援を獲得して、もっと上位で完走!目指します!
過去最高位は6位なのですが、
その更新を目指して、頑張りたいですね!!
そして無転倒の継続も!
まずは今週末、全日本後半戦を頑張りますよ!
ではもてぎで!!(@^^)/~~~
apriliaRSV4 ③
スガイです。
アプリリアRSV4は、2009年に最初のモデルがデビュー。
リッタークラスのSSマシンとしては、もはや基本設計が最古参のマシンです。
しかし、車体やエンジン内部、電子制御を毎年細かくアップデートし、
単なる継続販売ではなく、其々のモデルで進化し続けてるのが大きな特徴です。
独特なデザインの外観も、時間の経過を感じさせませんね。
各モデルで、其々に個性的なカラーリングもRSV4の特徴です。、
我がRSV4のエンジンですが、
昨年の8耐ではAPRCと呼ばれるモデルを使用。
カタログでの出力は184HPでした。
今年は16年から発売された、RFと呼ばれるモデルを使用しました。
カタログ出力は201HPと、大幅にアップ!
我々のシャシ測定では、カタログ値以上の出力向上が計測されています。
我がマシンの鈴鹿8耐での冷却系は、ラジエターはノーマルのままで、小型のオイルクーラーを増設したのみ。
これは昨年のAPRCモデルから同じ仕様です。
昨年の8耐のAPRCエンジンでは、水温問題は発生しませんでした。
今年はRFエンジンでパワーアップしたため、当然、水温が上がることが予想されましたが、
今年の8耐の事前テストで記録した水温はAPRCモデルと同様。
そのため、ラジエターの大型化等の水温対策は特に追加せず、そのままの仕様での参戦を決定しましたが、
8耐本番でも全く問題はありませんでした。
RFモデルは大幅なパワーアップに対応して、エンジン内部の潤滑系を変更しています。
今回の8耐での経過から、その変更の効果が大きく、冷却面で大きく向上しているのは間違いない!ということになりますね。
また、より低粘度のオイルが適しているようです。
我々の鈴鹿8耐での使用オイルは、アプリリア純正指定となっている
「モチュール300V」のラインナップの中から、
APRCモデルのエンジンでは15W-50、
RFモデルのエンジンでは10W-40を使用しました。
其々、エンジンのパワー感、シフトフィーリング、そして長時間の使用による変化も確認しての決定です。
さすがに純正指定されているだけあって、使用感のマッチングはとても良好。各粘度の違いを試し、好みを選択できると更に良いでしょう。
もちろん、エンジンをバラして内部部品の消耗も確認していますよ!
ですので、 RSV4のオーナーの皆様!
エンジンオイルはアプリリア純正指定の
「モチュール300V」を安心してご使用ください。
自分が保証します!!!('◇')ゞ
さて、盆休み真っ只中ですが、
今週末にはもてぎで全日本が開催されます!
これまでも、これからも、しばらくは雨が続くという天気予報ではありますが、今回は2&4というお得な開催です!
皆様、是非もてぎに来てくださいね!!
(@^^)/~~~