はい、どーも!井上です!
関西を中心に精神医かつ産業医しています!
ラフな人生をめざしていきましょう(^^)
このブログでも
引きこもりの悩みを
記事にすることもあります。
たまたまなのか
ここ最近はリアルな相談でも
引きこもりの話をきく機会も
増えてきた印象がありますね。
引きこもりの解決には
ひとつの決まった解決方法が
あるわけではないので
一筋縄ではうまくいかずに
難しいとことがありますね。
結局のところ
1件1件の背景が異なるので
向きあい方も変わっていきます。
それでも
相談内容として
重複することがあります。
たとえば
『いつまで様子をみればいいですか』
という内容の悩みは多いですね。
そこで今回は
引きこもりという問題を
いつまで様子を見ていたらいいのか
についてお話しさせていただきます。
引きこもりの問題を
相談したときに
『しばらく様子をみましょう』
と言われるケースとしては
意外と
公的な場所での相談でも
起こりえます。
というのも
地域若者サポートステーションなどの
就労支援など現場で相談しても
本人がいないと相談に乗ることも
まず難しいのです。
職員も
話しを聞くことができても
本人からの相談ではない以上は
何も手出しができないこともあり…
結局
『しばらく見守ってみましょう』
としか言えなかったりします。
しかし、当然ながら
ただ、様子を見てるだけでは
ほとんどの場合で
何も変わりません。
さらに
NPOなども含めて
すでに色々な民間の支援団体に
お願いしている場合もあります。
ただ、それでも
傍からみてると
何か改善にむけて動いてるとおもえず
お願いしている支援団体に
話しを聞いてみると…
『とりあえず今は様子をみましょう』
とだけ言われるのです。
その言葉を信じて様子をみるも
やはり
何かに向けての動きもないし
『やっぱり病気ではないか?』
と、親が思って改めて精神科に
相談にくることもあります。
そのときに
話しを聞いていて思うのは
”お願いする支援団体を変更する”
という選択肢を持ってない人が
かなりたくさんいます。
これは病院とおなじで
『ここでは状態が変わらないなぁ…』
と感じたら
変更したらいいのです。
とはいっても
すぐに結果を出せる
支援団体は存在しないので
特定の支援団体と契約開始となってから
しばらくの時間が欲しいのが本音です。
それでも
様子を見れるのは
最長でも2年です。
2年以上様子をみているのに
まったく何も改善していないなら
支援団体を変更する方がいいです。
『2年でも長すぎだ!!』
という人もいるくらいなので
よっぽどの場合は1年半とかで
見限ってもかまいません。
また
今までに民間の支援団体などに
まったく頼ったことがないまま
ずっと家に引きこもっている子供の
様子をみている家族もいます。
このケースの場合は
以前の記事でもお話したように
支援団体が介入するのは
できるだけ早ければ早いに
こしたことはありません。
1つの目安としては
引きこもりがはじまってから
支援者が本人に接触するまでが
1年以内にしてほしいですね。
やはり
長くなれば長いほど
解決も難しくなってしまうので
家で様子をみれるのは
1年までと知っておいてください。
では、今日のおさらいです。
今回は
引きこもりの問題は
いつまで様子を見ていてOKか
についてお話しさせていただきました。
引きこもりの相談したとき
『今は様子をみましょう』
と言われることは
かなりたくさんあります。
もちろん
時期的に様子をみる時が
必要なこともあるでしょう。
プロの方々から
それを言われてしまうと
家族としては
忠実に待つことになるでしょう。
しかし
なかなか待つだけで
何も動かないならば
自然に解決していくのは
かなりレアなケースなのです。
とくに
すでに民間の支援団体に
相談しているにも関わらず
様子をみてるばっかりであったり
2年が経過しても
なにも変化がないようであれば
その団体とは相性が悪かったと考えて
変更することを考えてください。
ぜひ、この記事で
引きこもり支援のおける
『様子をみる』ことの期限の相場を
知ってもらえたらうれしいです ^^
では、今日はこのへんで!
See You Next Time Bye-Bye!!
【本日の参考記事】
=(超・超・超・大切なお知らせ… (*´ω`*) )=
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