はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

精神科医として活動していると

 

『子供が引きこもりなのだが

 

どうしたらよいか分からない』

 

というような相談を

 

親から受けることも


珍しくありません。

 

 

 

 

ただ

 

このブログでも

 

何度も伝えていますが

 

引きこもり=病気ではありません。

 

 

 

 

私の肌感で申し訳ないですが

 

病院に、引きこもりの相談に

 

家族がこられるケースのなかで

 

本当に医療が必要だと感じるのは

 

半分以下くらいしかありません。

 

 

 

 

ただ

 

それでも最初の窓口として

 

”病院”という場所は

 

まだ相談に行きやすいのは

 

とても理解できます。

 

 

 

 

ただ

 

病院や就労支援、行政では

 

なかなか対応が難しいとなれば

 

民間の支援団体に

 

頼るしかなくなることも多いです。

 

 

 

 

どのような

 

頼り方をすればいかは

 

以前の記事を参考にしてください⇓

 

 

 

 

ただ

 

その頼ってみた支援団体が

 

悪質な”引き出し屋”

 

である可能性もあるので

 

とても注意が必要です。

 

 

 

 

そこで今回は

 

”引きこもりを解消させる”

 

という名目で活動している

 

悪質な引き出し屋とは

 

どのようなものなのかについて

 

お話しさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

そもそも

 

あなたのなかで

 

引きこもりを解消させるイメージは

 

どのような感じでしょう。

 

 

 

 

大勢の大人が

 

本人の部屋に乗り込んで

 

強引に部屋から

 

引き出している映像を

 

思い浮かべたりしませんか。

 

 

 

 

たしかに

 

そのような支援団体が

 

メディアに取り上げられることもあるので

 

そのような支援の形こそが

 

引きこもり解消の正しい形だ

 

と思っている人もいます。

 

 

 

 

結論からいえば

 

これが”引き出し屋”です。

 

 

 

 

本人や周囲などに

 

生命の危機や危害の可能性が

 

迫っているなどの

 

緊急性の高い場合は別でしょうが

 

ほとんどのケースでは

 

引き出し屋の支援の形は

 

正しいとはいえません。

 

 

 

 

ただ


さきほどもお話ししたように

 

驚くことに、世間的には

 

『引きこもりを解消させるには

 

これが正しい形式ですね?』

 

って思われている節があります。

 

 

 

 

それはまだまだ

 

引きこもり支援に関しての情報

 

世の中に

 

知られてないからなのでしょう。

 

 

 

 

では、実際に

 

『引きこもり支援に関する

 

正しい情報は

 

どこで手に入れたらいいか?』

 

と思うのではないでしょうか。

 

 

 

 

これは

 

誤解を恐れずにいうと

 

現時点では

 

自分で情報収集するしかありません。

 

 

 

 

支援団体によって

 

方法は違ってきますが

 

民間業者の場合は

 

引きこもりを支援する方法として

 

主に通所、訪問、寮のパターンがあります。

 

 

 

 

そのパターンのなかでも

 

関わり方というのは

 

個々の団体で違ってくるので

 

その団体の話しを聞いてみたり

 

実際に始めてみないと分からないことも

 

割と多かったりします。

 

 

 

 

たしかに

 

どの業者がいいのか

 

情報を収集するために

 

行政が行っている

 

引きこもり地域支援センター

 

聞きに行くのも1つの方法です。

 

 

 

 

しかし

 

行政としては、実際に今まで

 

関わりのある支援団体しか

 

情報を持ってなかったりなので

 

かなり数がかなり限られています。

 

 

 

 

たとえば

 

親としては

 

『寮をつかった支援をお願いしたい』

 

と思っていても

 

行政としては、そのような団体とは

 

今までつながりがなく

 

紹介してもらえないことも 


珍しい話ではありません。

 

 

 

 

そのような意味でも

 

結局のところは

 

実際に自分の足をつかって

 

話しを聞いてみたりして

 

情報収集をあつめる必要があります。

 

 

 

 

ただ

 

インターネットなどを利用して

 

探したりするでしょうが

 

今度は

 

情報が多すぎる壁にぶつかります。

 

 

 

 

そうなってくると

 

『もう本当に


どこに依頼したらいいのか…』

 

と途方にくれるようになります。

 

 

 

 

すると

 

時間ばっかり経過するので

 

多少、強引であっても

 

『一発で解決してくれそう』

 

と感じるもの(引き出し屋)に


飛びついてしまうのです。

 

 

 

 

これが

 

正しい判断ではないのは

 

先程からお伝えしている通りですが

 

”支援の相場の形”を知らないと

 

つい、このような引き出し屋に

 

頼ってしまうことになるのです。

 

 

 

 

とくに

 

悪質な引き出し屋の場合は

 

強引に家からは引き出すものの

 

とても狭い部屋にほぼ監禁状態

 

最低限の食事だけ提供しているという

 

目も当てられないような環境に

 

連れ出されていることもあります。



 

 

引きこもりを改善させるための

 

本人に合わせた

 

トレーニングや支援は

 

一切、存在しないのに

 

ずっと親に高額な請求だけ続くのです。




当然ながら

 

そのような生活を続けるため

栄養状態もどんどん悪くなり

まるで別人のようにやせ細り

 

心身ともに悪化するリスクもあります。

 

 

 

 

本当に悪質な団体は

 

その状況を隠すために

 

親の方からの面会を希望をしても

 

『面会したら本人が


ホームシックになるからダメ!』

 

と本人の様子を

 

一切見せないことまであります。

 

 






では、今日のおさらいです。

 

 

 

今回は

 

”引きこもりを解消させる”

 

という名目で活動している

 

悪質な引き出し屋とは

 

どのようなものなのかについて

 

お話しさせていただきました。





支援の相場の形という

 

話しをしましたが

 

多種多様であるので

1つには絞ることはできません。




ただ

 

最終的な目的は

 

自分の部屋から出るだけではなく

 

自立した生活を送っていくことです。




もちろん

 

その目標達成には

 

それなりの時間がかかります。




民間の支援団体としては

 

最初の半年くらいは家に訪問して


時には

 

本人から強い拒否を受けながらも

 

粘り強く本人に接する時間をつくって

 

本人と心を通わしていくものです。

 

 

 

 

その結果として

 

ほんとにちょとずつでも

 

本人のなかで

 

『このままじゃまずいよな…』

 

という思いが大きくなってきて

 

一人暮らししてみようかなとか

 

寮に入ってみようかなとか

 

働いてみようかなとという

 

気持ちの変化が出てくるのです。

 

 

 

 

そこまで悪質ではなくても

 

安易に”一発解決”のような

 

引き出し屋を利用したところで

 

本人の心がついていかずに

 

自立に向けて動きだせないのは

 

明らかなのです。

 

 

 

 

引きこもりの解消の目的で

 

民間の支援団体を使うのは

 

決して悪いことではないですが

 

引き出し屋には十分に注意してくださいね。

 

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

【本日の参考記事】

 

 

=(超・超・超・大切なお知らせ… (*´ω`*) )=

 ⇓ ⇓ ⇓ ⇓

 

2022年5月30日 新刊を出版

 

『子育てで毒親になりそうなとき読んでほしい本

 

 

現在、下記で発売中!

 

①Amazon   

 

②楽天